「DXは終わった──次はAXだ」
本書は、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の時代が終わり、AIによる"AX(AIトランスフォーメーション)"の時代が到来したことを宣言する、日本経済論×テクノロジー論の書です。著者の冨山氏は、DXの失敗と限界を総括し、AIが企業構造・雇用・地域経済・国家戦略をどう変えるかを俯瞰的に考察しています。

『日本経済AI成長戦略』表紙
冨山和彦氏コメント
AIによる大変革が起きるAI トランスフォーメーションの時代に、個人は、企業は、どのように生きていけばいいのか。そして社会は、国家はどのように変わっていくのか。それを考え、提示するのが本書を著す主目的である。実は、私は日本という立ち位置において、これから追い風が吹く時代が到来すると考えている。その意味で、本書はDXの次の歴史的な新チャプターにおける日本と日本人の逆襲のはじまりを宣言する一冊となる。松尾豊氏コメント
今後、AIの技術はさらに進む。AIエージェントの技術、フィジカルAIなどがさらに進むだろうし、その社会実装も急務だ。それにともなって、組織も変わるし、社会制度も変わっていく。この変化についていけるか。日本が『変化を起こす』ということにおいてリープフロッグできるか。この本が少しでも日本を変えていく力になればと思う。内容紹介
本書でのキーワードは「ホワイトカラー消滅」「ボス力(りょく)」「ローカルAX」「包摂的資本主義」「日本の逆襲」。DXは「人がITを使って改善する」時代でした。AXは「AIが自ら改善・創造する」時代となるのです。
・ホワイトカラーの半数がAIに代替される一方、AIを使いこなす“ボス人材”が新しい勝者となります。
・日本の中小企業こそ現場力・暗黙知・多能性でAI時代に最も適応していくはずです。
・「AI×人間」の補完で地域経済を活性化する「ローカルAX」が日本再生の道!
序章 「DX幻想」の終焉
第1章 なぜDXで失敗したのか
第2章 AX ─ AIが意思決定のOSを変える
第3章 ホワイトカラーの消滅と“ボス力”の時代
第4章 ホワイトカラー生き残りの鍵はローカル×中堅・中小企業にあり
第5章 アドバンスト・エッセンシャルワーカー産業の時代
第6章 グローバル構造転換と日本の優位性
第7章 国家、企業、個人はどのようにAXを進めるか
第8章 日本型AXモデルとJPiXの挑戦
終章・特別対談(松尾豊×冨山和彦)
プロフィール
▼著者冨山和彦(とやま・かずひこ)
日本共創プラットフォーム(JPiX)代表取締役会長CEO。1960年生まれ。東京大学法学部卒。在学中に司法試験合格。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、産業再生機構COOに就任。カネボウなどを再建。解散後の2007年、経営共創基盤(IGPI)を設立し代表取締役CEOに就任。数多くの企業の経営改革や成長支援に携わる。2020年よりIGPIグループ会長。同年、日本共創プラットフォーム(JPiX)を設立。メルカリ社外取締役、日本取締役協会会長、政府関連委員などを多数務める。著書に『AI経営で会社は甦る』『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』『コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える』(すべて文藝春秋)、『ホワイトカラー消滅』(NHK出版新書)など。経団連会長(当時)の中西宏明氏との共著として『社長の条件』(文藝春秋)がある。
▼監修
松尾 豊(まつお・ゆたか)
東京大学大学院工学系研究科教授、日本ディープラーニング協会理事長。東京大学工学部電子情報工学科卒業、同大学院博士課程修了。博士(工学)。産業技術総合研究所、スタンフォード大学などを経て、現職。著書に『人工知能は人間を超えるか』(KADOKAWA/中経出版)、『相対化する知性』(共著、日本評論社)、監修・解説書に『因果推論の科学』(ジューディア・パール著 文藝春秋)がある。
書誌情報
書名:『日本経済AI成長戦略』商品URL
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639206200000000000N
価格 電子版:1800円(税込)*電子書店によって価格が異なる場合があります。
紙版:1870円(税込)
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