韓国のアニメ・吹き替え界を代表する声優のキム・イルさんがこの世を去ってから、7年という時間が流れた。
2025年11月18日は、韓国声優界の大きな星であり、多くのファンにときめきを届けてくれたキム・イルさんが亡くなってから7年となる日だ。
故人は2018年11月18日、急性心筋梗塞で息を引き取った。享年51歳。あまりにも早い別れだっただけに、惜しみは大きい。
1994年のKBS第24期公開採用で声優としてデビューしたキム・イルさんは、特有の美声と洗練された演技でデビュー初期から頭角を現した。『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面、『ONE PIECE』のサンジ、『鋼の錬金術師』のマース・ヒューズなど、彼の代表作を挙げるだけで一世代のアニメ吹き替え版の歴史が説明できるほどだ。

洋画吹き替えにおける存在感も大きかった。主にハリウッドの二枚目俳優の声を担当したキム・イルさんは、英ドラマ『ドクター・フー』の11代目ドクター(マット・スミス)役を務め、突飛ながらも天才的なキャラクターの魅力を完璧に表現した。
また、中華圏俳優ジャッキー・チェンの専属声優として活躍し、アクションとコメディを行き来する演技力を証明した。
このように、多くの人々にときめきと感動、笑いと涙を届けたキム・イルさんは2018年11月18日、突然この世を去った。持病もなく、亡くなる直前まで精力的に活動していただけに、突然の訃報はさらに大きな衝撃であった。
多くの先輩・後輩声優たちが追悼のメッセージを伝え、『ONE PIECE』ホールケーキアイランド編の吹き替え版の放送終了後には、「謹んで故人のご冥福をお祈りします。永遠のサンジ。声優 故キム・イル」という追悼メッセージが公開され、胸を締めつけた。

キム・イルさんは死去後、2018年KBSラジオ演技大賞で特別賞を受賞。彼の息子が代理で受賞したが、奇しくもその日はキム・イルさんの誕生日(12月3日)でもあった。
彼の声は、これからも多くの作品とともに生き続けるだろう。
(記事提供=OSEN)
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