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Twitter効果測定ツール、利用企業はわずか0.9%……BIGLOBEとイードが意識調査を実施

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自社でTwitterを活用した際の利用用途
  • 自社でTwitterを活用した際の利用用途
  • 自社でTwitterを活用した際の運用体制
  • 効果測定はどのように行いましたか
  • KPI(主要業績評価指標)設定
  • 効果測定の満足度
  • これからもTwitterを積極的に活用したいと思いますか
  • Twitterでの自社製品の評判が気になりますか
  • マーケティングにTwitterを利用する理由、期待することは何ですか
 「感°Report ツイッターデータ分析サービス」を運営するNECビッグローブ(BIGLOBE)とイードは7日、「企業のTwitter活用に関する意識調査」の結果を公表した。調査期間は9月8日~13日で、Twitterを業務で活用したことがあるビジネスマン545名から回答を得たもの。

 自社でTwitterを活用した際の利用用途について聞いたところ、全体では「一時的なキャンペーン利用」をあげたユーザが51.0%ともっとも多い結果となった。キャンペーン利用を用途にあげたのは特に電気・ガス・水道などに多く、逆に、ITサービスなどでは「継続的な広報・ユーザーサーポートなど」を用途にあげるユーザが多い結果となった。また運用体制について質問したところ、全体の58.2%が「1人でつぶやく」、40.4%が「複数担当が交代でつぶやく」と回答。その他(botなど)は1.4%だった。企業規模別では従業員1~10名の会社では89.8%が「1人でつぶやく」に対し、301名~1000名の会社では26.8%と、従業員の多い企業ほど、複数担当者によるチーム制で運用される傾向となっているが、従業員1000名以上の会社の場合、プロジェクト単位での活用も増えるためか、逆に1人でつぶやく担当が増える傾向にあった。

 「KPI(主要業績評価指標)設定は何にしましたか」(複数回答可)という質問について、全体で最も多かったのは「フォロー数」。特に情報システム関連に多く(70.1%)、マーケティング・宣伝・広報関連では「フォロー数」と「ツイート数(#タグorKW)」が同率(44.7%)となった。「売上/ 申し込み件数」については全体で19.4%となっており、売上げや業績に直結した評価をする企業は現在のところ少ないとのこと。

 「Twitterの企業活用について、効果測定はどのように行いましたか」という質問では、「測定ツールを使った」と回答した人はわずか0.9%。54.9%は「効果測定ツールを使わずに測定」、44.2%は「効果測定は行わなかった」と回答しており、Twitterの利用は進んでいる一方、効果測定方法は確立されていない実態が伺える結果となった。また効果測定の結果に対して、“満足している”(「とても満足」+「やや満足」)と回答したユーザは全体で38.9%と、4割近くにのぼることも判明した。「Twitterをこれからも積極的に活用したいと思いますか」という質問には、全体で82.9%が「活用したい」と答えた。また、「Twitterでの自社製品の評判が気になりますか」という問いについては、全体の57.8%が「気になる」と回答。電気・ガス・水道(76.0%)などの業種で気になる傾向が高く、医療・教育(43.6%)では、気になるユーザは半数以下に留まった。

 「マーケティングにTwitterを利用する理由、期待することは何ですか」(複数回答可)という質問について、もっとも多くの回答が集まったのは「PR効果」(74.9%)、続いて「バイラル効果」(36.9%)、「マスメディア対策としての役割」(20.6%)が続く結果となった。

 ちなみに他社のTwitter活用例で、うまい!と思う例があるかを聞いたところ、2位以下を大きく引き離し、@masasonこと「ソフトバンク」(孫正義氏)が1位となった。ソフトバンク(孫正義氏)はTwitterを使った自社マーケティング企画でコラボレートしたいアカウントでも1位に選ばれており、企業のTwitter活用の成功例として、広く認知されていることが伺える。

 「Twitterは来年以降も利用者が増えると思うか」という問いには、全体で73.4%の人が「増えると思う」と回答。年齢が上がるほど「Twitterは来年以降も利用者が増える」と思う傾向が強くなり、20代の65.6%に対し、60代以上では86.7%が「Twitterは来年以降も利用者が増える」と回答した。若い人ほどTwitterの今後を冷静に捉えていると、同報告は結んでいる。

見習いたいのは、ダントツで「@masason」ことソフトバンク孫氏

《冨岡晶》
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