新東工業、独 Bosch Advanced Ceramics (ボッシュ・アドバンスト・セラミックス)を買収
新東工業株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:永井 淳、以下「新東工業」)は、独ロバート・ボッシュ社(以下、「Bosch」)の完全子会社であるBosch Business Innovations GmbHが展開するテクニカルセラミック部品の積層造形(3Dプリンティング)を専門とする受託製造事業である
「Bosch Advanced Ceramics」(以下、「BAC」)を買収いたしました。本買収により、新東工業はセラミック製品づくりのグローバル展開を加速させるとともに、BACが進めてきた積層造形によるセラミックの受託製造事業を引き続き展開する新会社(Sinto Advanced Ceramics Europe)をドイツ国内に設立、2026年1月より事業を開始いたします。
BACは、スパークプラグにまで遡るBoschの長年の専門知識を活用しており、2016年に企業内のイノベーション事業として設立されました。高精度なセラミック部品の積層造形に特化し、プロトタイプから量産まで対応するカスタマイズ製造を提供しています。欧米の半導体製造装置メーカーをはじめとする多様な顧客に製品を供給し、高い技術力と提案力で信頼を獲得。近年は医療分野にも進出し、事業の裾野を広げています。
新東工業は“素材に形を与え、いのちを吹き込む” を事業領域として、“形づくり” “素材づくり” “表面づくり”の「3つのつくり」とそれを支える「5つの技術」にフォーカスをあてて事業の進化を図っています。この「形づくり」において、従来工法では困難だった複雑形状の製造を可能にする積層造形技術は、今後のモノづくりにおける重要なソリューションと位置づけており、当社はセラミックスなど多様な素材を活用した3Dプリンタによる形づくりに挑戦しております。なかでもセラミック市場は、半導体製造装置の需要拡大に加え、医療、通信、エネルギー、SDGs関連分野においても成長が期待されており、今回買収する事業は、「形づくり」をセラミック3Dプリンティングで半導体・電子部品、航空・宇宙、医療、自動車(EV)分野等の成長市場に展開しており、今後のさらなる事業拡大を見込んでいます。
2018年にフランスのセラミック積層造形機メーカーである3DCeram社をグループ化したことを契機に、セラミック製品の積層造形技術の可能性を追求する取り組みを本格化させ、グループ会社である
新東Vセラックス株式会社では、従来から得意としてきた大型かつ高精度な構造セラミック部品の
製造に加え、積層造形技術を活用した複雑形状の中小物部品や機能性製品へと活動のフィールドを広げています。
今回の買収を契機に、日本・欧州・米国で社名も統一した中核となる製造会社を置き、グローバルな技術連携と先進的な製造技術の融合によるセラミック製品の新たな価値創造を通じて、セラミック事業を拡大していきます。
【1. 買収、新会社 設立背景・目的】
・セラミック事業はセラミック製品作りに注力する。
・製品作りは3Dを中心として、日米欧に中核となる製造会社を置き、グローバルに展開を図る。
【2. Bosch Advanced Ceramics の概要】
・概 要:Bosch Business Innovations GmbH発のスタートアップユニット
・所 在 地:Robert-Bosch-Straße 187509 Immenstadt im Allgau, Germany
・代 表 者:CEO Sophie Berninger
【3.関連HP】
・Bosch Advanced Ceramics (英語):https://www.bosch-advanced-ceramics.com/
・新東Vセラックス社3Dプリンタ特設サイト:https://vcerax.sinto.co.jp/3dprinter/index.html
・3D Ceram社(英語) :https://www.3dceram.com/en/
【リリースに関するお問い合わせ先】
新東工業株式会社 事業推進部、総務・法務部(広報担当)
電話:052 582 9211
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