
世界遺産は勉強すると実際に行ってみたくなるもの。世界遺産検定事務局では、2025年11~12月実施「第62回検定」の受検者を対象に、「勉強して行きたくなった」世界遺産のアンケートを実施しました。受検者は勉強してからどんな世界遺産に行ってみたくなったのでしょうか?例年に続き、今年もその結果をお知らせします!
TOP10の顔ぶれを見ると常連が多くランクインしている一方、昨年は10位圏外だった遺産が4つ入っており、順位の入れ替わりが発生しています。過去2年間不動だったTOP3にも変化が生じていますので、注目してみてください。
また、TOP10以下も「レンソイス・マラニャンセス国立公園」など大きく順位を上げている遺産があります。TOP50の一覧表もぜひご覧ください。
自分の推し遺産がどの順位に入っているか、知らない遺産がどのくらいあるか、前年のランキングからどんな変化があるか、楽しんで見てみてください。今年は番外編として「人に教えたくなった」「行ってよかった」世界遺産のランキングを後半でご紹介しています。後者は初めて「経験談」を聞くランキングになっています!
※公式HP版では受検者のコメントも掲載しているほか、一覧表の遺産名が世界遺産検定事務局が運営するサイト、世界遺産ナビ【pamon】の解説記事にリンクしています。ぜひご覧ください。
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勉強して行きたくなった世界遺産 TOP10

【1位】モン・サン・ミシェルとその湾
<フランス共和国|文化遺産>今年もモン・サン・ミシェルが他を引き離し、3年連続で1位でした!海に浮かぶような幻想的な姿が多くの人を惹きつけていますが、歴史を知るとますます行きたくなるようです。家族や知人から話を聞いたというコメントも複数見られました。

【2位】屋久島
<日本国|自然遺産>2位にも前年と同じ屋久島がランクインしました。日本の遺産では唯一認められている自然美(登録基準:vii)の価値を体感してみたいという声が多く挙がりました。小さな島に植物が垂直分布しているというのも興味を引くポイントのようです。

【3位】文化交差路サマルカンド
<ウズベキスタン共和国|文化遺産>「サマルカンド・ブルー」で知られるこちらの遺産が昨年より大きく順位を上げて3位に入りました!第62回検定のメインビジュアルで、昨年のユネスコ総会の開催都市になるなど、露出が多かったことも関係していそうです。

【4位】イエローストーン国立公園
<アメリカ合衆国|自然遺産>昨年より1つ順位を落としたものの、根強い人気を誇るイエローストーン国立公園。景観美はもちろんですが、「最初に登録された世界遺産」であることを理由に挙げるコメントがいつも以上に多く見られました。

【5位】マチュ・ピチュ
<ペルー共和国|複合遺産>マチュ・ピチュは昨年と同じ5位。安定した人気を誇っています。興味の入口は景色や名前のインパクトであっても、勉強するうちにインカ文明の謎や複合遺産としての価値を深掘りしたくなるようです。

【6位】アントニ・ガウディの作品群
<スペイン|文化遺産>2026年はガウディの没後100年にあたるメモリアルイヤー。サグラダ・ファミリア贖罪聖堂の「イエス・キリストの塔」の完成を祝う式典が開催されるなど、注目の一年になります。第64回検定のメインビジュアルにもなっています。

【7位】ヴェネツィアとその潟
<イタリア共和国|文化遺産>イタリアの人気観光地が7位にランクイン。オーバーツーリズムなどの観光問題や、地盤沈下により水没して、近い将来に訪れることができなくなるのではないかと危惧するコメントが多く寄せられました。

【8位】ケルンの大聖堂
<ドイツ連邦共和国|文化遺産>ドイツが誇るゴシック建築の傑作が、昨年より順位を上げて8位に入りました。建設にかかった600年以上という歳月の長さもその大きさも、圧倒的なスケール感を自分の目で確かめてみたいという人が多いようです。

【9位】ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑
<ポーランド共和国|文化遺産>こちらも昨年よりランクアップ。最初に登録された12件の世界遺産のうちのひとつとして知られます。礼拝堂が岩塩でできているという驚きと、それにまつわるエピソードが多くの人を惹きつけています。

【10位】姫路城
<日本国|文化遺産>「白鷺城」は今年もトップ10入り。その優美な姿はもちろん、お城の構造や歴史も多くの人々を魅了しています。2026年に導入されて話題となった入城料の二重価格もどのような効果をもたらすか注目されます。
勉強して行きたくなった世界遺産 TOP50の一覧

写真クレジット(上から):Earth Pixel LLC、KIOKEN、romanevgenev、f11photo、davidionut、dimbar76、medvedkov、Günter Albers、Gerald Villena、oben901(いずれもAdobe Stockより)
【番外編1】勉強して人に教えたくなった世界遺産 TOP10
番外編その1は「勉強して人に教えたくなった世界遺産」を調査しました。TOP10を見ると「勉強して行きたくなった」とは異なる遺産も多くランクインしていて、「行きたい」と「教えたい」遺産は微妙に異なることが明らかになり、興味深い結果となりました。詳しく見てみましょう。
※ここまでに既出の遺産は省略しています。

【2位】アルベロベッロのトゥルッリ
<イタリア共和国|文化遺産>名前が印象的で口ずさみたくなるという意見が多く寄せられ、2位にランクイン!かわいらしいとんがり屋根と節税対策のギャップも、つい人に話したくなるポイントのようです。

