ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査を開発・臨床実装するVarinos株式会社(本社:東京都江東区、取締役会長:桜庭 喜行、代表取締役CEO:齊藤 洋一、代表取締役社長:平川 秀年、以下「Varinos」)は、シリーズDラウンドにおいて、総額約12.5億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
本ラウンドは、株式会社みらい創造インベストメンツをリード投資家として、三井化学株式会社、横浜キャピタル株式会社を新たな投資家として迎えるとともに、りそな銀行をリードレンダーとして、静岡銀行、商工組合中央金庫、常陽銀行、東日本銀行からのデットファイナンスを実施いたしました。
なお、Varinosは今回の資金調達と並行して経営体制を刷新し、取締役会長に桜庭 喜行、代表取締役CEOに齊藤洋一、代表取締役社長に平川秀年が就任致しました。新たに締結した三井化学株式会社との研究契約を皮切りに、新規事業の開発を加速させるとともに、Varinosの主力事業である子宮内フローラ検査の国内外でのシェア拡大、そして子宮内フローラ検査を始めとする各種検査のさらなる品質向上を目指してまいります。

◆資金調達の背景と目的
―主力事業「子宮内フローラ検査」の実施件数は2年で約3倍に伸長2017年、Varinosが世界で初めて実用化したゲノム解析技術で子宮内の菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」は、不妊治療クリニックを中心に400を超える医療機関で導入され*1、累計解析検体数は5万を超えました。*2
また、2022年6月には「子宮内細菌叢検査2」として先進医療に認定され、医療現場での導入・実施が進み、2023年度と2025年度を比較すると、先進医療としての実施件数は3倍以上に増加しています。(下図)*3

子宮内フローラが妊娠や出産に影響を与えることが様々な研究で示されていること、またVarinosの超微量な菌も精度高く解析できる技術力が医療現場で高く評価されていることが、このような結果につながったと考えております。
― 今回調達した資金の主な使途
今回調達した資金を活かし、以下について重点的に強化を図ってまいります。
●子宮内フローラ検査をはじめとする各種検査のさらなる品質の向上
●国内医療機関への展開ならびにサポート体制の充実
●海外医療機関への展開
●新規事業の開発
●ガバナンス体制の強化
今後も、技術力の向上や研究に一層力を入れ、不妊治療に取り組む医療機関や患者様に貢献するとともに、少子化や不妊課題を抱える諸外国に対してもVarinosの技術を届けるべく海外展開を加速してまいります。
また、子宮内フローラ検査のコア技術であるゲノム解析技術を応用し、不妊治療だけではなく、女性の健康に寄与する検査の開発にも注力していく所存です。その第一弾として、三井化学と研究契約を締結し、プロジェクトを始動しています。
*1 2026年1月時点
*2 2025年1月末時点
*3 先進医療として子宮内フローラ検査(子宮内細菌叢検査2)が実施された件数
◆本ラウンドにおける投資家/金融機関からのコメント
[投資家]株式会社みらい創造インベストメンツ
シニアキャピタリスト 南 百合子 氏
Varinos社が、先端的なゲノム解析技術を不妊治療領域に応用し、研究成果を実際の医療現場で使われる事業として花開かせている点に大きな魅力を感じています。高度な技術が論文や研究室の中にとどまらず、積み上げてきたエビデンスと医療機関からの信頼を背景に、患者さんや医療機関に届く形で社会実装され、少子化・出生率低下という多くの先進国に共通する社会課題の解決に貢献していることは、同社ならではの価値だと考えています。今回の資金調達を通じて、国内での普及拡大に加え、海外展開や新たな開発テーマへの挑戦がさらに加速することを期待しており、当社としてもその成長を支援してまいります。
三井化学株式会社
ライフ&ヘルスケアソリューション事業本部
医療事業推進室長 岡村 友之 氏
Varinos社がこのたびシリーズDラウンドの調達を完了されたことについて、同社の事業と技術開発がさらに高いステージへ進展されるものと受け止めております。当社は、これまでの同社との共同研究を通じて、同社の高い技術力と将来性を実感してまいりました。本調達により、子宮内フローラ事業拡大や新規事業開発に向けた同社の取り組みが一層加速し、医療分野における価値創出と同社の成長につながることを期待しております。今後も当社は、同社との協業を通じて、医療分野における課題の解決に貢献してまいります。
横浜キャピタル株式会社
代表取締役社長 田邉 俊治 氏
