「衝動的に殴った」
計514回もの暴行を受けで死亡した20代女性の事件に注目が集まっている。
【注目】男子高校生44人が女子中学生1人を“1年間犯し続けた”事件
10月24日夜に韓国で放送されるドキュメンタリー番組『それが知りたい』(原題)は、「“国プロ”と514回の処罰―江西拷問殺人事件の真実」と題し、ある事件の実態に迫る。
28歳の女性を長期間支配し、悲劇的な死に追いやった事件の実態や、その背後にあったとみられる精神的支配、さらに正体不明の文書について掘り下げる。
事件が起きたのは6月20日14時ごろ。ソウル江西(カンソ)区の半地下住宅から、「同居している彼女の意識がない。助けてほしい」と、交際相手のチョン氏から119番通報が入った。
しかし、救急隊が現場に到着した時、IT企業に勤務していた被害者のイム・ジャンディさん(仮名、28)は、すでに心停止状態だった。イムさんの全身には、はっきりとしたあざや鈍器で殴られた痕が残っていた。

警察が駆けつけると、チョン氏は「嘘をつかれることに耐えられず、衝動的に殴った」と暴行を認めたという。
しかし、司法解剖の結果、イムさんは21本もの肋骨が折れ、複数の臓器も破裂していたことが判明。さらに、室内に設置されていたホームカメラには、チョン氏による犯行の様子が記録されていた。
映像には、チョン氏がイムさんが倒れるまでの3時間20分にわたり、拳や足、さらにはハンマーまで使って計514回暴行し、過酷な行為を強要する様子が残されていたという。
『それが知りたい』の制作スタッフは、被害者が長期間にわたって激しい暴行を受けながら、なぜその場から逃げられなかったのかを取材するなかで、チョン氏が送っていた不審なメッセージに注目した。
チョン氏は被害者に対し、「今日中に“国プロ”を終わらせられないのか。もうチャンスはない。前回よりもっとひどく、耐えられないレベルでやる」などと送り、継続的に圧力をかけていたという。

その後、被害者のクラウドアカウントからは、チョン氏が作成したとみられる謎の「国家プロジェクト」と題した文書も見つかった。
文書には「トゥリ国」という架空の国家が登場し、立法、司法、金融システム、さらにはデジタル化などについて、正体不明の内容が細かく記されていたという。
被害者を死に追いやった凄惨な暴行と精神的支配、そして「トゥリ国」と呼ばれる架空の“国家プロジェクト”との間に、どのような関係があったのか。
その真相は、10月24日夜放送のSBS『それが知りたい』で明らかにされる。



