
DataBee株式会社(本社:東京都新宿区、以下当社)は、2026年8月3日、企業内に散在する業務データを統合・標準化し、高品質なデータとして活用できる状態に整えるデータハブプラットフォーム「DataBeeプラットフォーム」の提供を開始しました。
本プラットフォームは、システム同士を1対1でつなぐ従来型の発想ではなく、ODS(Operational Data Store/データ格納庫)を中央に据えた「ハブ&スポーク型」アーキテクチャを採用。「つなぐ・ためる・整える」の3つを1つの基盤で実現し、データ連携の複雑化と保守コストの肥大化という構造的な課題の解消を目指します。
サービスサイト:https://www.databee.jp/pflp/
■ 開発の背景:連携すればするほど、データが「負債」になる
業務ごとに便利なSaaSや業務システムを導入した結果、多くの企業で次のような状況が起きています。
- データのスパゲッティ化:連携先が増えるたびに構造が複雑化し、どれが最新の「正しいデータ」か分からなくなる
- データのサイロ化:システムごとに項目の名称も型も異なり、統合しようとすると膨大な突き合わせ作業が発生する
- コストと時間の増大:仕様が変わるたびにバッチをスクラッチ開発し、設計・実装・テストの工数が積み上がる。属人化した処理はブラックボックス化する
こうした課題に対して一般的に用いられるETL/ELTツールやiPaaS、あるいは個別のスクラッチ開発は、いずれも「1対1でつなぐ」という点では同じ構造を持っています。つなぎ先が増えるほど連携の本数は膨れ上がり、その1本1本が保守の対象になります。
さらに近年は、AI活用の観点からも問題が顕在化しています。最適化されていないデータはAIにとってノイズであり、ハルシネーションの原因にもなります。データは、つなぐだけでも、持っているだけでも意味がありません。
当社は、必要なのは「つなぎ方そのものを変えること」であると考え、本プラットフォームを開発しました。
■ DataBeeプラットフォームの特徴
特徴1:データを「ためる」仕組み(ODS)を中央に持つハブ&スポーク型
市場にあるデータ連携ツールの多くは、データを繋ぐ仕組み(パイプライン)に特化した、いわば「土管型」です。データを蓄積する仕組みを持たないため、データは通過するだけで資産として残りません。
DataBeeプラットフォームは、ODSを中心に据えたデータ連携基盤です。各システムはハブとのみ接続するため、接続するシステムが1つ増えても連携パスが指数的に増えることがなく、システム間の依存関係も排除されます。散らばったデータを一度中央に集約し、高品質で使いやすい状態に整えてから各システムへ配信します。
特徴2:「正のデータ」を担保する4段階のバリデーション
業務上の正しさが担保されたデータを、当社は「正のデータ」と呼んでいます。本プラットフォームは、単なる型チェックにとどまらない多層的な検証を行い、検証を通過したデータのみをODSに格納します。
- スキーマチェック(JSON Schemaによる形式検証/共通機能として標準搭載)
- 整合性チェック
- クロスリファレンス(マスタとの突合など)
- 業務ルールの適用
2~4は、業務に合わせた検証ステップとして段階的に組み込むことが可能です。エラーと判定されたデータはエラー内容つきで管理され、正常なデータのみを後続の連携に流すフィルタリングが行えます。これにより、会計システムやAI学習にも耐えうるデータ品質を担保します。
特徴3:開発者に特化した、ローコード×プロコードの設計
一般的な汎用データ連携ツールは、エンドユーザーが手軽に扱えることを重視した設計である一方、その裏返しとして、開発者による細かな制御や拡張がしづらい構造になりがちです。そのため、連携項目が多い、画像処理や差分処理が必要といった、複雑・大量のデータ連携は不得手とされてきました。
本プラットフォームは、システム間データ連携を構築するのは開発者であるという前提に立ち、開発者向けに特化した作りにしています。
- ワークフローの定義には、多くの開発ツールで採用されているYAML形式の宣言的な設定を採用。学習コストを抑えながら柔軟な設定が可能です
- 汎用的な処理はプラグイン(ジョブステップ)としてテンプレート化し、再利用できます
- マッピングなど個別要件が強い処理のみをプログラムとして実装し、新たなジョブステップとして登録できます
これにより、ノーコード製品では対応が難しい複雑なデータ変換や個別業務ロジックにも対応でき、システムの制約に業務を合わせる必要がありません。
特徴4:標準化を強制しない、柔軟なデータ保持
共通モデルへの標準化は強制しません。全社横断で分析したいデータは業界標準・独自の共通フォーマットへ変換して格納し、バックアップや特定用途のデータは任意形式(生データ)のまま保持できます。両者を組み合わせたハイブリッド運用も可能です。既存の業務フローを尊重することで、現場の負担を最小化しながらデータ統合を進められます。
■ 主な機能

