Omnissa、IT統合とオープンなエコシステムの柔軟性によりプラットフォームを強化、顧客により多くの選択肢とより良い体験を提供
デジタルワークプラットフォームのリーダーであるOmnissaは、Workspace ONEおよびHorizonにおける一連の新たなプラットフォーム革新と、NutanixおよびNVIDIAとの新たな連携を発表しました。これらの新たな強化策は、堅牢でオープンなエコシステムを通じて、組織がITワークフローを簡素化し、従業員体験を向上させ、既存のテクノロジー投資の価値を拡大するという当社の使命を推進するものです。
Omnissaプロダクト・テクノロジーアライアンス担当シニア・バイス・プレジデントのバラス・ランガラジャン(Bharath Rangarajan)は「お客様が重視するのはツールではなく成果です。つまり、俊敏性と正確性をもって『遂行すべき業務』を実現することです。あらゆるユーザー、アプリ、デバイス、クラウドを横断的に管理できる統合されたオープンプラットフォームをITチームに提供することで、人々が組織の働き方に適応するのではなく、組織が人々の働き方に適応できるよう支援します。これらのアップデートは、ITチームと従業員双方の体験の向上を中核に据えた自律型ワークスペース構築という当社のビジョンに向けた一歩です」と述べました。
IT統合と集中管理
企業のIT部門は、コスト管理、複雑性の低減、システム統合に対する経営陣からの高まる要求に直面しています。こうした懸念に対応するため、Omnissaは管理機能とセキュリティ機能の拡充によりプラットフォームを強化し、ミッションクリティカルなエンドポイントへのサポートを拡大し、顧客の現在の投資を保護するために必要な柔軟性を提供しています。
- Workspace ONEによるサーバー管理の新機能:Windows Server OSへのクラウドネイティブなモダン管理を拡張し、モバイル、デスクトップ、仮想環境を含むすべてのエンドポイントを単一プラットフォームで統合管理できるようにします。限定提供中の新サービス「Workspace ONE Server Essentials」により、IT部門はオンボーディング、構成、サーバーアプリと更新、インベントリ追跡、リモートサポートのライフサイクル全体を管理できます。この統合アプローチにより、ITチームはコスト削減、運用の簡素化、セキュリティ強化を実現しつつ、従来のサーバー管理ツールよりも低コストで包括的な管理を提供できます。
- Workspace ONEにおける次世代Windows管理:Omnissaは、Windows管理機能を全面的に再設計し、OMA-DMから次世代の「エージェントベース」アプローチへ移行しました。これにより、Workspace ONEは既存のPC管理ツールと並行して動作し、アプリ、プロファイル、ポリシーの移行を企業のペースで進めることが可能になります。従来のPCライフサイクル管理からクラウドネイティブ管理への移行を、混乱やベンダーロックインなしで実現できます。一般提供は年内を予定しています。
- Appleプラットフォームの即日サポート:OmnissaはWorkspace ONEをAppleのGitHubに直接統合することにより、新たなAppleオペレーティングシステムの即日サポートを実現し、ITチームは最新OSのリリースと同時にアクセスできるようになります。OmnissaはAppleプラットフォームのサポートを加速し、iOS、macOS、iPadOS、visionOS向けに数百のApple DDM設定とプロファイルペイロードを提供開始しました。ソフトウェア更新強制、管理対象デバイス認証、Apple Business Managerおよび管理対象Apple IDとのプラットフォームSSO統合など、最も要望の多かった機能の一般提供も含まれます。
- プリンターおよび周辺機器のモダン管理:Omnissaは、IoTおよび機械間通信対応のMQTTプロトコルの標準化をZebra製プリンター・デバイスから開始し、他のOEM周辺機器へ拡大し、現場作業者への支援を強化しています。ハンドヘルドプリンター、POSシステム、スマート周辺機器などのミッションクリティカルなデバイスは、Workspace ONE Intelligenceに統合され、プロアクティブな検知、分析、自動化が可能になります。Workspace ONEのフロントラインワーカー向けユースケースライセンスを保有する顧客は、ニッチなツールを排除し、追加費用なしでOmnissaプラットフォーム内にデバイス管理を統合でき、コストを削減できます。本機能は今年中にベータ版として提供開始予定です。
- 物理デバイス向けApp Volumes Managerの一般提供開始:Omnissaは、物理エンドポイント向けApp Volumes Managerサポートの一般提供を開始し、仮想および物理Windowsデスクトップ双方で完全なアプリケーションライフサイクル管理を提供する唯一のプロバイダーとなりました。アプリケーションレイヤリング技術と「Apps on Demand」により、ユーザーへのリアルタイムアプリ配信を実現し、従来のアプリおよびイメージ管理の運用複雑性を低減すると同時に、ユーザーに安全でシームレスな体験を提供します。
- オンボーディングワークフロー:Omnissaプラットフォームのノーコード自動化サービス「Freestyle Orchestrator」が駆動する新機能「オンボーディングワークフロー」は、デバイスからユーザーへと焦点を移行し、ITチームが導入初日からパーソナライズされた状況認識型の体験を提供できるようにします。デバイス中心の硬直的なプロセスを見直すことにより、アプリ設定、セキュリティポリシー、セットアップ作業を効率化し、手作業を削減し、生産性到達までの時間を短縮します。これにより、ITチームの時間を節約し、コスト削減に貢献するだけではなく、異なるデバイス間で拡張性に限界のある従来のプロビジョニングツールへの依存を排除します。
ITの中核に据える従業員体験
分散型ワーク環境が標準化する中、一貫した従業員体験の提供は組織の最優先課題となっています。今回のアップデートにより、IT部門はAIを活用した洞察とプロアクティブな管理を活用し、より一貫性のあるシームレスなデジタルワーク体験を提供でき、事後対応型のサポートから脱却できます。
