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BTSもアルバム名に採用した「アリラン」、中国の案内板が起源めぐり波紋 韓国伝統文化24件を登録

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BTSもアルバム名に採用した「アリラン」、中国の案内板が起源めぐり波紋 韓国伝統文化24件を登録
  • BTSもアルバム名に採用した「アリラン」、中国の案内板が起源めぐり波紋 韓国伝統文化24件を登録

韓国の伝統文化をめぐり、中国での登録や発信のあり方に注目が集まっている。

韓国の国家遺産庁がまとめた報告書によると、中国東北部の黒竜江省牡丹江市にある中国朝鮮族の村、中興村の案内板に、「アリラン」の起源を中国に結びつけるような説明が記されているという。

【写真】BTSで注目の「アリラン」とは何か

「アリラン」は、2026年3月に発売されたBTSの5thアルバムのタイトルにも採用された、韓国を代表する民謡だ。韓国では、中国側の説明がその起源について誤解を招く可能性があるとして、懸念が示されている。

「アリラン」の起源を中国に結びつける説明

韓国の国家遺産庁がまとめた報告書「韓国伝統に対する中国の文化工程対応総合研究」によると、中興村の案内板には、漢の武帝が漢四郡を設置した後、中国大陸から朝鮮半島へ移住した人々が故郷を懐かしんで歌った歌が「アリラン」の原型になった、という趣旨の説明が記されているという。

韓国
(写真=スポーツソウル日本版編集部)

韓国メディアの報道によると、報告書は、こうした説明がアリランの歴史的な起源を誤解させるおそれがあると指摘している。

ただし、中国で中国朝鮮族に関連する伝統文化が無形文化遺産に登録されていること自体が、中国側による文化の起源の主張を意味するわけではない。今回、問題視されているのは、案内板に記された具体的な説明が、アリランの起源について誤解を招きかねない点だ。

キムチやパンソリなど関連文化24件が登録

報告書によると、中国東北部の吉林省、遼寧省、黒竜江省では、中国朝鮮族に関連する伝統文化が中国の国家級無形文化遺産に登録されている。地域別では吉林省が19件、遼寧省が4件、黒竜江省が1件で、同じ項目が複数の地域で登録されたケースも含め、計24件に上るという。

対象には、アリランやパンソリ、秋夕(チュソク)、キムチ作りの技術、シルム(韓国相撲)、チャング舞、鶴の舞、農楽舞、カヤグム、伝統衣装、還暦祝いなどが含まれる。

中国は2006年に農楽舞や板跳び、ブランコ遊びなどを国家級無形文化遺産に登録し、2008年にはチャング舞や鶴の舞、2011年にはアリランやパンソリを登録した。2021年にはヘグム芸術や百中祭なども登録されたという。

『ARIRANG』
(画像=BIGHIT MUSIC)『ARIRANG』

一方、アリランは韓国でも2012年にユネスコの無形文化遺産に登録されている。パンソリは2008年、キムジャン(キムチ作りと分かち合いの文化)は2013年、農楽は2014年に登録された。また、シルムは2018年に南北共同で登録されている。

文化の保護と起源をめぐる主張は別問題

報告書によると、2025年8月時点で、延辺朝鮮族自治州では国家級・省級・自治州級の無形文化遺産の伝承者として累計127人が認定されていた。このうち、死亡や認定取り消し、連絡不能、重複などを除いた現役の伝承者は96人で、パンソリや農楽舞などの国家級伝承者は20人だったという。

また、中国朝鮮族の「農楽舞」は2006年に中国の国家級無形文化遺産に登録され、2009年にはユネスコの無形文化遺産にも登録された。韓国の「農楽」も2014年にユネスコに登録されている。

文化は国境を越えて共有され、各地で受け継がれていく。一方で、文化を保護・継承する取り組みと、その起源をどの国や地域に結びつけるかという問題は、区別して考える必要がある。

今回の報告書は、中国における韓国伝統文化の登録や紹介のあり方を考えるうえで、議論を呼びそうだ。

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《スポーツソウル日本版》

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