Netflixバラエティ番組『隣の国のグルメイト』で松重豊と共演したことでも知られる歌手ソン・シギョン(46)が、元マネージャーの裏切りによって被害を受けるなか、内部スタッフが元マネージャーの“悪行”を暴露し波紋が広がっている。
【写真】人気すぎ…『孤独のグルメ』松重豊の韓国ロケ長年、ソン・シギョンのコンサートで共に仕事をしてきたスタッフA氏は11月4日夜、自身のSNSに投稿を行い、元マネージャーの“裏切り”に激しい怒りをあらわにした。
A氏は「コメントの中に“芸能人は稼いでいるけど、マネージャーはお金を稼げないじゃないか”と書いてあった。“お前、〇〇〇(元マネージャーの実名)の妻か!?”と書いては消した」と、元マネージャーの実名を直接挙げて怒りを爆発させた。
さらに「チケットの転売を取り締まるとあれだけ騒いでいた××が、出演者やスタッフに配られる招待券を半分に減らし、VIPチケットを別に売って横流しした。自分の妻の口座に入金させて知らん顔しただけでも数億ウォン(数千万円)になる」と暴露した。
続けて「でもこれはほんの氷山の一角だ」としたうえで、「そんなクズマネージャーをどうして擁護できるんだ」と痛烈に批判。「#ソン・シギョンマネージャー #マネージャー着服 #〇〇マネージャー最低 #殴られて当然」などのハッシュタグを添え、裏切りへの憤りをあらわにした。

ソン・シギョンの元マネージャーは、かつて自らチケット転売業者を摘発した逸話で注目を集めた人物だ。中古取引サイトで購入者を装って連絡を取り、転売者の身元を突き止めたうえでチケットをキャンセルし、公式ファンクラブを退会させるなどの方法で転売を防いだという。
ソン・シギョンはこのエピソードをSNSで紹介し、コンサートでも彼を称賛していた。「生きていれば、他人を利用しても苦しまずに幸せに生きる人もいるが、他人の切実な思いを利用した者は必ず報いを受ける」と語り、観客の喝采を浴びた。
しかし、そのマネージャーが実際には関係者用チケットを横流しして販売し、数億ウォンを横領していたことが発覚し、世間に大きな衝撃を与えている。さらにスタッフA氏が「これは氷山の一角」と発言したことで、「ソン・シギョンは想像以上に傷ついているだろう」とファンの間で同情の声が上がっている状況だ。
ソン・シギョンの所属事務所SKジェウォンは11月3日、「ソン・シギョンの元マネージャーが在職中に会社の信頼を裏切る行為をしたことが確認された。内部調査の結果、事案の深刻さを認識し、被害の正確な範囲を確認中だ。該当職員はすでに退職した」と明らかにし、「管理・監督責任を痛感しており、再発防止のために内部管理システムを再整備している」とコメントした。
このマネージャーは約20年間にわたり、ソン・シギョンと仕事を共にし、コンサート、放送、広告、イベントなどを幅広く担当してきた人物。ファンも知るほどの“家族のような関係”であり、ソン・シギョンもYouTubeチャンネルでたびたび親しい様子を見せ、結婚式の費用を全額支援するほどの仲だった。

信頼していたマネージャーの裏切りに、ソン・シギョンは大きなショックを受けているという。
彼は「信じて大切にして、家族のように思っていた人に裏切られる経験は、デビュー25年で初めてではないが、この年になっても簡単なことではなかった。人に心配をかけたくも、壊れたくもなくて、日常を維持しようと努力したが、YouTubeや予定されていた公演をこなすなかで、心身ともに、そして声までもが傷ついていることに気づいた」と胸の内を明かした。
続けて「年末公演の告知が遅れて申し訳ない。この状況で本当にステージに立てるのか、立つべきなのかを自問していた。精神的にも肉体的にも“自信を持って大丈夫だ”と言える状態になりたい」と語り、年末コンサートの開催も難しい状況であることを示唆した。
さらに、毎週更新していたYouTubeも1週休むことを決めたという。現在、ファンをはじめ多くの人々がソン・シギョンに励ましと慰めのメッセージを送っている。
(記事提供=OSEN)
■【画像】松重豊&ソン・シギョンの『隣の国のグルメイト』が絶妙に面白いワケ



