ゴールドRWAトークンを担保としたDeFi型オンチェーン・レンディングをアウラムが実施 ~金価格データの異常を自律的に検知・遮断するAIエージェントも開発~ - PR TIMES|RBB TODAY
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ゴールドRWAトークンを担保としたDeFi型オンチェーン・レンディングをアウラムが実施 ~金価格データの異常を自律的に検知・遮断するAIエージェントも開発~

金庫から動かさない金インゴットの所有権を担保に、暗号資産の借り入れを技術実証し、連携先募集。金価格の「オラクル問題」に挑む自律AIエージェントも稼働。AUTON Demo Day 2026で発表!

株式会社アウラム(本社:東京都中央区、代表取締役:福田和博、以下「アウラム」)は、実物資産の所有権の移転や担保設定の状況を、現物を動かさずにブロックチェーン上で記録し、保有者のプライバシーを保護しつつ第三者が独立に検証できるようにする「動産デジタル台帳」を開発するスタートアップです。金インゴット(地金)等の動産の所有権の帰属をブロックチェーン上のNFTで記録・管理する、自社開発の動産デジタル台帳プラットフォーム「AURAM」を活用し、当該所有権NFTを担保として暗号資産(WAVAX)の貸し付けを行うDeFi型オンチェーン・レンディングの技術実証(PoC)を実施したことをお知らせいたします。
本PoCは、AIエージェントとDeFi(分散型金融)の融合をテーマとするアクセラレーションプログラム「AUTON Agentic Economy Accelerator Program 2026」の採択プロジェクトとして実施したものであり、7月13日(月)開催のデモデイにおいてその成果を発表いたします。アウラムは本技術基盤の事業化に向けて、ゴールドRWAトークンを担保とした日本円やステーブルコインの融資に取り組む金融機関、および暗号資産レンディングで連携する事業者の募集を開始いたします。



■ 本リリースのポイント
- 金インゴットの所有権を担保とするオンチェーン・レンディングの仕組みを実証:民法第184条「指図による占有移転」を用いた金インゴットの担保設定から、その所有権NFTを担保とした暗号資産(WAVAX)の貸付・返済・担保解除までの一連のサイクルを、現物を金庫から動かさないままパブリックブロックチェーン上に実装・記録しました。
- 金価格の「オラクル問題」を検知・対処するAIエージェント「Oracle Guardian Agent」を開発:価格オラクルの異常を人間の介在なしに監視・遮断する自律型AIエージェントを、自社の金インゴット売買プラットフォーム「KINGOT」デモサイト上で稼働させました。AUTONが掲げるAI×DeFiの具体的な実装例です。
- 事業化に向け、連携先の募集を開始:金インゴットを担保とした日本円建て融資に取り組む金融機関、暗号資産のレンディングを営む事業者との連携を募集します。

