https://www.youtube.com/watch?v=zoT-MWTsrLc
人工知能(AI)やニューロテクノロジーの研究開発を手掛ける株式会社アラヤ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:金井良太、以下「アラヤ」)の社内ラボ「Visionary Lab」が制作・デザインを担当した、公共空間におけるアートの新たな可能性を探る社会実験展示『オトシブミ - AIつむぐ落とし手紙 -』を、2025年10月25日(土)~27日(月)に仙台駅地下通路にて開催します。
Visionary Labは「空想に輪郭を。」をコンセプトに、先端技術を体験に落とし込む実験的組織です。今回は、手書きの一言をAIが詩的に変換し、リアルタイムの映像制作によって、言の葉が巻かれて落ちるインスタレーションアートを制作しました。
■体験詳細
来場者は、その場で「誰かに伝えたい言葉」を紙に書き込みます。
AIはその手書き文字を読み取り、詩的な手紙へと変換。生成された“言の葉”は映像として現れ、オトシブミの行動のようにゆっくりと巻かれながら短い詩へと変化し、やがてふわりと落ちて消えます。生成された言の葉は折り紙としてプリントされ、体験者自身の手で折りたたむことで完結します。

■特徴と仕組み
・リアルタイム生成と映像統合
Visionary Lab独自のリアルタイム処理基盤により、AIが生成したテキストが即座に映像化。
生成文が葉のかたちを描きながら巻かれ、やがて落ちていく一連のプロセスを、視覚的・時間的な流れとして体験できます。
・生成AIによる意味と情感の再構築
手書きの文字を画像から解析。大規模言語モデル(LLM)がそれらを詩的言語へと再構成し、一人ひとりの言葉に固有の“余白”や“想い”を宿します。
・アナログ体験へのデザイン統合
生成された“言の葉”は、折り紙としてプリントされ、体験者自身の手で折りたたむことで完成します。
Visionary Labでは、デジタルとフィジカルをつなぐ媒介として紙の構造を再設計し、折りたたんだ状態でもQRコードが読み取れるコミュニケーションをデザイン。映像体験から手元の手紙へと続く、連続的な体験設計を実現しました。
■実施概要
会期:2025年10月25日(土)~10月27日(月)
時間:10:00~18:00
会場:仙台駅構内 コンコース中央1出入口付近
料金:無料
本展示は、仙台駅の未活用スペースを活かした日建設計総合研究所「Ki Sci Iki」プロジェクトの一環として、都市の中で科学と人の感性が交わる新たな社会実装の形を探ります。
■ 制作体制
制作・デザイン:森達也、三村 正太郎(Visionary Lab from株式会社アラヤ)
企画・ディレクション:Academimic
研究監修:小林知里(東北大学大学院 生命科学研究科 特任助教)
共同企画:上田羊介(東北大学COI-NEXT ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点)
主催・プロジェクト構想:日建設計総合研究所
■Visionary Labとは
Visionary Labは「空想に輪郭を。」をコンセプトに掲げ、将来実現し得る日常の一コマを、研究開発途中の技術などの最新テクノロジーを通じて体験化する組織です。体験を通して感じたことや技術的課題を共有し、リサーチャー、エンジニア、アーティストなど多様なパートナーと協働しながら、新しい社会体験の創造を目指しています。
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