製品紹介動画をご覧いただけます (4分): https://youtu.be/01gtR_RjBds
新しいDN6.33xデジタイザの各チャンネルには、12ビットADCが搭載され、3.2、6.4、10 GS/sのサンプリングレートと、それに対応する1、2、3 GHzのアナログ帯域幅が選択可能です。モデルは4、6、8、10、12チャンネルの構成で提供され、必要に応じた性能のみを柔軟に選択できます。1~2チャンネルのみを必要とする場合は、小型のDN2.33xシリーズが利用可能です。

新しいDN6.33xデジタイザ(12ビット)は、6チャンネルで最大10 GS/s、または12チャンネルで最大5 GS/sの性能を提供します。
主なハードウェア機能
- 全チャンネル間での完全同期サンプリング
- チャンネルごとに±200 mVから±2.5 Vまでの4種類の独立したプログラム可能入力レンジ、プログラム可能なオフセット、オンボードキャリブレーション、高精度なタイミングアラインメンント
- 標準メモリで200 msのフルスピード記録可能、また最大800 msまで拡張可能
- 外部クロック、トリガ、デジタルI/O用フロントパネルコネクタを標準装備
柔軟なデータ取得モード(トランジェント平均、マルチプル平均、オプションのブロック平均化など)は、高度なトリガ機能と組み合わせることで、希少かつ複雑なイベントの正確な捕捉を可能にします。各トリガにはタイムスタンプが付与され、時間単位やマイクロ秒単位のデータ収集のいずれにも対応できます。
全ユニットには、データ取得、表示、解析、レポート作成を行うためのソフトウェア「SBench 6 Professional」が付属します。SBench 6 Professionalは大容量データファイルの処理に優れ、時間および周波数領域での多彩な表示モードを提供し、digitizerNETBOXの制御を容易にします。また、自動試験システムに組み込む場合には、開発者は、C++、Python、MATLAB、LabVIEWなどをサポートする無償のSDKを利用して独自のプログラムを作成可能です。オプションのアクセサリとして、4出力プログラム可能な高速パルスジェネレータや19インチラックマウントキットも提供されます。
スペクトラム社に25年間在籍するCTOのOliver Roviniは次のように述べています。
「DN6.33xシリーズは、速度、分解能、そして統合の容易さを兼ね備えています。これらのデジタイザは、通信やレーダーにおけるMIMO用途や、航空宇宙、科学研究、太陽光発電解析、半導体といった時間相関測定が必要とされるあらゆる分野に理想的です。すべてのユニットには5年間の保証、無期限なソフトウェア/ファームウェアのアップデート、そして当社設計エンジニアによる直接サポートが付属します。さらに、長期の試験プラットフォームに対しても、15年間にわたってサービスと部品を提供する体制を整えており、安心してご利用いただけます」
スペクトラム・インスツルメンテーション社(Spectrum Instrumentation)について
1989年に創業したスペクトラム社(CEO 兼 創業者Gisela Hassler)は、モジュラー設計を利用することでデジタイザ製品および波形発生器製品をPCカード(PCIeおよびPXIe)やスタンドアローンのEthernetユニット(LXI)として幅広く生み出しています。スペクトラム社は35年間に、トップブランドの業界リーダーやほとんどすべての一流大学を含む、世界中のお客様に製品をご利用いただいています。当社はドイツのハンブルク近郊に本社を構えており、5年保証と設計エンジニアやローカルパートナーによる優れたサポートを提供しております。スペクトラム社の詳細については、https://www.spectrum-instrumentation.com をご確認ください。
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