Varinos社は、世界に先駆けて実用化された子宮内フローラ検査をはじめ、ゲノム解析技術を活用した検査を医療現場に提供し、着実に実績を積み重ねてこられました。
主力事業の成長に加え、今回の資金調達および新たな経営体制のもと、検査品質のさらなる向上、国内外での展開、新規事業開発が一層加速していくものと考えています。
横浜キャピタルとしても、Varinos社が不妊治療および女性医療領域において、国内外で価値提供を広げていかれるよう、引き続きご支援してまいります。
[金融機関]
株式会社りそな銀行
法人部 スタートアップ戦略グループ
担当マネージャー 岡本 慎司 氏
Varinos社は「新しい家族を望む誰もが笑顔になれる社会」という目指す未来を掲げ、不妊や少子化への社会課題解決に向けて、最先端のゲノム解析技術を用いて、確かな実績を積み上げながら成長を続けています。りそな銀行は目指すべき姿として「挑戦を支え、未来を動かす銀行」を掲げており、金融の枠にとどまらない発想で成長を目指す企業を支援しています。今後も、Varinos社の社会課題解決に向けた取り組みを後押しします。
株式会社静岡銀行
ベンチャービジネスサポート部長 石田 秀行 氏
このたびの資金調達の完了を契機として、Varinos社のさらなる事業成長を期待しております。
当行では、Varinos社の高度な研究開発力に加え、少子化や医療分野における社会課題の解決に挑戦される経営陣の強い使命感に共感し、本デットファイナンスを実行いたしました。
ゲノム解析技術を活用した臨床検査サービスは、不妊治療・生殖医療分野における社会的課題の解決に資するものとして、今後ますます重要性が高まっていくものと確信しております。
今後も、子宮内フローラ検査をはじめとする革新的な医療サービス提供を通じた持続的な成長と社会的価値の創出に向け、しずおかフィナンシャルグループ一丸となって支援してまいります。
株式会社商工組合中央金庫
執行役員
スタートアップ営業部 部長 高橋 幸一 氏
商工中金は、Varinosさまが掲げる「ゲノム解析技術を通じて、家族の未来をつくる」というミッションのもと、不妊・少子化という日本社会が直面する重要な課題に真正面から挑戦されている点に強く共感し、このたびファイナンスを対応させていただきました。
Varinosさまは、ゲノム・遺伝子分野のエキスパートとして、個人ごとに異なるゲノム検査結果を医師が正しく理解し、適切な判断につなげるサポートをされており、その専門性と社会的意義の高さは医療現場からも高く評価されています。現在、全国の医療機関で導入が着実に進んでおり、今後の生殖医療分野において、欠かすことのできない存在になるものと確信しております。
商工中金は、今後もVarinosさまの挑戦と持続的な成長を、総力を挙げて全力でサポートしてまいります。
株式会社常陽銀行
ストラクチャードファイナンス部
部長 多賀谷 透 氏
この度、常陽銀行は、ゲノム解析技術によって医療の新たな扉を開くVarinos様への支援を決定いたしました。
現在、我が国が直面する少子化という深刻な課題において、不妊治療の最前線に立つ医療機関、そして新しい命を待ち望む多くの方々にとって、Varinos様の技術は一筋の光となる素晴らしいものです。
特に『子宮内フローラ検査』をはじめとする高度なゲノム解析技術は、科学的根拠に基づいた治療の最適化を可能にし、治療に向き合う方々の心と体に、穏やかな時間と安心を届ける大きな力になると考えています。常陽銀行は、こうした先進的な技術が一層磨かれ、社会に広く普及していくことを切に願うとともに、良きパートナーとしてその飛躍を全力で支えてまいります。
常陽銀行コーポレートサイト:https://www.joyobank.co.jp/
「協創とイノベーション」ページ:https://www.joyobank.co.jp/enterpri/innovation
株式会社東日本銀行
支店長 藤崎 勝仁 氏
Varinos(株)は世界に先駆けて実用化された子宮内フローラ検査をはじめ、確かな技術力とエビデンスに基づく取り組みにより、医療現場から厚い信頼を獲得され、着実に成長を遂げてこられました。
今回の資金調達により財務基盤と経営体制が一層強化され、研究開発や海外展開、新たな領域への挑戦が大きく前進することを大変心強く感じております。
不妊治療や女性の健康という重要な社会課題に真正面から向き合い、患者様と医療機関双方に価値を届け続ける同社が次の成長ステージにおいても持続的に飛躍されることを期待しております。
「中小企業のトータルパートナー」を目指す当行としても、中長期的なパートナーとして継続的に支援してまいります。
◆Varinos株式会社 新経営体制
2025年10月31日付で役員体制を以下のとおり変更いたしました。
