IEEE ICIPは、画像処理・コンピュータビジョン分野において世界最大級かつ最も権威ある国際会議のひとつであり、毎年世界中から千件を超える論文投稿が寄せられる難関国際学会として知られています。IEEE ICIP 2025では、投稿論文のうち約40%が採択されており、今回の採択はAWLの技術力と研究成果が国際的に高く評価された証といえます。
なお、AWLは2023年度 NEDO「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(以下「DTSU事業」)」に採択されております。本成果はDTSU事業の一環として得られたものであり、今後の実用化研究開発における技術的・戦略的に極めて重要なマイルストーンとなります。
論文の概要
タイトル:GRID-LOGAT: Grid Based Local and Global Area Transcription for Video Question Answering
著者:
Md Intisar Chowdhury*, Kittinun Aukkapinyo*, Hiroshi Fujimura (藤村 浩司)*, Joo Ann Woo, Wasu Wasusatein, Fadoua Ghourabi (AWL株式会社) *共同筆頭著者(同等貢献)
概要:
AWLはエッジAIの社会実装を強みとし、本研究では、ローカルデバイス上で動作するVisual Language Model(VLM)による動画理解を対象としています。
本論文では、画像をグリッド線で分割し、局所領域と広域領域の情報を統合的に処理する新手法「GRID-LOGAT」を提案。生成AI時代における画像と言語の融合処理の高度化に貢献します。
GRID-LOGATは、ローカルデバイス上での処理を前提とし、画像にオーバーレイされたグリッド線に基づく詳細分析により、プライバシー保護と高精度な画像認識を両立。クラウド依存を抑えることで、電力消費の低減にも寄与します。
本技術は、店舗・施設における防犯や業務効率化など、現場での実用的な応用を見据えたものであり、AWLが推進する「エッジAIによる社会課題解決」の実現に向けた、技術革新の象徴ともいえる成果です。
関連リンク
2025 IEEE International Conference on Image Processingについてhttps://2025.ieeeicip.org/
https://cmsworkshops.com/ICIP2025/view_session.php?SessionID=1057&bare=1
AWL株式会社について
最先端エッジAI(人工知能)映像解析技術でリテール業界を中心にIoT活用・導入で数々の実績をもつ北大発認定スタートアップ企業。少子高齢化・人手不足など様々な社会問題が先行して顕在化する課題先進地域 北海道において、同じく北海道に本部を置くドラッグストアチェーン「サツドラ」との提携により、現場に最適なソリューションを高品質・低価格で提供。独自開発したAI技術が「人の目」を補い、あらゆる現場で「人とリアル空間をリアルタイムに可視化」。グローバルなお客様と共に社会課題に挑み続けている。
最先端のAI研究開発体制の拡充を目指し、草創期よりグローバル採用に舵を切り、世界約20カ国から優秀人材の獲得に成功。現在、エンジニアの約9割を外国籍人材が占める。経営マネジメント層まで年齢・性別・国籍の隔たりなく登用が進み、シリコンバレーさながらの多様性溢れる企業風土を実現。

設立 2016年6月1日
代表者 代表取締役社長 兼 CEO 北出 宗治
所在地
【東京本社】東京都品川区西五反田2丁目24番4号 THE CROSS GOTANDA 8階
【札幌本社】北海道札幌市東区北8条東4丁目1-20
事業内容:エッジAI映像解析ソリューションの開発・提供
https://awl.co.jp
【お問合せ先】
AWL株式会社
担当 土田、和田
info@awl.co.jp
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