
今治市立桜井小学校の創立時に植えられ、市指定天然記念物でもあったユーカリの樹が、2025年に枯死判定を受け伐採されました。今回、地域の宝として愛されたシンボルを顕彰し、歴史と想いを未来へつなぐため、今治市はガバメントクラウドファンディング(GCF)を実施することとなりました。いただいたご寄付は、木材の記念品化、新たなユーカリの植樹、顕彰看板の設置などに活用します。

124年の天寿を全うしたユーカリ樹(枯死する前の状態)
桜井小を見守った「ユーカリ樹」-124年の歩みと別れ 桜井小学校のユーカリは、明治34年(1901年)の学校創立時に植えられ、昭和45年には高さ約38m、幹回り4.7mの巨樹として今治市指定天然記念物に指定されました。以降も、児童の成長を見守り、地域に親しまれてきましたが、令和7年6月、樹木医の診断で枯死が判明。安全確保のため同年8月に伐採され、124年の歴史に幕を下ろしました。
2025年7月3日、桜井小学校では地域の方々や卒業生を招き、「ユーカリの樹、いままでありがとう集会」を開催。児童たちがユーカリにまつわるクイズや劇、感謝のメッセージ発表を行い、校歌の一節「ユーカリの 木のように どっかりと こしをすえ」に込められた誇りを胸に、温かく見送りました。
当日の様子は動画でも公開されています。ぜひご覧ください。
○ユーカリの樹 今までありがとう集会(今治市YouTubeチャンネル)

2025年7月3日に開かれた「ユーカリの樹、いままでありがとう集会」
GCFで“記憶をカタチに”――記念品化、新植樹、顕彰看板へ
別れを惜しむ声が広がるなか、「形を変えてユーカリの記憶を残したい」という地域の想いが、新たな挑戦へつながりました。今治市は、ガバメントクラウドファンディング「今治市立桜井小学校にあるユーカリ樹を未来につなぐ!」を開始。寄付は、(1)校庭への新しいユーカリ苗木の植樹、(2)ユーカリ木材を用いた記念品の製作・学校への設置、(3)ユーカリ樹顕彰看板の設置に充てられます。
目標金額は100万円。市外からの5,000円以上の寄付には、コースターとしても使える記念プレートを返礼品としてお送りします。募集期間は2025年10月8日~2026年1月5日です。(目標超過分は児童への記念品に活用させていただきます)
寄付の受付は「ふるさとチョイスGCF」で行っています。
○ふるさとチョイスGCF「今治市立桜井小学校にあるユーカリ樹を未来につなぐ!」
“次の100年”へ――校庭に新たなユーカリを、地域とともに未来へ 伐採で“物語”が終わるのではなく、ここから“継承”が始まります。今治市では2026年春ごろを目途に校庭へ新たなユーカリを植樹し、顕彰看板とともに124年間の歴史を地域の誇りとして次世代へ引き継ぐこととしています。
今回のクラウドファンディングは、卒業生や地元の方々とともに「地域の宝」を未来へつなぐ取り組みです。全国から寄せられる温かいご支援に支えられながら、ユーカリ樹の記憶と桜井小学校の校歌に込められたユーカリの精神を、未来へと受け継いでいきます。

伐採されたユーカリ樹の切り株
【関連サイト】
○今治市役所ホームページ
○今治市教育委員会教育大綱推進課ホームページ
○桜井小学校ホームページ
○今治市広報戦略プロジェクト(旧:戦略的情報発信プロジェクト)
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