
近年、サプライチェーン環境の変動性が増し、消費者ニーズの多様化も進む中で、小売・流通各社はリアルタイムな需給対応、欠品・過剰在庫リスクの抑制、利益率維持といった課題に直面しています。
これらの課題を解決するには、高精度の予測分析・最適化アルゴリズムと、それを業務に定着させる現場密着型の導入支援が不可欠です。
JDSC はこれまで独自開発の需要予測システム「demand insight」の提供など 、業務改革・デジタル変革を通じて多くの企業の SCM・オペレーション改善を支援してきましたが、よりグローバルに展開する予測・最適化技術を持つRELEXのプラットフォームと連携することで、これまで以上に強力なソリューション提供をするため本提携に至り、専門のチームを立ち上げました。
提携における主な取り組み領域は以下のとおりです。
・RELEX プラットフォームの導入支援・カスタマイズ
JDSC は、クライアントの業務要件を踏まえた導入設計、システム連携、現場運用定着まで一貫して支援します。
・共同ソリューション開発・拡張機能提供
日本市場特化の要件(例:国内物流制約、商習慣、販促制度など)を反映した拡張モジュールを共同で企画・提供していきます。
・ナレッジの相互補完と人材育成
RELEX のグローバル知見とJDSC の現場ノウハウを融合させ、共同研修・セミナーを実施し、国内企業向けの最適解を構築できる人材育成を進めます。
期待される効果
・在庫削減・欠品率低減によるキャッシュ効率および販売機会の最大化
・廃棄ロス抑制や最適配品によるコスト削減
・計画精度向上による意思決定スピードの向上
・サプライチェーン全体の効率化と持続可能性の強化
RELEX のCEO兼 共同創業者 Mikko Karkkainenのコメント
「JDSCが持つ高度な機械学習およびデータサイエンスの知見と、RELEXの強みであるリテールサプライチェーン最適化のノウハウが融合することで、日本の小売・消費財業界のお客さまに、より高度で信頼性の高いプロジェクト推進・サポート体制を提供し、お客さまの課題解決と競争力強化に貢献できると確信しています」
JDSCの 代表取締役COO 佐藤飛鳥のコメント
「RELEXが持つグローバル標準と、JDSCが「demand insight」の開発・実装で培った日本の流通・小売業の現場知見を融合し、需要予測・補充計画・価格最適化および棚割計画を一体で強化します。欠品・在庫・廃棄といった主要KPIを確実に動かし、変化に強く持続可能なサプライチェーンを実現することで、日本の産業競争力の向上に貢献してまいります」
JDSCは、RELEXとの協業を通じて、AI・データサイエンスの力で日本の流通・小売業の競争力を高め、変化に強いサプライチェーンの実現を目指してまいります。
■RELEX Solutions について https://www.relexsolutions.com/jp
会社名:RELEX Solutions
本社:Pasilanraitio 5,FI-00240 Helsinki,Finland
代表者:Mikko Karkkainen
設立:2005 年 5 月
事業内容: 統合サプライチェーン及び小売計画プラットフォームの販売、サポート、 並びにコンサルティングサービスの提供
■株式会社JDSCについて https://jdsc.ai/
JDSCは、製造、物流、エネルギー、ヘルスケア、公共など、基幹産業を中心とした幅広い分野において、社会課題や産業共通課題の解決による日本のアップグレードに貢献します。一気通貫型の高付加価値なAIソリューション開発を強みとし、アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を行っています。
《JDSCの3つの特長》
1. AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
2. AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
3. 大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