背景
ゴールドは過去5年間で価格が約4倍に上昇し、安全資産としての需要が世界的に高まっています。その一方で、保有する金インゴットの価値を活用する手段は乏しく、これを後押しするRWA・オンチェーン金融の制度環境は急速に整いつつあります。本PoCは、この「眠れる資産」と「政策的な追い風」が重なる地点で実施したものです。
金インゴットの価値はなぜ眠ったままなのか?
世界的なインフレの長期化により、保有する現預金の実質的な価値が目減りするリスクへの懸念が高まっています。インフレに強い実物資産である金はそのヘッジ手段として改めて注目されており、資産管理法人や事業法人が金インゴットを保有するケースも増えていますが、保有中の資産価値を活用する手段は限られています。売却すれば法人税上の譲渡益課税が発生し、含み益を実現させることなく資金調達に活かしたいというニーズに応えられません。不動産には登記制度があり、担保設定や権利移転が制度的に整備されていますが、金インゴットのような動産にはそうした公的登記制度が基本的に存在しません。そのため、金融機関がABL(動産担保融資)を提供する際にも、担保物の特定・評価・継続管理に大きなコストがかかり、審査や手続きの負担から中小規模の法人にとっては利用のハードルが高い状況です。
RWAトークンとオンチェーン金融:政策的な追い風
RWA(Real World Assets)とは、不動産・貴金属・債券などの実物資産をブロックチェーン上でトークン化し、デジタル上で取引・管理・担保活用を可能にする概念です。世界的に市場は急成長しており、現状は債券・不動産が牽引していますが、換金性と価格透明性に優れたゴールドを裏付けとするRWAトークンも、今後の拡大が期待されます。
日本においても、自由民主党デジタル社会推進本部が2026年5月に取りまとめた提言「デジタル・ニッポン2026」(https://www.jimin.jp/news/policy/213248.html)を構成する「次世代AI・オンチェーン金融構想PT」の提言において、オンチェーン金融の推進とRWAトークン化による資産運用立国の強化が掲げられています。同提言では、トークン化されたRWAを担保としたオンチェーン融資を通じ、アセットとカレンシーの連結性を高めていく方針が示されています。また、2026年6月に公表された「経済財政運営と改革の基本方針2026(骨太の方針2026)」の原案においても、「オンチェーン金融の推進」が明記されています。
本PoCは、こうした政策の方向性に沿う、RWA担保型オンチェーン融資の具体的な技術実証に該当するものです。金インゴットは、市場価格が常時公開されて価格評価が客観的かつ明確であり、世界共通の市場で換金性も高い実物資産であることから、これを対象とする本PoCは、RWAトークンによるオンチェーン金融の社会実装を一歩前に進めるものと考えています。
AURAMプラットフォームの概要
AURAM(アウラム)」は、金インゴット等の実物資産の所有権を、ブロックチェーン上の譲渡制限型NFT(ERC-721を参照した独自実装)として記録・管理する「動産デジタル台帳」プラットフォームです。民法第184条「指図による占有移転」をオンチェーン実装することで、金庫内に保管した金インゴットを物理的に動かすことなく、その所有権のみを安全に移転できる仕組みを構築しました(特許出願中)。記録されたNFTはパブリックブロックチェーン(Avalanche Fujiテストネット)上で誰でも閲覧・検証が可能です。

動産デジタル台帳プラットフォーム「AURAM」の占有代理人ダッシュボード

本PoCは、金インゴットの所有権の帰属を記録したAURAMのNFTをスマートコントラクト上でロック・解除することで、現物を動かさずに担保の設定・解除の過程を実装・記録する、当社として初めての取り組みであり、その技術基盤を売買から担保・レンディングへと発展させたものです。なお、2026年6月に発表した以下のプレスリリースでは、顧客が所有権(物権)を保持し続ける特定保管型の法的構造や、個体識別ハッシュ値のみをオンチェーンに記録するプライバシー設計など、プラットフォームの詳細を説明しています。あわせてご参照ください。

金インゴットを金庫から動かさずに所有権を移転する売買の技術実証をアウラムが実施 ~取引・保管パートナーの募集を開始~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000180175.html



AUTONプログラムへの参加と「AUTON - Agentic Economy Accelerator Program - Demo Day」のご案内
アウラムは、SMBC日興証券株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)、Fracton Ventures株式会社、株式会社Next Finance Tech、Prime Beat株式会社の5社が共同で主催する「AUTON Agentic Economy Accelerator Program 2026」(https://www.auton-program.com/)に採択され、約3ヶ月間にわたり、メンターの支援のもと技術開発と事業検証を進めてまいりました。同プログラムは、分散型金融(DeFi)と人工知能(AI)の融合による新たな経済圏の創出を目指すアクセラレーションプログラムです。
来週7月13日(月)開催のデモデイにおいて、本PoCの詳細なデモンストレーションおよびアウラム代表 福田によるプレゼンテーションを行い、その成果を発表いたします。事業化に向けた連携についての個別相談も承ります。金融機関・暗号資産関連事業者の皆様のご来場をお待ちしております。

技術実証(PoC)の概要
実証の目的
金インゴットの所有権を担保とし、その帰属を記録したNFTを用いて、現物を金庫から動かさないまま暗号資産(WAVAX)の貸し付け(レンディング)を実行しました。主眼は、担保の設定・貸付・返済・担保解除という一連のサイクルを、ブロックチェーン上に改ざん困難かつ第三者検証可能な記録として実装・再現できる点の確認です。本PoCでは、アウラムが当該金インゴットを所有しているとの前提で行った技術的・法的構成の検証であり、現物所有権の移転や法的に有効な担保権設定は伴いません(WAVAXは実際にオンチェーンで授受)。技術検証のため、当社代表・福田和博が代表を務める2法人(株式会社ハンズオン=貸し手、株式会社アウラム=借り手)の間で実施した第一段階であり、今後は資本・経営上の関係を持たない第三者を交えた検証を進めます。
取引の流れ
金庫に保管した100gの金インゴットを動かさないまま、民法第184条「指図による占有移転」に基づく担保の設定を再現しました。

