韓国でプロ野球選手と人気チアガールの結婚報道が伝えられたなか、新郎側の“過去の行動”をめぐって一部ネットユーザーが悪質なコメントを寄せ、祝福ムードに水を差している。
韓国では現在、ハンファ・イーグルスに所属する内野手ハ・ジュソク(31)と、“チアガール3大女神”の一人として高い人気を誇るキム・ヨンジョン(34)が今年12月に結婚することが報じられ、注目を集めている。
2人の結婚は、10月1日に仁川(インチョン)SSGランダース・フィールドで行われたハンファ対SSGランダースの試合中、解説のチョン・ミンチョル氏が「(ハ・ジュソクが)シーズン後に結婚式を挙げる」と発言したことで話題に。その後、実際にハ・ジュソクが知人へ招待状を送っていることも伝えられている。
「あんな人間性の選手と結婚するのか?」
ハンファのドラフト1位指名を受け、2012年に高卒でプロ入りしたハ・ジュソクは、過去に飲酒運転や乱闘騒ぎなどで批判を浴びたこともあるが、2021~2022年にはキャプテンを務めるなど主力としてチームを支えてきた。
今季は総額1億1000万ウォン(日本円=約1153万円)で再契約しハンファに残留すると、シーズン後半には打率0.314を記録し、チームが7年ぶりにポストシーズン進出を決める原動力となった。

キム・ヨンジョンは2007年よりチアとしての活動をスタート。女優チョン・ジヒョンに似たルックスから「慶星(キョンソン)大のチョン・ジヒョン」と呼ばれ、パク・キリャン(34)やカン・ユニ(35)と並ぶ「球場のチアガール3大女神」の一人としてその名を知らせた。
身長172cmのスタイルと華やかな容姿で人気を集め、韓国プロ野球では2009~2011年にハンファ、2012年にロッテ・ジャイアンツ、2013~2016年にNCダイノスで活動した後、2017年より再びハンファのチアを務めている。
ハンファの選手であるハ・ジュソク、ハンファのチアであるキム・ヨンジョンがゴールインしたことで、“球団カップル”の誕生に多くの祝福が寄せられている。その一方で、ハ・ジュソクの過去の素行を問題視する声もある。

ハ・ジュソクは兵役のため軍隊チームの尚武(サンム)に所属した2014年、試合中に喫煙する姿をとあるメディアに撮られ、「軍人の身分として不適切だ」と非難を浴びた。
また、2022年には判定に不満を爆発させ、バットやヘルメットを投げて退場処分を受けるなど、感情を制御できない場面も。球団のドキュメンタリー番組では、三振後にベンチ裏でバットを折り暴れる映像も公開されたことがある。
さらに、2022年11月には飲酒運転で摘発。血中アルコール濃度は免停レベルの0.078%と検出され、韓国野球委員会(KBO)から70試合の出場停止処分を下されていた。
このため、一部のネットユーザーはキム・ヨンジョンのSNSに駆け付け、「飲酒運転者、人生破綻者と結婚するなんて」「あんな人間性の選手と結婚するのか?」といった悪質なコメントを残したかと思えば、なかには「チアという職業が変質している」など、職業を侮辱する書き込みも見られた。
なお、ハ・ジュソクが所属するハンファは今季リーグ2位を確定させ、ポストシーズン進出を決めている。
(記事提供=OSEN)