2024年4月から放送されたNHKの連続テレビ小説『虎に翼』が、完全オリジナルストーリーで劇場映画として2027年に公開される。
同作は日本初の女性弁護士で後に女性初の判事・裁判所長にもなった三淵嘉子をモデルに、伊藤沙莉演じる主人公の寅子が志を同じくする女性たちと道なき道を切り開いていく姿を描いた。初回から右肩上がりで視聴率を伸ばし、配信でもNHK歴代ドラマで最高の再生回数を記録した。さらに「第62回ギャラクシー賞 テレビ部門大賞」「第33回橋田賞」「第51回放送文化基金賞 ドラマ部門最優秀賞」を受賞した。

今回、映画では完全オリジナルストーリーが紡がれる。ドラマでは描ききれなかった新たなエピソードや、その後の物語が時代をまたぐ壮大なスケールで展開。そして寅子は最後の事件に挑む。NHKの連続テレビ小説からの映画化は「すずらん」(1999年)以来、27年ぶり。そして、ドラマから主演キャストが続投し、映画化されるのは「娘と私」(1961年放送)から50年以上にわたり続く、連続テレビ小説の歴史の中で、史上初となる。
映画化発表に際し、主演・寅子役の伊藤沙莉は「まさかまた寅ちゃんとして生きることができるなんて本当に嬉しいです。今回は完全なオリジナルストーリーとなりますが、寅子が挑む最後の事件ということでドラマで描ききれなかった空白の時間が埋まるのがとても楽しみです。朝ドラ撮影時同様、吉田さんのユーモアや愛情、鋭い視点や祈りが込められた脚本を監督の梛川さんと解釈や思いを話し合いながら大切に演じさせていただきたいです。」とコメントした。

ドラマから引き続き脚本を担当する吉田恵里香は「映画化の話を聞き、一番に沸きあがったのは『私まだ寅子とお別れしなくていいんだ!』という心からの喜びでした。伊藤さんをはじめとする最高のキャストの皆さんと梛川さん尾崎さんをはじめとする最高のスタッフの皆さんと、朝ドラだけでなくスピンオフ・映画と新たな寅子の物語を紡げるなんて……最高って思わぬ方向に更新されていくものなのですね。それもこれも作品を楽しみ、応援してくださった皆さんのお陰です。日に日に生きづらく、平和や平等が遠のいていく世界において、エンタメには即効性がなく、できることはゼロに近しい微々たるものです。でもエンタメは誰かに寄り添う居場所になり、誰かが声をあげる力になる。そして社会に横たわる問題を打ち破る雨垂れの一滴になると信じています。公開はもう少し先ですが、まずは3月放送予定の『虎に翼スピンオフ 山田轟法律事務所』を、そして引き続き、作品の応援、よろしくお願いいたします!寅子たちのその後の物語、きっとお楽しみいただけるはずです!」と熱い意気込みを語った。
ドラマでチーフ演出を手掛け映画では監督を務める梛川善郎は「再び、寅子たちとの旅を始めることになりました。これもひとえに、ドラマを観て応援して頂いた皆様、共にドラマを作り上げたキャスト・スタッフのおかげです。感謝申し上げます。ドラマの時と変わらず、寅子とその家族・仲間たちの喜怒哀楽を地道に丁寧に追いかけていきます。大好きな彼らのどんな表情を見ることができるのか。私自身がわくわくしています。ドラマを作りながら伊藤沙莉さんと常に話し合ってきたことがあります。寅子がいつも口にする『はて』という台詞の意味についてです。この言葉は他者を糾弾するものではなく、一旦立ち止まり、共に考えませんかという投げかけであるべきだと。この映画がそんな『はて』となり、皆様に届くことを願っています。映画のために新たなキャストとスタッフも集まってくれました。皆で始めるこの新たな旅を、ぜひ応援してください。」と期待を寄せた。








