パネラーは米国CDT (Center for Democracy and Technology)のAri Schwartz氏、警察庁生活安全局の安部真技官、「abcdefのワンクリウェア試験記録」管理人の高橋勇人氏。モデレータはBBAセキュリティ専門部会の野々下幸治氏(ウェブルートソフトウェア)が担当した。
しかし現実には、このような詐欺まがいのサイトが横行しているのが状況だ。野々下氏はAri Schwartz氏に対して、米国ではスパイウェアは違法のものと認識されつつある点を確認し、「詐欺的な行為をどのように解決していけばよいのか」と問いかけた。Ari Schwartz氏は、インターネットのセキュリティ問題に関して、米国政府・議会に提言を行う非営利団体CDT (Center for Democracy and Technology)の副局長を務めている。インターネット上の詐欺、偽装、不正商行為であるスパイウェアについて、統一した定義やスパイウェア対策製品のガイドラインを策定した。また同氏は、政府・議会への提言を行い、米国スパイウェア法案制定の中心的役割を演じたオピニオンリーダーでもある。