代表取締役社長 平川秀年よりご挨拶
2017年の創業から約10年、医療機関や患者様からの期待に応えるべく、研究と検査精度の向上に邁進してまいりました。こうした取り組みを医療機関に高く評価いただいた結果、今日に至るまで多くの患者様に検査サービスをお届けすることができ、企業としても大きな成長を遂げることができました。
そして、このたびの資金調達は、当社が「成長期」から「拡大期」へと進む重要な節目であると捉えており、ご支援いただいた投資家の皆様に深く御礼申し上げます。
今回調達した資金は、事業拡大に向けた組織強化、研究開発投資、そして新規領域への挑戦に積極的に投下することで、当社の中長期的な成長戦略をより確実に実行できる基盤を整え、これまで以上に医療機関ならびに患者様の課題解決につながる高精度の検査の開発・普及を進めていく所存です。
これまでも不妊治療×遺伝子解析という独自のポジションを築きながら、医療現場に新たな選択肢を提供してまいりましたが、今後は新たな経営体制のもと、より一層の企業拡大を目指すとともに、テクノロジーの力で医療の在り方そのものを変革し、「誰もが最適な医療を受けられる社会」の実現に向けて、引き続き挑戦を続けてまいります。
[子宮内フローラ検査について]
子宮内フローラ(子宮内の菌環境)は、妊娠率や出産率に影響することが分かっており、不妊治療を行う医療機関を中心に導入されています。受精卵(胚)の着床や妊娠継続等に課題がある場合、子宮内の菌環境に原因がないかを確認するために実施されることが多く、医療機関で患者様の子宮や腟から検体を採取します。Varinosでは、医療機関から受け取った検体からDNAを抽出したのちDNA配列を解読し、菌の種類や割合を医療機関に報告します。医師が結果に基づき、治療が必要と判断した場合、抗菌薬やサプリメント(プロバイオティクスやプレバイオティクス)による治療が行われます。

[Varinos株式会社]
『ゲノム解析技術を通じて、家族の未来をつくる』をミッションに、診断や治療方針の決定にゲノム情報を利用するゲノム医療の実現化を目指したベンチャー。
他国から遅れをとっている日本のゲノム検査業界をけん引すべく、本格的なゲノム解析が実施できる衛生検査所として精度管理を徹底しながら、高速でDNA配列を解読する次世代シーケンサーを使ったゲノム検査の開発や提供、そして医療機関や研究機関、企業等との共同研究や受託解析を行う。
2017年12月に、世界で初めて実用化した「子宮内フローラ検査」は、国内のみならず海外の医療機関からも注目を集めている。子宮内フローラのリーディングカンパニーとして、国内はもちろん、日本で蓄積したエビデンスや実績を活かし、世界中の不妊や少子化、女性特有の健康課題の解決に貢献すべく、国内外での検査提供を進める。子宮内フローラ検査の他、着床前ゲノム検査(PGT-A)や次世代POCゲノム検査などを生殖補助医療領域において提供。
また、妊活・不妊治療に取り組む方に向け、「腟内検体採取式 子宮内フローラCHECK KIT」やサプリメント「女性のフローラから考えたラクトフェリン」「子宮で過ごす赤ちゃんのことを考えた 葉酸・ビタミンD・ラクトフェリン」を展開。
中小企業基盤整備機構主催「Japan Venture Awards 2020」で経済産業大臣賞を、「東京ベンチャー企業選手権大会2021」では優秀賞(産業労働局長賞)を、「リプロダクティブヘルスアワード2024」では最高評価にあたるゴールド賞を受賞。
社名:Varinos株式会社(バリノス株式会社)
設立:2017年2月20日
資本金:1億円
取締役会長:桜庭 喜行
代表取締役CEO:齊藤 洋一
代表取締役社長:平川 秀年
所在地:東京都江東区青海1-1-20 ダイバーシティ東京オフィスタワー21階
事業内容:臨床検査の受託解析およびゲノム検査の開発
ホームページ:
https://varinos.com/
妊活・不妊治療に関する医師や専門家監修のコンテンツ:
https://varinos.com/contents/
SNS:
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Instagram:【varinos_voice】https://www.instagram.com/varinos_voice/
X:【@varinosinc】https://x.com/varinosinc
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https://www.youtube.com/@funin-manabi
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