「指図による占有移転」(民法第184条)に基づく取引の流れ

所有者(借主)の指図と担保権者(貸主)の承諾をそれぞれブロックチェーンに記録し、ASSET NFT(譲渡制限型の独自実装)を担保として差し入れ、ステータスを「担保設定済」に更新してスマートコントラクト上にロック。価格確認を経てWAVAXの貸し付けを実行し、担保提出・貸付・返済・担保解除の一連のサイクルをパブリックブロックチェーンに記録しました。WAVAXは実際に授受していますが、担保とした金インゴットの現物所有権は移転していません。

※ 本PoCで登録・公開しているインゴットの画像、および製造者名・シリアル番号等の刻印情報は、いずれもデモンストレーション用のサンプルであり、特定の実在する製造者の製品を示すものではありません。本番サービスにおける実物の登録では、登録対象となる現物そのものの写真・刻印情報を用います。
自律AIエージェント「Oracle Guardian Agent」を開発
金インゴットの売買や担保融資は、いずれも「価格が正しく取得できていること」を大前提とします。価格オラクルが故障・停止・異常値を示したまま取引が継続すると、担保評価を誤り、利用者に損害を与えかねません(ブロックチェーンの「オラクル問題」)。アウラムは、この根幹リスクを人間の介在なしに監視・遮断する自律型AIエージェント「Oracle Guardian Agent」を開発し、自社が運営する金インゴット売買プラットフォーム「KINGOT」デモサイト上で稼働させました。その価格照合(監視)の状況は、公開ページ「オラクル乖離モニタ」でどなたでもリアルタイムにご確認いただけます(ログイン不要)。
公開ページ「オラクル乖離モニタ」https://kingot.auram.co.jp/oracle

公開ページ「オラクル乖離モニタ」

主な機能(抜粋):
- 価格オラクルの安全装置:金価格を Twelve Data(リアルタイム)と Chainlink XAU/USD(オンチェーンの価格フィードを参照)で常時突合し、乖離や更新停止を検知すると価格確定・売買を自動停止し、安全が確認されるまで停止を維持。
- LLMによる原因の自律調査:停止時にAI(Claude Opus 4.8)が各価格ソース・RPC・チェーン稼働状況・Web検索を自ら調べ、原因を分類(本物の急変動/フィード故障/API・RPC障害 等)して個別レポートを生成。
- 執行=ルール/判断・説明=LLM のハイブリッド設計:金融のサーキットブレーカーにAIの非決定性を持ち込まず、「止める・戻す」安全弁は決定論ルール、原因究明と説明のみをAIに委ねる。
- ガードレール付き自動再開:条件回復時、低リスクは自動再開、高リスク(曖昧・故障等)は人間の承認を必須化。

すべての判断は推論ログ・監査ログとして記録し、説明責任と事後検証に備えています。本機能は、アウラムが目指す「実物資産を担保とするオンチェーン金融」の信頼性を支える基盤技術のひとつであり、AUTON が掲げる AI×DeFi の具体的な実装例です。
NFTおよびスマートコントラクトの閲覧方法
本PoCで担保の設定から解除までを記録したAURAM動産台帳上のNFTの状態は、以下の公開ページから、どなたでも閲覧・確認いただけます。
- 「AURAM 動産デジタル台帳 - 公開ステータス」:https://auram-poc.auram.co.jp/status
- 第三者検証ガイド(誰でも独立に検証できる手順):https://auram-poc.auram.co.jp/verify


