「20mの長距離検出」を実現した労災防止センサが発売〜オムロン「セーフティライトカーテン」

2008年1月11日(金) 15時54分
セーフティライトカーテン 形MS4800シリーズの画像
セーフティライトカーテン 形MS4800シリーズ
セーフティライトカーテン 形MS4800シリーズの画像
セーフティライトカーテン 形MS4800シリーズ
 オムロンは11日より、20mの長距離検出を実現した光電式透過型センサ(セーフティライトカーテン)「形MS4800シリーズ」の発売を開始する。

 「セーフティライトカーテン」は、産業用ロボットや機械設備の危険個所での労働災害防止を目的として、作業員の人体検出に使われている光電式の透過型センサ。主に「進入、通過検知」用途に使用され、作業員の指、手、腕、脚など人体の一部が検出範囲に進入・通過した場合、それを検知し、機械やロボットを停止する。

 オムロンでは、1997年に国際安全規格適合のセーフティライトカーテンを初めて商品化してきたが、2007年4月の労働安全衛生法の改定で、機械・装置メーカによる機械本体への安全装置の組み込みだけでなく、機械のユーザによるリスクアセスメントの実施が法令化されたことを受けて、検出距離の向上を目指した。従来のセーフティライトカーテンは、検出距離が最大9mであったため、大きな機械の場合、複数台を使って囲う必要があった。

 今回発売の「形MS4800シリーズ」は、投受光光学系と回路系の最適化設計により、検出距離を従来比2倍以上の20mまで伸ばすことに成功、今後さらに増加することが予測される長距離検出の必要な防護アプリケーションを実現している。従来品では2台のセーフティライトカーテンを1面毎に設置する必要があった場合も、光量減衰率が10%程度の反射ミラーで光線を90度折り曲げることで、1台のセーフティライトカーテンで2側面を同時に防護できるようになった。

 またセンサ本体に、光軸1つ1つに入遮光状態を示すLED表示灯(個別光軸表示灯)を装備。これにより検出幅の長いセーフティライトカーテンでも、どの場所が位置ずれしていて光軸が合致していないのかが一目で判断できるようになった。

 基本機能のみのベーシックタイプとブランキング機能、ミューティング機能を内蔵するアドバンスドタイプがあり、価格はオープン価格(専用ケーブル、プログラミング診断モジュール、反射ミラー、ミューティングターミナルなど別売)。年間5000台の販売を目指す。
《冨岡晶》
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