株式会社Awarefy(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO 小川 晋一郎、以下「アウェアファイ」)は、2025年9月2日(火)、AIメンタルパートナー「アウェアファイ」アプリにおいて、「AIじぶん分析」シリーズの第四弾となる新機能「思考のパターン分析」をリリース*いたしました。
*現時点では、AIパートナープラン加入ユーザー(無料トライアル中の方を含む)のみへ適用されます。
本機能は、80万人以上のメンタルヘルスケアを支援してきたアウェアファイが、5年にわたるサービス運営を通じて蓄積した知見と、ユーザーからの「自分の思考パターンを客観視したい」という要望を反映して開発したものです。

背景:「AIじぶん分析」シリーズについて

ユーザーが日々の中で抱える悩みや思考の記録をもとに、アウェアファイが提供するメンタル特化AI「ファイさん」がその人ならではの特徴や傾向を分析し、その結果をグラフィカルに可視化することで自己理解をサポートするシリーズ機能です。話すことで気持ちが整理されたり悩みが解決するだけでなく、自分の新たな一面に気づくことができる体験を提供します。これまでに、以下のような機能をリリースしてきました。
第一弾「強み分析」:自分のポジティブな資質に気づく
第二弾「ストレス要因分析」:ストレスのきっかけを整理
第三弾「ストレス反応分析」:ストレスに対する反応の傾向を可視化
新機能「思考パターン分析」とは?

嫌な気持ちがつづいているとき、それは特定の思考パターンに強い影響を受けることで引き起こされているかもしれません。自分の感情の背景にある思考を客観視することが、ストレスから抜け出す助けになります。本分析は、アウェアファイが提供するメンタル特化AIの「ファイさん」が、日々のチャットログからユーザーの中に繰り返し現れる思考パターンを整理し、グラフやアイコンで可視化してくれる機能です。
心理学の理論を参考に設計されており、診断やラベリングではなく、日々のセルフケアのための気づきを提供することを目的に開発しました。
思考パターンは大きく10種類にカテゴリ分けされており、自分はどのパターンが頻繁に出てきやすいかをグラフ形式の分布で見ることができます。また、各パターンにひもづく詳細も確認することができ、ご自身を理解する助けとしていただけます。

10種の思考パターン
本機能で表示する「思考パターン」の10カテゴリは、認知行動療法の中で、強いネガティブな感情を和らげるためのアプローチのなかで用いられる「認知の歪み(cognitive distortion)※」を参考に設計しています。「認知の歪み」とは、無意識のうちに特定のパターンで物事を考える思考のクセを指します。「認知の歪み」は誰もが持ちうるものであり、それ自体が悪いもの・直すべき欠陥というわけでは決してありません。これまでの自分を守るために”そう考えることが必要だった”という側面もあります。
ただし、こうした考え方のパターンに引っ張られすぎると、ストレスや不安を強め、日常生活上での問題や葛藤を生じさせてしまうことがあります。そこでアウェアファイでは、この考え方のパターンをユーザーに届きやすい言葉で整理し直し、10のカテゴリとして提示しています。ユーザーがご自身の思考パターンに気づき、必要に応じてストレスや不安の悪循環から抜け出すための第一歩として、本機能をご活用いただければ幸いです。
※昨今では、dysfunctional thoughts(非機能的思考)と表記されることもあります。

