
~経済的支援を大幅に拡充し、研究に専念できる環境を整備~
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1 ポイント
東京都立大学(以下「本学」という。)は、令和7(2025)年度より、本学に在学中の博士後期課程学生に対し、新しい支援プロジェクト『みやこMIRAI(Motivating Integrated young Researchers towards Adaptive intelligence Initiative)』を開始します。
本プロジェクトでは、一定の資格要件を満たす学生全員※1を対象に、生活費相当額(年額240万円)を支給するとともに、授業料免除等の支援を行うことで、研究に専念できる環境を提供します。さらに、研究業績の優れた学生※2に対しては、2年次以降給付額を上乗せすることで、授業料免除と合わせて同世代の社会人の給与と同水準の支援※3を行います。
本プロジェクトを通じて、優秀な人材の博士後期課程への進学を促進し、次世代を担う研究者を育成するとともに、多様なキャリアパス支援により、幅広い分野で活躍できる高度人材を輩出し、日本の科学技術力や競争力の向上に貢献していきます。
2 支援内容
・研究奨励費<年額240万円(月額20万円)>を支給
*2年次以降の学生で、独立行政法人日本学術振興会の特別研究員(DC)等に採用された学生及び同等と認められる優れた研究業績を上げている学生には上乗せ支援
・授業料<年額52万8百円>を免除
・研究費<年額30万円(上限)>を措置
・メンターによる面談、研究インターンシップ等のキャリア支援を実施
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*点線で囲われた部分は、優れた研究業績を上げている場合に支給
3 学長コメント
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学長 大橋隆哉
近年、博士後期課程進学への経済的不安や修了後の就職への不安から、日本では博士後期課程への進学者数が減少傾向にあります。本学は、日本の研究力が低下することへの危機感から、学生のこうした不安に寄り添い、研究に専念できる環境を整備するため、これまで博士後期課程学生への様々な支援に取り組んできました。
令和7(2025)年度より、本支援プロジェクトを立ち上げ、博士後期課程へ進学する学生への経済的支援を大幅に増額し、安心して学問に集中できる環境を整えます。これにより意欲ある学生が切磋琢磨しつつ成長していくことを後押しし、研究力だけでなく卓越したコミュニケーション力と主体性にも支えられ、世界の幅広い分野で活躍できる次世代の高度専門人材を育ててまいります。
ぜひ本学で学問の奥深さとともに社会へ関わっていく面白さを体験し、変化する世界へ飛び出していってください。
4 関係情報
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・東京都立大学研究力強化推進プロジェクト※4
https://www.tmu.ac.jp/research/research-e-i.html
・東京都立大学博士人材支援室
https://research-miyacology.tmu.ac.jp/human-resources-support/
・東京都立大学大学院募集要項
https://www.tmu.ac.jp/entrance/graduate/18517.html
・東京都立大学「知のみやこプロジェクト」の開始について(令和7年1月8日報道発表)
https://www.tmu.ac.jp/news/topics/37263.html
・東京都立大学「日本学術振興会特別研究員 PD 等の給与を大幅 UP」について(令和7年3月31日報道発表)
https://www.tmu.ac.jp/news/topics/37432.html
※1日本国籍を有する者、特別永住者等で、入学時30歳未満、標準修業年限内など、一定の資格要件があります。なお、留学生については東京グローバルパートナー奨学金プログラム等の経済支援を行っています。
※2独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1及びDC2)、東京都立大学領域リフレーミング(Arena Reframing: AR)双対型博士人材育成プロジェクト(SPRING)等の採用学生及び同等と認められた学生
※3上乗せ支援により、年間約472万円相当の経済的支援を実現します。
※4本学では、学長を中心に令和5(2023)年度より「東京都立大学 研究力強化推進プロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクトにおいて、研究力強化に向けた「7つの戦略と21の取組」を定め、若手研究者の人材育成を一つの柱にしています。本制度もその一環として実施します。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107654/202506160616/_prw_OT1fl_25fN5549.png】
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▲2050東京戦略
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