膵臓がんとの闘病中も台本を手放さなかった「国民の母」こと女優のキム・ヨンエさんがこの世を去って9年が経った。
キム・ヨンエさんは2017年4月9日、膵臓がんによる合併症のため亡くなった。65歳だった。
1970年にMBC公開採用3期タレントとしてデビューしたキム・ヨンエさんは、洗練されたビジュアルと高い演技力でファンから大きな愛を受けた。
1986年から1993年の間は、インスタントラーメンなどで知られる食品会社オットギのモデルを担当し、母親のイメージを構築した。
その後、2000年代に入ると事業家としても活動。2002年には黄土パック事業で大成功を収めたのだが、その時期は俳優活動をしばらく中断していた。しかし、2007年に告発番組の報道によって事業が失敗すると、その衝撃とストレスで2012年に膵臓がん治療を受け始めた。

しかし、それでも彼女の演技への情熱は冷めなかった。がんを隠したままドラマ『太陽を抱く月』(12)の撮影を敢行し、キム・スヒョン、ハン・ガイン、チョン・ミソンらとともに視聴者たちを魅了。だが、ドラマの大成功を見届けたのち、9時間に及ぶ大手術を受けた。
これにより膵臓がんは完治。映画『弁護人』(13)、ドラマ『わが愛しの蝶々夫人』(12)、『メディカルトップチーム』(13)、『美女の誕生』(14)、『キルミーヒルミー』(15)、『魔女宝鑑 ~ホジュン、若き日の恋~』『ドクターズ~恋する気持ち~』(16)などで変わらない存在感を発揮した。
2016年8月27日から2017年2月26日までは、計54話の『月桂樹洋服店の紳士たち~恋はオーダーメイド!~』にも出演したが、膵臓がんが再発。キム・ヨンエさんは演技への情熱を発揮し、病院の外出許可を取ってまで撮影に臨んだ。
『月桂樹洋服店』は高い視聴率と話題性で有終の美を飾ったが、キム・ヨンエさんはこれを遺作として残し、2017年4月9日午前、家族に見守られたなかで人生を終えた。
(記事提供=OSEN)
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