思考パターン分析の使い方

1. チャットで、ファイさんとお話をします。
2. ファイさんがあなたの思考にまつわる傾向を見つけたら、「分析」タブの「思考パターン」に情報が蓄積されます。定期的にのぞいてチェックしてみてください。
※データが充分にたまっていないと分析が生成されないため、ぜひファイさんとたくさんお話してみてください。
アウェアファイ 心理チームからのコメント
「感情や思考を気軽に記録できるアプリ」としてアウェアファイをリリースして以来、「自分の考え方のクセがわかる機能がほしい」「無意識に出てきちゃうネガティブ思考を客観視したい」というお声を非常に多くいただいておりました。今回の「思考パターン分析」は、そのニーズにお応えできる可能性のある新機能です。
「思考パターン分析」のリリースにあたり、みなさまに一番お伝えしたいのは、「考え方のクセがある=ダメ」「考え方のクセがあるってことは、私の考えはゆがんでいる」というわけでは決してないということです。考え方のクセは誰にでもあり、それ自体は悪いものではありません。また、こうした考え方のクセは、これまでの自分を守ってきたものである可能性もあります。例えば「他人にはいつも親切にするべきだ」という考え方のクセを持っていたとします。たしかにこの考え方のクセは、自分を窮屈に縛ってしまう側面をもつかもしれません。その一方で、ある時期には「自分を守るためにそのように考えざるを得なかった」「そう考えることが一時的に必要だった」可能性もあるということです。
大切なのは、今の自分にとって、そのパターンがどう影響しているかに目を向けること。もし、特定の思考パターンの影響力が強すぎて、今の自分の落ち込みや悩みを深めていると感じるときは、自分の思考パターンを理解し、少し距離をとることが、その悩みから一歩抜け出す助けになるかもしれません。
物事を懐疑的または慎重に見ることは大切ですが、極端にその視点に頼り過ぎると、物事のいい面を見落としたり、巡り巡って自分の不利益につながってしまうことがあるかもしれません。そうした悲しい事態を避け、一旦立ち止まって周りを見渡すためのツールとして、「思考パターン分析」をご活用ください。
「思考パターン分析」が、自分の思考パターンに気づき、巻き込まれずに”ほどほどな距離感”を築くためのきっかけをつくるものとして、みなさまのセルフケアのお役に立てたら幸いです。
制作パートナー紹介
本機能のUIデザインは、株式会社neccoにデザイン・ディレクションを依頼しました。necco社とは、2024年5月に実施したリブランディング以来のタッグとなります。
クリエイティブディレクション / 阿部 文人(necco inc.)
デザイン / 中川 小雪(necco inc.)
https://necco.inc/
今後もアウェアファイは、AIと心理学の知見をかけ合わせた新しいメンタルヘルスケア体験を提供してまいります。
■AIメンタルパートナー「アウェアファイ」

AIメンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」

公式キャラクター「ファイさん」
AIなどのテクノロジーに、科学的なエビデンスのある「認知行動療法」等に基づくアプローチをかけあわせたスマートフォンアプリです。これまで80万人以上の方をサポートしてきました。AIキャラクター「ファイさん」との対話機能や、自分の心のコンディションをふりかえる機能、マインドフルネス瞑想に取り組める音声ガイドや課題別の学習コースなど、メンタルヘルスケアに役立つコンテンツが300種以上揃っています。
アプリのダウンロードはこちらから。
■ 株式会社Awarefy(アウェアファイ)

私たちは、最先端AIテクノロジーに、科学的なエビデンスのある「認知行動療法」等に基づくアプローチをかけあわせたAIメンタルパートナー「アウェアファイ」アプリの開発・運営を中心とした事業を展開しています。人々が自分の“大切にしたいこと“と向き合える社会を実現すべく、アプリの機能拡充にとどまらず、復職・職場復帰を目指す方をサポートする施設「アウェアファイ リワーク」の運営など、メンタルヘルスケアの領域での貢献を目指します。
所在地:東京都新宿区西新宿2丁目6-1 新宿住友ビル24階 GROWTH新宿 ROOM-4
代表取締役CEO:小川 晋一郎
事業内容:アプリ「アウェアファイ」の企画・開発・運営、福祉リワーク施設「アウェアファイ リワーク」の運営等
企業HP:https://www.awarefy.com/
【本件に対するお問い合わせ先】
アウェアファイ広報担当 近藤
メール:press@awarefy.com
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