【調査結果】
◆当調査では、潰瘍性大腸炎と診断され、その治療のために現在医療機関を受診している成人男女582人を対象にアンケート調査を実施した。
◆主な調査ポイントは、潰瘍性大腸炎患者について、医療機関での診断状況や症状・QOLの状況、受診状況、治療実態(治療全体/治療マインド/ステロイド・JAK阻害剤・生物学的製剤の使用状況)、薬物治療の満足度と困っていること、今後の治療薬に期待していることとしている。
◆調査結果より、初めて症状が出てから診断までの期間は「1年未満」が約8割を占め、「1~2年未満」が約1割。最初の活動期における重症度は中等症以上が7割近いが、現在(直近)の重症度は約3割に減少しており、大幅な改善傾向が見られる。
◆ステロイドの飲み薬を処方された人(582人中256人)のうち、服用時に「ステロイド服用における難治例(減量または中止により症状が再発・悪化/改善しない・効果なし)」を経験した人は約6割。難治例の内訳を見ると、「減量後に再発・悪化」が2割強、「症状が改善しない・効果なし」、「中止後に再発・悪化」はそれぞれ2割程度。「いずれも経験したことはない/覚えていない」は約4割であった。
◆また、生物学的製剤の今後の使用意向がある人は、全体の約2割であった。さらに、生物学的製剤の使用経験がある人では半数を占めたのに対し、使用経験がない人では約1割にとどまっている。
◆今後の治療薬に対する期待としては、「薬の費用(自己負担)が高くないこと」が最も多い。そのほか、「飲み薬で十分な効果が得られること」、「症状に対する効果が高いこと」なども上位に挙げられている。なお、生物学的製剤を使用している人では、症状に対する効果だけでなく、長期にわたって安全に使用できることを期待する意向がみられる。
【調査対象者】
潰瘍性大腸炎と診断され、その治療のために現在医療機関を受診している成人男女 計582人
【調査実査日】
2025年9月12日~14日

<資料名>
潰瘍性大腸炎の患者調査
―難治性患者の治療実態と今後の薬物治療に対するニーズを探る―
URL:https://www.tpc-osaka.com/c/pharmaceuticals_medical/pr310250175
発刊日:2025年11月17日 頒価:715,000円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
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