AURAM 動産デジタル台帳 - 公開ステータス

NFTには、製造者・シリアル番号・重量刻印・品位刻印・写真ハッシュの5要素から算出した個体識別ハッシュ(identificationHash)がオンチェーンに記録されます。原本(シリアル番号・原本写真等)は許可制レジストリで管理し、公開されるのは実名と結びつかないウォレットアドレスとハッシュのみ。担保ロック・返済・担保解除を含む全トランザクション履歴が改ざん困難な形で公開されています。
規制対応
暗号資産(AVAX)の貸し付けは、貸金業法上の「金銭の貸付け」には該当しないものと整理しています。また、AURAMで発行するNFTは、スマートコントラクトにより譲渡が制限されており、プラットフォーム外での自由な移転や二次流通はできない設計です。この譲渡制限型の設計は、KYC済アドレスと移転制限付トークンに参加を限定する規制対応型のオンチェーン金融(DeFi-R/CeDeFi)の方向性とも整合します。本NFTは所有権の帰属を記録する「動産デジタル台帳」上の記録であり、NFT自体が取引の対象となるものではありません。
この点について、当社は、金融庁FinTechサポートデスクに相談し、当社の説明を前提とすると、本NFTは集団投資スキーム持分又は暗号資産にも該当しないと考えられる旨の見解をいただいています。
連携先の募集:事業化に向けたパートナーシップ
本PoCを通じて、ゴールドRWAトークンを担保資産として活用する技術的基盤の有効性を確認しました。アウラムは事業化に向けて、以下の領域で連携先の募集を開始いたします。
金融機関との連携:金インゴットを担保とした日本円融資
金インゴットを対象とした日本円建ての担保融資(ABL=動産担保融資)において、各種の担保方式に応じ、AURAMの動産台帳を担保管理の基盤として活用いただくことを提案します。改ざん困難で第三者検証可能な所有権・担保状態の公示と、提携金庫での厳格な現物管理を組み合わせ、従来の課題であった担保の特定・評価の困難さや、二重担保防止を含む管理コストの低減に貢献します。
将来的には、JPYC・JPYSC等の日本円建てステーブルコインを貸付対象とするオンチェーン日本円融資も視野に入れ、発行体・関連事業者との連携も歓迎します(日本円建て貸付は貸金業登録等が必要なため本PoCには含めず、事業化フェーズで遵守体制を整えて取り組みます)。
暗号資産関連事業者との連携:RWAトークン担保による暗号資産レンディング
ゴールドRWAトークンを担保とした暗号資産レンディングの事業化に向けて、暗号資産関連事業者との協業を模索しています。アウラムが発行したブロックチェーン上の所有権NFTを標準的な担保資産として利用可能にすることで、暗号資産市場に実物資産の裏付けを持つ新たな担保カテゴリーを提供いたします。なお、アウラムは自ら暗号資産を発行せず、中立の物権・担保レイヤーに徹し、第三者が発行する規制対応トークンと接続する方針です。

上記いずれの分野においても、協業にご関心をお持ちの事業者様からのお問い合わせをお待ちしております。詳細は7月13日のデモデイ会場でもご説明いたします。
代表者プロフィール
代表取締役 福田 和博(ふくだ かずひろ) https://www.auram.co.jp/representative.html
東北大学大学院情報科学研究科においてマルチエージェントAIの研究に従事した後、株式会社東芝、ソニー株式会社を経て起業。以降、自ら立ち上げた事業を3度にわたりM&Aで売却してきた連続起業家。
事業経営の傍ら、個人投資家として不動産・株式・エンジェル投資に加え、金インゴットをはじめとする実物資産への投資を続ける中で、流動性の低さ・来歴の不透明さ・担保活用の困難さといった数多くのペインを実体験。「この未解決課題を、技術とビジネスの力で必ず解消できる」という確信のもと、2026年に株式会社アウラムを創業。
株式会社アウラム 会社概要
企業理念:「信頼を、創造する。眠る実物資産を、手放さずに活かせる世界へ。」
金(ゴールド)をはじめとする実物資産の確かな価値は、「安全」と引き換えに金庫の中で眠りがちです。アウラムは、現物を金庫から動かすことなく、その所有権と担保の状態を改ざんできない動産デジタル台帳に記録し、保有者のプライバシーを守りつつ、金融機関など認められた第三者が必要なときに真正性を検証できる信頼の基盤を築きます。一度築いた信頼はモノに寄り添い続け、眠る実物資産は、手放さないまま安心して取引でき、担保として活かせる資産に変わります。法人にはインフレや為替変動への備えと流動性を、個人には着実な資産形成を提供します。

本件に関するお問い合わせ先
株式会社アウラム 広報担当
URL: https://www.auram.co.jp/contact.html

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