飲食業の人手不足と外国人材の定着課題に挑む――
飲食業の慢性的な人手不足と外国人材の早期離職 ― 業界が直面する二重苦に解決の一手。
G-FACTORY株式会社は、外国人材が日本語や接客をオンラインで学べる教育プラットフォーム『GF Academy』を始動しました。スマホ完結・無料教材により、外国人材の定着・即戦力化を後押しし、企業の教育負担を軽減。業界全体の持続可能性と多文化共生社会の実現を目指します。
2025年問題の糸口にー外国人材200万人時代、それでも解決しない“定着”の壁
外国人労働者は2023年に200万人を突破し、日本社会に欠かせない存在となっています。とりわけ飲食業はサービス産業の中でも人手不足が最も深刻で、厚生労働省の統計によれば有効求人倍率は全産業平均を大きく上回っています。都市部から地方まで「求人を出しても応募が来ない」状況が常態化し、サービス低下や店舗存続にも直結する課題です。
さらに2025年には団塊の世代が後期高齢者入りし、労働人口減少が加速する「2025年問題」も控えています。今後、外国人材の活用は企業経営にとって不可欠です。
人材が“定着しない”構造課題、業界の持続可能性に直結
しかし「採用できても定着しない」という構造的課題が残されています。最大の障害は「日本語の壁」であり、特にお客様との会話力や日本特有の接客文化の理解不足が、現場での孤立や早期離職につながっています。
当社の支援現場でも、離職理由の多くが「人間関係」に起因していることが分かっています。これは単なる相性の問題ではなく、言語や文化の違いによって職場で関係性を築けずに孤立してしまうことが背景にあります。
実際、離職理由の53％が人間関係によるものであり、その内訳としては「言語による意思疎通が困難で業務理解が進まない」「周囲との関係を築けず孤独感が強まる」といった要因が挙げられました。せっかく時間とコストをかけて受け入れた人材が、入社まもなく退職してしまう――これは本人にとっても企業にとっても不本意な結末であり、業界全体の持続可能性を脅かす深刻な課題です。
生活インフラから教育まで、多文化共生に向けた総合支援
Ｇ-ＦＡＣＴＯＲＹ株式会社は、特定技能制度の開始当初から、外国人材の受け入れと定着に正面から取り組んできました。2022年には人材紹介事業を開始し、累計5,000名以上の外国人材を紹介、離職率9.7％という低水準で安定した定着支援を実現しています。
さらに通信インフラ「GF Mobile」、社宅支援「GF Estate」、外国人専用クレジットカード「GF Card」など、生活を支えるインフラを多角的に展開してきました。こうした取り組みを通じて浮かび上がってきたのが、外国人材が直面する“言語と接客文化の壁”です。
現場で学び、現場で生かす――学びのインフラ "GF Academy "
この課題を解決する次の一手として立ち上げたのが『GF Academy』です。
外国人スタッフが入国前から入社後まで学べる環境を整備し、「受け入れた人材が早期に退職する」という不本意な結末を防ぎます。
テキストとクイズ形式でスマートフォンから手軽に利用でき、教材は実際の飲食店シーンを再現しています。注文を受ける場面、料理を提供する場面などの接客シーン、さらに、片付けや衛生管理といった細かな動作や知識まで網羅。単なる日本語学習ではなく、「飲食店で働くのに本当に必要な日本語と立ち居振る舞い」を体系的に習得できるのが最大の特長です。
これは、「飲食店で働く力に直結する学び」を得て、学んだ知識を現場ですぐに実践できるため、外国人スタッフにとっては安心して働ける環境となり、受け入れる企業側も教育負担を大幅に軽減できます。
他社の一般的な語学学習サービスとは異なり、“現場直結型の教材”が定着率の向上や即戦力化に直結する仕組みです。教材の多くは無料で公開しており、外国人材が学びの機会にアクセスしやすく、企業の教育負担を減らすことにもつながります。
サイトイメージ
学習内容：接客・日本語・試験対策を網羅
・接客や調理に直結する日本語表現
・飲食店でのマナーや基本動作
・JLPTや特定技能試験の対策コンテンツ
・日本での生活や仕事に欠かせない文化・習慣の理解
GF Academy サイト URL：https://gf-academy.com/top
※英語ページ。こちらから無料ログインしていただくと、各コンテンツ(日本語)をご確認いただけます。
『GF Academy』の導入により、企業は教育担当者を配置せずとも新人スタッフの基礎教育をオンラインで実現できます。これにより教育コスト削減・採用コスト抑制・即戦力化による顧客満足度向上 が可能になります。
当社が支援する外国人材の離職率は9.7％と、業界平均を大幅に下回っており、さらに改善を目指して本サービスを展開します。
飲食業の未来を支える“学びのインフラ”、多文化共生社会へ
GF Academyは単なる語学教育にとどまらず、外国人材の定着と企業の即戦力化を支える「飲食業特化型の教育インフラ」として機能します。今後は動画教材やオンラインでの1on1学習コンテンツの導入、生活支援型の日本語コンテンツを拡充いたします。
当社のサービス利用者を対象としたイベントの様子
さらに、定期的な試験対策や悩み相談などのセミナー開催や、SNSライブを通じたコミュニティ形成にも取り組みます。加えて、ファンミーティングのようなオフ会を企画し、リアルな交流の場を設ける予定です。
外国人材を“雇用する”から“共に成長する”時代へ。
GF Academyは、多文化共生社会の実現と日本の外食産業の持続的発展を同時に支える学びの基盤を目指します。
■Ｇ-ＦＡＣＴＯＲＹ株式会社
本社 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル33階
代表者 代表取締役社長 片平 雅之
設立 2003年5月20日
資本金 55,305,000円 （資本準備金341,532,620円）
市場 東京証券取引所グロース市場（証券コード 3474）
コーポレートサイトＵＲＬ https://g-fac.jp/
メディアサイトＵＲＬ https://gf-support.com/media
■本件に関するお問い合わせ
Ｇ-ＦＡＣＴＯＲＹ株式会社
担当部署 管理本部
ＴＥＬ：03-5325-6868
mail：info@g-fac.jp
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