- Horizon向けデジタル従業員体験(DEX):仮想デスクトップ体験の向上を目指す顧客向けに、HorizonのExperience Managementが一般提供されました。これには、ログイン時間とラストマイルネットワークのテレメトリモニタリング、一般的なVDI問題を迅速に解決するAI駆動のガイド付き根本原因分析、ライセンスコスト削減とイメージ最適化を実現するソフトウェアメータリングが含まれます。クラウド接続がなく、VDI向けのニッチなDEX監視ツールの追加コストを求めないオンプレミス顧客向けに、OmnissaはオンプレミスHorizonポッド全体の統合監視、運用インサイト、ITSM連携による自動修復機能を含む「Omnissa Monitor」を今年限定的に提供開始します。
- DEX PlaybooksとQuickFlows:Experience Management Playbooksが一般提供され、IT部門はAI推奨の修復アクションを活用し、結果を予測し、フィードバックループでプレイブックを継続的に改善できます。これを基盤に、新機能「QuickFlows」ではダッシュボードやプレイブックから直接、選択したデバイスグループに対してオンデマンドで自動修復アクションを実行できます。プレイブックとQuickFlowsの連携により、問題解決の迅速化・一貫性向上を実現し、平均解決時間(MTTR)の短縮と従業員体験の改善を図ります。
オープンなエコシステムによる価値の拡大
Omnissaはオープンプラットフォームを通じ、EUCイノベーションの最高峰を結集するパートナーエコシステムを拡大し続けています。これらのパートナーシップにより、顧客は仮想デスクトップやアプリケーションの実行方法・場所に関する選択肢を拡大しつつ、EUC投資を最大化できます。
- Nutanix AHV上のHorizon:Omnissa HorizonをNutanix AHVハイパーバイザー搭載のNutanix Cloud Infrastructure上で稼働させることで、組織はオンプレミス環境とハイブリッド環境の両方において、Nutanixの最新ハイパーバイザー上に仮想デスクトップとアプリケーションを展開できます。この統合により、NutanixのクラウドのようなインフラストラクチャとHorizonのアプリケーション配信およびライフサイクル管理を組み合わせ、安全で高性能な体験を提供します。また、ITチームはより優れた柔軟性、よりシンプルな運用、シームレスな管理をハイブリッド環境やマルチクラウド環境全体で提供できます。一般提供は今年後半を予定しています。
- NVIDIA Blackwell対応:顧客は、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPU と NVIDIA RTX PRO サーバーを、NVIDIA仮想GPU(vGPU)ソフトウェアおよびOmnissa Horizonと組み合わせて利用できるようになりました。これにより、ワークロード密度を高めて最大限のスケールを実現し、コストを削減すると同時に、ナレッジワーカーから AI 開発者まで、幅広い仮想GPU上のVDIユースケースをサポートします。さらに今年後半には、BlastベースのVDIのパフォーマンスをさらに向上させる業界初のエンコーディング機能のサポートも追加予定です。
- Platform9:Omnissaは、新しいOpenStackプロビジョニングエンジンを活用し、Horizon Cloudの展開オプションを拡大しています。実績のあるHorizon Cloud DaaS(デスクトップ・アズ・ア・サービス)プラットフォームとPlatform9のPrivate Cloud Directorを組み合わせることにより、企業がプライベートクラウドインフラ上で仮想デスクトップとアプリケーションを提供する最新の基盤を実現できます。IT 部門は、展開方法の選択肢、高可用性、ライブマイグレーション、そして運用の一貫性を確保しつつ、インフラ戦略の柔軟な進化を可能にします。このソリューションは今月後半にプレビュー版として提供予定です。
Nutanix製品管理担当上級副社長トーマス・コーネリー氏(Thomas Cornely)は「今日のハイブリッドワークの世界では、顧客は複雑さを排除しながら柔軟性の確保を求めています。HorizonをNutanix AHVに対応させることで、OmnissaとNutanixは、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドにわたるシームレスな VDI 展開を可能にし、一貫したユーザー体験を提供するとともに、IT 部門に対して環境全体におけるより高度な制御を実現しています」と述べています。
CrowdStrike とのセキュリティ分野での革新、IGELとのデジタルワークスペース統合、さらにNutanix、NVIDIA、Platform9などによるインフラ選択肢の提供に至るまで、Omnissa は引き続きオープンプラットフォームアプローチを拡大し、企業がテクノロジー投資からより多くの選択肢、より大きな柔軟性、そして強力な価値を得られるよう支援していきます。
Omnissaについて
Omnissaはデジタルワークプラットフォームのリーディングカンパニーであり、世界中のさまざまな環境で働く人々が、場所を問わず最高の働き方ができるよう支援します。AIベースのワークスペースプラットフォームは、統合エンドポイント管理、仮想アプリ/デスクトップ、デジタル従業員体験、セキュリティおよびコンプライアンスを含む業界トップクラスのソリューションを提供し、組織とその従業員が極めて大きなビジネス価値を引き出せるようサポートします。世界中で26,000社から信頼を集めるOmnissaは、デジタルワークスペース領域において20年の実績を誇り、現在株式非公開企業として世界中に4,000人の従業員を擁しています。詳細は https://www.omnissa.com/japan/ をご覧ください。
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