【2位】ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献
<日本国、アルゼンチン共和国、インド、スイス連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国|文化遺産>同率2位となったのはル・コルビュジエの建築作品。国立西洋美術館が含まれるということは勉強するまで知らなかった人が多いようで、身近な人にも教えてあげたいという意見が多く挙がりました。

【4位】ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで
<エジプト・アラブ共和国|文化遺産>世界遺産が生まれるきっかけになった遺跡として、勉強すると必ず一度は触れることになる遺産です。世界が協力して遺跡をまるごと移築した、世界遺産の歴史を語るうえで外せないエピソードを語りたくなるようです。

【6位】富士山─信仰の対象と芸術の源泉
<日本国|文化遺産>世界遺産を勉強するまで、「富士山は自然遺産」だと思っていた人が多いようです。遺産名にもあるように、信仰や芸術など文化と結びついた富士山の価値を人に伝えたいというコメントが多く寄せられました。

【8位】ンゴロンゴロ自然保護区
<タンザニア連合共和国|複合遺産>「アルベロベッロのトゥルッリ」と同様に、特徴的な名前の響きを理由に挙げる人が多くいました。アフリカらしい自然と動物が見られることに加え、複合遺産で文化的な価値が認められていることもポイントのようです。
勉強して人に教えたくなった世界遺産 TOP10の一覧

※公式HP版ではTOP30まで紹介しています。
写真クレジット(上から):romanslavik.com、coward_lion、abrilla、克巳 高橋、Nina(いずれもAdobe Stockより)
【番外編2】行ってよかった世界遺産 TOP10
番外編その2では「行ってよかった世界遺産」についてアンケートを取りました。このランキング企画で初めて「経験談」を尋ねたランキングです。やはり日本の遺産が多くTOP10入りしました。受検者の皆さんはそれぞれの遺産のどんなところに魅力を感じたのか、詳しく見てみましょう!
※ここまでに既出の遺産は省略しています。

【1位】古都京都の文化財
<日本国|文化遺産>1位は「千年の都」、京都でした。修学旅行で見た寺社や京都の街並みが記憶に残っている人も多いようです。大人になって知識が増えてから行くとまた違った見方ができるのも、京都の魅力です。

【2位】厳島神社
<日本国|文化遺産>2位は海に浮かぶような大鳥居と社殿の光景が印象的な厳島神社。潮が引いた時間帯にすぐ近くで見る大鳥居の迫力に感動したというコメントも多く見られました。

【4位】広島平和記念碑(原爆ドーム)
<日本国|文化遺産>1945年8月6日に広島に投下された原爆の惨禍を今に伝える遺産です。抜粋したコメントにもあるように、多くの人が自分の目で見られたことが教訓として「よかった」と感じています。

【4位】日光の社寺
<日本国|文化遺産>『日光の社寺』は東照宮をはじめとした建築の美しさに圧倒されたというコメントが多数。世界遺産検定の受検後に訪れたという人も多く、勉強後はより興味深く見学できたようです。

【7位】白川郷・五箇山の合掌造り集落
<日本国|文化遺産>写真で見るのも魅力的ですが、実物を見ると迫力を肌で感じられる合掌造り。内部を見学することで伝統的な構造に息づくさまざまな工夫も知ることができたようです。

【8位】古都奈良の文化財
<日本国|文化遺産>東大寺と大仏の大きさが想像以上だったという意見が多く寄せられました。京都とはひと味違う街や春日山原始林の雰囲気も、現地を訪れたからこそ感じられるポイントです。

【9位】平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
<日本国|文化遺産>印象に残った場所として名前が多く挙がったのは有名な中尊寺金色堂ですが、そのほかの遺構や、平泉の街全体の穏やかな雰囲気に魅力に感じた人も多いようです。
行ってよかった世界遺産 TOP10の一覧

※公式HP版ではTOP30まで紹介しています。
写真クレジット(上から):matsuba、Paylessimages、f11photo、Roberto、vichie81、Route16、toki(いずれもAdobe Stockより)
調査概要

【引用・転載時の出典表記のお願い】
本リリースの内容を引用・転載いただく際は、出典の表記をお願いいたします。
<例>「出典:世界遺産検定」「世界遺産検定事務局の調査によると…」
世界遺産検定ユネスコの理念を知り世界遺産活動の輪を広げることを目的に、世界遺産アカデミーが主催する文部科学省後援の検定。2006年の第1回検定以来、40万人以上が受検、24万人以上が認定されており、2026年に20周年を迎えた。検定は年4回、全国の公開会場やテストセンターで開催しており、4級、3級、2級、準1級、1級、最上級のマイスターの全6級で構成。20代を中心に子どもからシニアまで幅広い受検者を集め、メディアからの注目も高い。大学等入試優遇や学校での授業にも組み込まれているほか、世界遺産に関連する施設・催事などでの認定者向けの優待特典も全国50カ所以上で実施されている。受検者からは「世界遺産を勉強したら、旅がもっと楽しくなった」との声も多く、趣味・教養を深める検定としても人気を博している。
【世界遺産検定公式HP】https://www.sekaken.jp/
【世界遺産アカデミー公式HP】https://wha.or.jp/
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