ワークフロー自動化・スケジュール実行「ワークフロー → ジョブ → ジョブステップ」の3階層で処理を構造化。cronによる日次・週次・月次の実行に加え、ワンクリックでの即時実行にも対応

フローデータ管理(ODS)・業種別スキーマ定義JSON Schemaベースでデータ構造を定義。標準フォーマットの追加・編集が可能

実行モニタリングダッシュボード実行件数・成功/エラー件数・平均実行時間をリアルタイムに可視化。エンジニア以外も連携状態を確認可能

マルチテナント・ユニット管理テナント(企業)ごとにアクセス制御されたデータ分離。配下のユニット(部門・店舗)単位でワークフローやメンバーを独立管理
このほか、エラー検知・通知、自動リトライ、実行履歴の記録(トレーサビリティ)、重複実行防止、ファイル操作(圧縮・解凍・文字コード変換など)、テスト支援といった、止められない業務を支えるための機能を備えています。
対応するデータ形式・連携方式
- ファイル形式:CSV、JSON、Excel、画像などのバイナリファイル
- 連携方式:Amazon S3、FTP/FTPS、SFTP、API連携、メール連携(標準プラグインとして提供)/MySQLへの直接接続プラグインも用意
- データ加工:文字コード変換(UTF-8/Shift_JIS)、CSV⇔JSON変換、ファイルの圧縮・解凍
- 連携方式:全件連携・差分連携のいずれにも対応
実行基盤
AWS上のマネージドサービスを利用したサーバーレス構成(AWS Fargate/AWS Lambda)です。レコードをチャンクにまとめて並列処理する方式を共通化しており、約1億レコード規模のバッチ処理を想定しています。通信の暗号化に加え、保管するデータ(ストレージ)も暗号化しています。テナント専用のAWSアカウントによる分離構成(シングルテナント構成)にも対応可能です。
■ 期待される効果
共通処理の汎用化とサーバーレス基盤の活用により、以下の効果を見込んでいます。
- バッチ処理時間:75%削減(サーバーレス+チャンク化による並列処理)
- 開発工数:最大2/3削減(従来6ヶ月規模の構築 → 約2ヶ月)
方式設計を共通化しているため、個別に作成すべき箇所は業務ルールに応じた変換ロジックのみとなり、それ以外の約60%を共通化できます。削減した工数は、コア業務へのリソース集中や新規施策の早期立ち上げに充てていただけます。
※上記数値は、サーバーレス構成とチャンク化による並列処理、および共通処理の汎用化に基づく理論値からの概算(推計値)であり、実際の数値を確約するものではありません。大量データによる検証は追って実施します。
■ 想定ユースケース
- Customer 360:CRM・MA・サポートシステムのデータを名寄せし、顧客の動きを統合的に可視化
- サプライチェーン最適化:受発注・在庫・物流データを一元管理し、リアルタイムな在庫最適化を実現
- AI/BI基盤の整備:AI分析のための「きれいなデータ」を準備し、Garbage In, Garbage Out を防ぐ
- そのほか、製造・品質データの統合、サブスクリプションビジネスの運用データ統合、外部SaaS(会計/業務/管理システム)との双方向連携 など
業種ごとの標準データフォーマットを追加・拡張できる汎用設計のため、業界を問わずご利用いただけます。
■ 提供価格・お問い合わせ
料金は、連携するシステムの数や規模、必要な機能によって異なります。導入のご相談、料金プラン、PoCの実施可否については、以下よりお問い合わせください。
- サービスサイト:https://www.databee.jp/pflp/
- よくある質問:https://www.databee.jp/pflp/faq/
- お問い合わせ:https://www.databee.jp/pflp/pf-contact/
■会社情報・製品解説
■不動産業務支援プラットフォーム「みらいえ」について

