「そんなことは考えたこともない」
ホン・ミョンボ監督が自身の名誉回復について否定した。
韓国代表のホン・ミョンボ監督は6月24日(日本時間)、南アフリカとのグループリーグA第3戦を翌日に控え、エスタディオBBVAでの公式記者会見に出席した。
監督として2度目となる今大会で、2014年ブラジル大会での失敗の名誉回復を目指しているのではないかとの質問に対し、「私の過去は重要ではない。ただ与えられた役割に最善を尽くすだけだ。ここでどんな結果が出るかは分からないが、監督として結果に責任を負えばいい。成功したからといって名誉回復になるとは思わない」と語った。
指導者としても成功を収めてきたホン・ミョンボ監督は、12年前に火消し役として急きょ代表監督に就任。しかし、ブラジル大会では1分2敗でグループリーグ敗退に終わり、初めて大きな挫折を味わった。

その後、韓国サッカー協会の専務理事などを経験したあと、蔚山HD FCの監督に就任。2022~2023年のKリーグ1連覇を達成し、指導者として再評価された。
そして2024年8月に韓国代表監督へと復帰し、再びワールドカップの舞台に立った。今大会ではチェコとのグループリーグ初戦で2-1の勝利を収め、自身にとって監督としてのW杯初勝利を挙げている。
続く開催国メキシコとの第2戦では0-1で惜敗したものの、安定した戦いを続けている。1勝1敗(勝ち点3)でメキシコ(勝ち点6)に次ぐグループ2位につける韓国は、最下位の南アフリカ(勝ち点1)との第3戦で引き分け以上の結果を収めれば、自力で2位を確保して決勝トーナメント進出を決めることができる。
ホン・ミョンボ監督との一問一答は以下の通り。
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――南アフリカ戦をどのように準備したか。
私たちにとって最も重要な試合だ。(第2戦では)準備の過程は悪くなかったが、結果を得られなかった。勝った時よりもチームの雰囲気が落ち込んだのは事実だが、選手たちは大きく崩れなかった。心身ともに回復し、普段通りの準備をしてきた。
――モンテレイには5000人以上の韓国人が住んでいるという。韓国企業も多く、ホームのような雰囲気になりそうだ。
韓国とメキシコの関係が非常に良いことは知っている。例えばチェコ戦でも、韓国サポーターだけでなくスタジアムに来たメキシコのファンが「コレア(韓国)」と声援を送ってくれた。とても感謝している。この地域に韓国企業や韓国人コミュニティが多いと聞いている。選手たちがホームのような気持ちで戦えるのは大きなプレゼントだ。うまく力に変えて良い試合をしたい。
――非常に暑い天候だ。南アフリカの監督も自チームには厳しい環境だと話している。
(第1、2戦が行われた)グアダラハラとは全く異なる環境だ。選手たちが多少苦労するかもしれないが、韓国でも高温多湿の環境で継続的にトレーニングしてきた。100%適応するのは簡単ではないが、モンテレイの気候は事前に把握していた。高地順応トレーニングと並行して準備してきたので、暑さを感じることはあってもプレーに支障はないだろう。
――引き分けでも決勝トーナメント進出が可能だ。勝てば2002年日韓大会以来のグループリーグ2勝となる。
第3戦に向けていくつかの指導ポイントはあったが、特別に何かを加えなければならないとは話していない。なぜなら、第1戦と第2戦で選手たちは十分に良い姿を見せてくれたからだ。
――第1、2戦は先発メンバーに大きな変化がなかったが、南アフリカ戦はどうか。
2~3ポジションほど変更する予定だ。
――モンテレイは1983年ワールドユース選手権で韓国が4強入りを決めた場所でもある。
それは知らなかった。もし私たちにもそんな機会が訪れるならうれしい。この地を大きな贈り物を受けた場所として記憶したい。
――選手としても監督としてもW杯経験が豊富だ。引き分けでも突破できる状況で第3戦を迎える心境は。
W杯の第3戦で、こうした状況を経験したことはあまりない。これまでは勝たなければ突破できないケースが多かった。今の状況は悪くないが、だからといって特別なアドバンテージになるわけでもない。このような試合は非常に難しい。相手も手ごわいチームだ。引き分けでいいと思った瞬間に苦しくなる。私たちも最後まで勝利を目指して準備する。
――監督として2度目のW杯だ。結果次第では2014年大会の失敗を払拭することも、再び失敗を味わうこともあり得る。
私は2026年W杯でチームを率い、メキシコに来ている。選手たちと新たな挑戦をしている最中だ。私の過去は重要ではない。成功したからといって名誉回復になるとは思わない。ただ与えられた役割に最善を尽くすだけだ。どんな結果になるかは分からないが、その結果に責任を負えばいい。個人的なことは考えたこともないし、私にとって重要でもない。



