ボーイズグループASTROのメンバー兼俳優チャウヌの200億ウォン(約21億円)脱税疑惑が社会的に大きな波紋を呼んでいるなか、専門家が“易しい解説”をした。
キム・ミョンギュ弁護士兼会計士は最近、自身のSNSに「専門家でない人のための親切な解説」として、チャウヌの200億ウォン脱税疑惑を分析した。
彼は、「有名芸能人の“200億追徴”のニュースで騒がしい。一般人の立場からは『え、お金をいくら稼いだら、税金だけで200億なの?』と思うだろう。専門家(弁護士+会計士)の立場から、この数字の意味を明らかにする」と伝えた。
続けて、「この200億ウォンはすべて本来納めるべき税金(本税)ではない。大体本税が100~140億(約11~15億円)程度となり、残りは“罰金”(加算税)である。国税庁が『君わざと騙したでしょう(不当過疎申告)』と判断すると、本来納める税金の40%を加算税としてつける。これに利子(納付遅延加算税)までつく」と綴った。
そして、「すなわち、200億のうち60~100億(約6~11億円)は『嘘をついた代価』であるわけだ」と明らかにした。
2025年春、チャウヌはソウル地方国税庁調査4局から脱税疑惑で強度の高い調査を受けたが、キム弁護士は「今回の事件に“調査4局”が出てきたということは、国税庁が単純なミスではなく、故意に脱税した可能性が高いと見ている強力なサインだ」と述べた。

その後、キム弁護士は「専門家でない人のための親切な解説2」として、「それでイ・ハニ、ユ・ジュンサンの事例と何が違うの?結論から言えば『容疑の重さ』が違う戦い」と比較した。
彼は、「既存の事例(イ・ハニなど)は『税法の解釈が少し違うね?』(争う余地がある)となるが、今回の事例(チャウヌなど)は『君しっかりと騙したね?』(犯罪の疑い)となる」と伝えた。
その理由として、「最も疑わしい部分は、正常だった株式会社を『有限責任会社(LLC)』に変えたという点だ」として、「理由は簡単だ。『外部監査を避けるため』である。株式会社は売上や資産が大きくなれば、外部の会計士から義務的に監査を受け、帳簿を公開しなければならない。しかし、有限責任会社はいくらお金を稼いでも、外部監査を受ける義務がない」と解説した。
そして、「すなわち、『自分の帳簿を他人に見せたくない』という意図で切り替えた情況が明確であるため、国税庁が『故意的な隠蔽』と疑っている」と説明した。
ただし、キム弁護士は調査4局が常に正しいとは限らないとして、最後まで見守らなければならないと、依然として疑惑であると伝えた。
キム弁護士は、「調査4局が的外れである可能性?もちろん、調査4局が100%正しいわけではない。実際、昨年上半期に某資産運用会社に投入されたが、脱税の証拠が発見されず嫌疑なしで終結した事例がある。チャウヌさんの事例も調査した結果、『故意』が立証されなければ、単純に追徴で終わる可能性もある。まだ『疑惑』の段階だ」と述べた。

しかし、多くの証拠に言及しながら、「痕跡があまりにも鮮明だ。楽観するには、『緻密な設計』の痕跡があまりにも具体的だ」と主張した。
続けて、「外部監査を避けるために有限責任会社に変えたこと、江南(カンナム)の代わりに江華(カンファ)島のうなぎ屋に法人登録(取得税重課税回避)したことは、単純なミスではなく、専門家が介入した『組織的で計画的な設定』に見える可能性はある」と指摘した。
最後に、キム弁護士は「今回の事件の核心は、『税金をいくら払うか』ではなく、『故意の隠蔽が立証されるか』である」として、「この設計が、故意の脱税と認定されれば、韓国最高額の追徴金はもちろん、検察の告発にまで繋がりうる事案だ。単純な節税と脱税の境界線が崩れている」と付け加えた。

なお、国税庁は、チャウヌの母親が設立したA法人が、所属事務所ファンタジオと業務委託契約を締結したが、実質的な業務を行わなかったペーパーカンパニーに該当すると判断した。
チャウヌと母親が、45%に達する所得税を減らすために実体のないA法人を設立し、所得税率より20%ポイント以上低い法人税が適用されるように、姑息な手を使ったと見ているという。200億ウォンを超える追徴金は、韓国の芸能人に賦課された金額のうち、最も高い。
現在、チャウヌ側は国税庁の決定に従わず、請求した「課税前適否審査」の結果を待っていると明かされた。
◇チャウヌ プロフィール
1997年3月30日生まれ。韓国・京畿道出身。本名はイ・ドンミン。2014年に韓国で公開された映画『世界で一番いとしい君へ』で俳優デビューした。2016年に6人組ボーイズグループASTROのメンバーとして歌手デビュー。「顔天才」と呼ばれ、人気を博す。俳優としてドラマ『私のIDはカンナム美人』『新米史官ク・ヘリョン』『女神降臨』『ワンダフルワールド』などに出演している。