「みらいえ」は、不動産専門のホームページ制作・物件管理・顧客管理を一気通貫で支援する不動産DXプラットフォームです。物件入力からポータル出稿、自社サイトでの集客、反響の追客、成約までの一連の業務を、AI・ビッグデータの活用によって効率化・自動化します。
導入実績は300社以上・4,000店舗以上にのぼり、現在も月20~30社のペースで拡大しています。不動産仲介・売買実績TOP30のうち15社が導入するなど、業界をリードする企業からも選ばれています。主要ポータルへの正常出稿率は99.99%、物件入力作業は約70%削減を実現し、「ITをもっとやさしく」を体現する実用性の高さが評価されています。
▼みらいえ 公式サイト
https://miraie-net.com/
■掲載5製品の概要
- 不動産物件管理システム「みらいえ」:数百項目のうち400項目以上をワンクリックで自動入力し、物件登録を約30分から10分程度に短縮。賃貸・売買あわせて40を超えるポータルに連動し、公正取引協議会規約や各ポータルの入力ルール準拠を自動判定します。
https://miraie-net.com/system/
- 不動産専用顧客管理システム(CRM):30サイト以上の反響を自動取込し、AIが顧客の温度感に合わせて物件提案・追客メールを自動送信。メール・LINE・SMS・Zoomに標準対応し、来店・成約率の向上を支援します。
https://miraie-net.com/customer/
- 不動産ホームページ制作:レスポンシブ・最新SEOに対応したテンプレート版/WordPress版/APIオリジナル版の3プランを用意。物件自動取込・物件LP自動生成・Googleリスティング広告の自動出稿などで、自社集客と反響を最大化します。
https://miraie-net.com/function/
- みらいえ360(パノラマ・VR):撮影→アプリ登録→公開の簡単3ステップで、現場から最短5分でVRコンテンツを公開。間取り図連動やウォークスルー表示にも対応します。
https://miraie-net.com/360/
- バーチャルホームステージング:高精細CGで「家具置き」「家具消し」に対応。静止画1枚7,000円~、最短3営業日で納品し、低コストで物件の訴求力を高めます。
https://miraie-net.com/virtual_staging/
■DataBee株式会社について

DataBeeは、「ITをもっとやさしく」をミッションに掲げ、不動産業界のDXを推進するテクノロジー企業です。高度な情報技術をやわらかく解きほぐし、誰もが直感的に使えるシステムの提供を目指しています。不動産業務支援プラットフォーム「みらいえ」シリーズを中核に、AI・ビッグデータを活用したマイクロサービスを18件以上開発。2025年には「画像素材提供方法、画像素材提供システム及びプログラム」に関する特許(特許第7680227号)を取得するなど、独自技術の開発にも注力しています。
会社名:DataBee株式会社
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目17番地17 渡菱ビル1F
代表者:酒谷信佳
設立:2000年12月
事業内容:不動産特化型のホームページ制作・管理システム「みらいえ」の開発・提供、AI(人工知能エンジン)開発、システム受託開発
コーポレートサイト:https://www.databee.jp/
みらいえ 公式サイト:https://miraie-net.com/
■本件に関するお問い合わせ先
DataBee株式会社 広報担当:伊澤
TEL:03-3209-2750(受付時間 10:00~19:00/土日祝定休)
お問い合わせフォーム:https://www.databee.jp/contact/
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