
メタバース(Reライニング工法)
株式会社鴻池組(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:渡津弘己)は、トンネル更新工事における独自工法「Reライニング工法」をメタバース上で体験できる空間を、株式会社ファンタスティックモーション(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役社長:八木沢侑)と共同で構築しました。2026年7月15日(水)より一般公開しています。
インターネット環境があればどこからでも、利用者がアバターを操作しながら施工手順や設備の仕組みを自由に見学できます。従来、専門技術者以外には理解の難しかったトンネル更新工事を、学生や一般の方にもわかりやすく伝えることを目指します。そして、日本が今後直面するインフラ維持管理の重要性を広く社会へ発信します。
鴻池組メタバース URL
iOS版
https://apps.apple.com/us/app/konoike-metaverse/id6741889991
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.konoike.metaverse&pcampaignid=web_share
取り組みの背景
「Reライニング工法」は、供用中のトンネルを通行止めにせず更新できる鴻池組独自の技術です。インフラの老朽化が深刻化する日本において、その社会的価値は極めて高いものの、実際の施工現場を一般の方が目にする機会はほとんどありません。
一方で鴻池組は、2022年よりメタバース技術の検証・活用を開始しています。2025年3月には、国登録有形文化財である鴻池組旧本店をはじめとした施設を「KONOIKE METAVERSE」として一般公開しました。
今回、従来の取り組みをさらに発展させ、中核的な施工技術の紹介・体験コンテンツとして「Reライニング工法」を選定しました。鴻池組のDX推進担当者や土木技術者と、メタバース開発パートナーである株式会社ファンタスティックモーションが連携し、企画から公開まで一貫して取り組んだものです。
メタバースにおける体験コンテンツの概要・特長

従来の見学会とメタバース空間の比較

本取り組みの社会的意義
日本では今後、高度成長期に整備された多くのインフラが一斉に更新時期を迎えます。しかし、維持管理・更新工事がどのように行われているのか、一般の方にとって「見えにくい分野」「理解しづらい分野」であることが少なくありません。
本取り組みは、インフラ維持管理の様子をわかりやすく可視化・発信することにより、建設業界への理解促進、将来の担い手育成、そして社会全体のインフラリテラシー向上に貢献することを目指しています。また、現場見学の地理的・時間的制約を取り除くことは、建設業における働き方改革やDX推進につながります。さらに、さまざまなご事情により現場見学会へ来場することが難しい学生や一般の方にも、情報にアクセスしていただきやすい環境を整えることにもつながります。

今後の展望
このたびはまずReライニング工法のメタバース体験空間を整備しましたが、今後は鴻池組が保有するさまざまな施工技術やDX技術を対象に、順次メタバース展開を推進してまいります。また、BIM/CIMモデル・点群データとの連携による更なるリアリティの向上や、施工シミュレーション機能の追加により、教育・研修・遠隔協議にも活用できるプラットフォームへの発展を目指します。中長期的にはデジタルツインとの連携も視野に入れており、インフラの維持・更新に関わるあらゆるステークホルダーにとって有用なデジタル基盤の構築を目指してまいります。
参考:用語説明
◎ Reライニング工法とは
道路トンネルの老朽化対策として鴻池組が独自に開発した工法。供用中のトンネルを通行止めにせず、老朽化した覆工を切削し、内側に新たなライニング(覆工)を施すことでトンネルを更新できることが最大の特長です。社会インフラを維持しながら工事を実施できるため、交通への影響を最小限に抑えられます。
詳しくはこちら(https://www.konoike.co.jp/solution/detail/003200.html)をご覧ください。
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