八戸市には、意外なほど数多くの巨木が静かに息づいています。
その傍らには、美術館や公共施設などの近代建築が立ち並び、まちの「今」と「記憶」とが交差しています。本プロジェクトでは、子どもたちが“あかり”を手に、まちそのものを読むように歩く小さな冒険の旅が繰り広げられます。
最初のステップは、津軽藩ねぷた村の伝統工芸士による「金魚ねぷた」の絵付け。ひとりひとりが思いを込めて色を重ね、灯りに小さな“ひかりのたね”を宿します。
続いて八戸市美術館を訪れ、開催中の人気企画「ポケモン×工芸展――美とわざの大発見」を鑑賞。伝統工芸とポップカルチャーが交わる展示を体感し、子どもたちの想像力がさらに広がります。

夜になると、子どもたちは完成した金魚ねぷたを手に、世界的照明デザイナー・面出薫氏とともにまちへと歩き出します。三八城(みやぎ)公園の樹齢90年を超えるケヤキや、八戸城角御殿表門など、巨木と建築が語り継ぐ静かな時間にふれながら、まちの奥に潜む物語を照らしていきます。
そして、この夜のクライマックスは、地元の人でもほとんど知らない秘密の場所にそびえる「白い銀杏の大木」。その大木を子どもたちの手でライトアップし、光に浮かび上がる幻想的な姿を分かち合います。まちの奥に隠された記憶を発見する瞬間は、まさに光で読む冒険物語の一場面です。
「本のまちを、あかりで読む」――
子どもたちはページではなく、巨木や建築、そして人々の営みを“読む”ことで、八戸というまちの奥行きを再発見します。最後に心に残るのは、それぞれの胸に刻まれる「読後の風景」。光に導かれて、八戸が語りかける物語を一緒に感じる特別な体験です。
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[日時]2025年8月22日(金曜日)/15:30スタート(受付15:00)
[場所]八戸ポータルミュージアム「はっち」/シアター1
[対象]年長・小学生・中学生(保護者の方もご一緒に)
[募集人数(各回)]子ども:45名 / 大人:20名
(事前申し込み者優先、当日は先着順になります)
[参加費]無料
[材料費(税込)]2,500円 ※当日お支払いください
※材料費は金魚ねぷた+絵付け絵の具材料費になります。
※「ポケモン×工芸展――美とわざの大発見」の鑑賞は子どものみ無料になります。
【参加申込】 https://www.tocol.net/form/250822
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[特別講師]照明デザイナー・面出薫
[金魚ねぷた絵付け指導]株式会社ぷらす(弘前)
〈主催・お問合せ〉一般社団法人TOCOL https://www.tocol.net
〈助成〉独立行政法人 国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」
〈後援〉青森県/青森県教育委員会/弘前市/弘前市教育委員会/八戸市/八戸市教育委員会/南部町/南部町教育委員会/デーリー東北新聞社/東奥日報社/弘前大学/八戸工業大学
〈協賛〉株式会社トイ 愛瀰詩塾(えみしじゅく)
〈協力〉株式会社gem
配信元企業:一般社団法人TOCOL
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