ロックバンド「紫雨林(ジャウリム)」のキム・ユナが、自身の健康をめぐる懸念について直接釈明に乗り出した。
11月18日に放送された韓国KBSの『朝の庭』(原題)には、デビュー28年目、韓国ロックバンドのアイコンである紫雨林がゲストとして出演した。
この日、キム・ユナは早朝から生放送の撮影に臨むことになった感想を尋ねられると、「私は少し心配していた。疲れるのではないかと思っていた。しかしスタジオに入ってみたら、ここにいらっしゃる皆さんのエネルギーがとても良くて、私も力をもらえて良かった」と語った。
しかしアナウンサーのオム・ジインが、「私は少し心配していたのだが、最近の記事でキム・ユナさんが体調を崩した、健康の話があまりにも多くて大丈夫なのかと思っていた」と慎重に尋ねた。
これに対してキム・ユナは、「私も見た。お母さま方、見ましたよね? だが、私の具合が悪かったのは15年以上も前の話なのに、最近になって一生懸命記事が出てくる。どうやって『私は具合悪くないです、元気です、私が一番仕事しています』と言い回らなければならないのかと、最近悩んでいた」と打ち明けた。

キム・ユナは過去、脳神経麻痺の闘病生活を経験したことがある。彼女は2024年、ある番組で「2011年に紫雨林の8thフルアルバムを制作した際、免疫力が非常に弱くなって脳神経麻痺が来た。私は先天性免疫欠乏者で、今も毎月治療を受けているが、当時は脳神経麻痺によって嗅覚、聴覚、味覚、痛覚、冷温感、顔から上半身の筋肉、迷走神経まですべて影響を受け問題が生じた」と述べた。
続けて、「今も麻痺の後遺症のため、いくつかの機能がちゃんと戻っていない状態であり、実は少し発声障害が残っているが、力で押さえている。幸い聴覚と筋肉もある程度回復して、今見ての通り仕事をすることができるようになったが、その経験以降、いつも『今回の仕事が私の最後の作業になるかもしれない』と考えるようになった。ますます、すべてを注ぎ込んで仕事をするようになった」と明かした。
それでも紫雨林側は、「キム・ユナ氏は先天性免疫疾患があるため、毎月の定期検診と治療で個人の健康状態を細かく管理している」としつつも、「これは脳神経麻痺とは無関係で、アーティストとしての活動に大きな支障を与えない」と釈明した。
このような状況の中、最近になっても誤解が続き、キム・ユナ自身が直接釈明に乗り出した形だ。
オム・ジインは「これは確実に記事になるだろう。カメラを見て健康だと言ってほしい」と述べ、キム・ユナは、「『朝の庭』の視聴者の皆さん、私は紫雨林のキム・ユナであるが、本当に健康に過ごしている。公演活動も非常に活発にしているし、新しいアルバムも出した。何の心配も必要ない。私がしっかりやる」と重ねて強調した。
なお、キム・ユナは2023年8月、日本が福島原発の処理水を放出し始めた際に「数日前から私は怒りに包まれていた。映画的なディストピアが現実になり始める。放射能の雨が止まず、光も入らない映画の中のロサンゼルスの風景。今日のような日、地獄について考える」とコメントし、議論を呼んだことがある。
(記事提供=OSEN)
■「地獄について考える」日本の“処理水”放出にキム・ユナが深い怒り、反響大きく



