
AIによる特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」を提供するリーガルテック株式会社(東京都港区、代表取締役CEO 佐々木隆仁)はR&D部門や新規事業・企画部門でも活用ができる特許調査AIエージェント機能を実装したMyTokkyo.Aiについて事例を公開した。
特許データが「壁」に?
“特許を取得しているのに、ビジネスに活かせていない”“特許データを社内で上手く共有できていない”
こうした課題に思い当たる企業も、きっと少なくないはずです。
それもそのはず、部門が違えば見ている世界も、使う言葉も違います。
知財や特許が関わってくると、言葉の壁はさらに大きなものとなります。
本来は、企業全体として活用していくべき知財・特許データですが、
部門を超えて活用されるには、なかなかハードルが高いというのが現実のようです。
各部門が抱えるリアルな課題
企業の各部門では、どのような課題を抱えているのでしょうか?実際の現場から聞かれた、“リアルな課題”を整理してみます。
【R&D部門】
・問題を解決する能力は高いものの、研究テーマの選定や成果の事業化まで見通せていない。
・また、特許調査はR&Dには負担が大きく、良いアイデアがあっても埋もれてしまいがち。
【知財部門】
・権利化業務に忙しく、侵害リスクの分析や他部門との連携が後回しになりがち。
・他部門との間で、専門用語や視点の違いからコミュニケーションギャップが生じている。
【企画部門】
・特許を根拠に知財戦略を立てたいが、データが複雑・属人化していてなかなか活用できていない。
・「コア技術を守れていない」と悩むスタートアップも少なくない。
部門間の共通課題としては、専門知識の違いから、会議での意思疎通がスムーズにいかず、知財部門が他部門に寄り添う形でなんとか現場を回している企業が多いという声が多く聞かれます。
特許データの“壁”を越える新しいアプローチ
こうした背景から、特許データを“企業の共通言語”として活用することで、部門を超えてビジネスを支え、企業全体の力を底上げする、そんなニーズが高まってきていると言えるでしょう。そこで、リーガルテック株式会社は知財専用LLMである「MyTokkyo.Ai」を開発しました。
この記事では、「ツールの機能」から、「どのようにして特許データを共通言語化していくか」まで、広くご紹介していきます。
はじめに、ツールの機能です。MyTokkyo.Aiは、大きく分けて3つの機能があります。
1. AIチャット機能(ChatTokkyo)
AIチャット機能である「ChatTokkyo」では、AIエージェントを活用したシステムとなっており、特許の検索から分析まで幅広く行うことができます。
使い方の一例)
- 自然文での特許検索
- 他社特許との対比
- 変形例/改良発明の提案
- 用途探索
1分でわかるChatTokkyoのデモ動画をご覧ください。
>>まずは動画をチェック<<

2. AIドラフト(生成AI Plus)
AIドラフト機能では、特許の明細書のドラフトを項目別に生成できる機能となっています。
知財部のみならず、研究開発部門での利用も可能です。

3. 特許調査・分析
生成AIを活用した特許の分析だけでなく、従来の特許調査ツールでできるような機能も備わっています。キーワードや技術分野ごとに絞り込み検索を行ったり、引用/被引用関係を分析することもできます。

従来のツールと何が違う?
MyTokkyo.Aiは従来の汎用的な生成AIツールなどと比較して、何が違うのでしょうか?結論から述べると、「セキュリティ」と「クオリティ」の観点から違いを説明することができます。
・セキュリティ
特許/知財データを扱う都合上、生成AIに入力した情報が外部に漏洩したり、生成AIに学習されたりすると機密情報の流出に繋がりかねません。
そのため、弊社のツールではユーザーの入力をAIの学習データに使わせず、二次利用しない設計としています
・クオリティ
一般的に生成AIでは、ハルシネーションと呼ばれる事実とは異なる内容を出力してしまう現象が見られます。しかし、MyTokkyo.Aiでは特許用にチューニングし、特許データベースを用いたRAGを活用しているため、ハルシネーションを低減することができます。
また、ChatTokkyoではAIエージェントという仕組みを利用することで、目的や課題に合わせて、最適な手順・ツールをAIが自動で選定して回答を生成することができます。これにより精度の高いアウトプットを実現しています。
例えば、通常のChatGPTを使用して特許調査を行うと、海外の特許が多く検索されてしまったり、特許番号の出力ミスが生じたりします。
また、ChatGPTに企業の機密情報を入力すること自体が、企業で禁止されているといったコンプライアンス上の問題もあります。
こうした観点から、MyTokkyo.Aiは安心して業務活用できる、信頼性の高い特許AIツールとしてご活用いただけます。
導入の効果 ~現場からの声~
ChatTokkyoやAIドラフトの生成AI Plus機能をご利用いただいたお客様からは、このようなお声も届いております。▶R&D部門
・「産業上の利用可能性」をAIに相談することで、知財部や外部弁理士とのコミュニケーションギャップを減らすことができました。
▶企画部門
・特許のライセンス候補先や製品実装イメージをAIに相談することで、知財をどうビジネスにつなげるかの具体的な検討がしやすくなりました。
▶知財部門
・従来は10時間程度かかっていた外部弁理士への出願依頼文の作成と簡易特許調査を、1時間以内で終えることができました。
・また、生成AIで請求項を練ることで実際の出願を内製化し、出願コストを抑えることができました。
このように、生成AIを活用することで、部門内での業務効率化の実現に加えて、部門間のコミュニケーションギャップを埋めることができた、というまさに“特許データを社内の共通言語にできた”事例も増えてきています。
まとめ
「持っているだけの特許」から「使える特許」へ変えていきませんか?MyTokkyo.Aiで、特許データを部門横断の共通言語にして、企業全体を強化していきましょう。
無料トライアルも承っておりますので、ぜひこの機会にお試しください。
>> MyTokkyo.Aiの製品ページはこちらから<<
会社概要
会社名: リーガルテック株式会社
設立: 2021年3月
資本金:3億8,000万円(資本準備金含む)
代表取締役社長: 佐々木 隆仁
所在地: 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
URL: https://www.legaltech.co.jp/
事業概要:特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、自社専用AIプラットフォーム「AI IPGenius」、共同開発支援プラットフォーム「リーガルテックVDR」の開発・提供
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