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横浜FM移籍説もあったKリーグの“日本キラー”、移籍金1億4千万円超で中東行き 今季中の残留濃厚も一転して退団決定

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横浜FM移籍説もあったKリーグの“日本キラー”、移籍金1億4千万円超で中東行き 今季中の残留濃厚も一転して退団決定
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一時は横浜F・マリノス加入説も報じられた光州(クァンジュ)FCのアルバニア代表FWヤシル・アサニ(30)が、今夏中にもチームを退団することがわかった。

光州のチーム事情に詳しい関係者によると、アサニがエステグラル(イラン)に完全移籍する。8月18日午後、光州とエステグラルがアサニの移籍に最終サインした。移籍金は100万ドル(日本円=約1億4781万円)と伝えられている。

アサニは今季限りで光州との契約が満了となる状況だったため、残り契約期間が6カ月以下の選手が自由に他クラブと交渉できる「ボスマン・ルール」を利用し、エステグラルと契約を締結した。

本来は今年末に移籍する契約だったが、エステグラル側が今夏での早期加入を希望。結局、光州との合意がないまま8月3日にSNSなどで移籍を公式発表し物議を醸した。エステグラル側は安価でのアサニ獲得を狙っていたのだ。アサニ自身も光州でのプレーを渋る態度を見せて批判を集めた。

アサニの即合流を望んだエステグラルは、光州との交渉で移籍金100万ドルの分割払いを希望するなど“粘り”を見せたが、光州側と折り合いがつかなかった。信用面で不安の残る西アジアリーグの特性を考慮せざるを得なかった。

アサニ
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)アサニ

今季残留から一転、退団へ

紆余曲折を経て、一時は今季中の光州残留が濃厚と見られた。

アサニは17日にホームで行われた大田(テジョン)ハナシチズンとのリーグ戦で先発出場。イ・ジョンヒョ監督との面談では「光州に残留したい」と意思を伝え、チームメイトには「騒がせて申し訳ない」と謝罪した。試合後の勝利セレモニーではファンの前に立ってメガホンを取るなど、現地に“別れの雰囲気”は漂っていなかった。

ところが、翌18日に状況が急変する。移籍市場の締め切りが20日に迫るなか、エステグラルが移籍金100万ドルを国際移籍証明書(ITC)発給から1週間以内に送金することを約束したのだ。これを違反した場合、200万ドル(約2億9559万円)の違約金を支払う条件も受け入れたという。デッドラインが近づいてきた状況で、光州の要求を受け入れざるを得なかったわけだ。

アサニ移籍成立の背景には、イ・ジョンヒョ監督の苦渋の決断があった。

アサニ、イ・ジョンヒョ監督
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)アサニ(左)、イ・ジョンヒョ監督

光州のエースとして、昨季AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では日本勢3チームすべてから得点を奪うなど、チームのベスト8進出に大きく貢献したアサニ。今季も光州が1部残留とコリアカップ優勝を狙ううえで欠かせない存在だった。成績面だけを考慮すれば、早期退団よりも残留を選んでもらう方が良かった。

それでも、指揮官は財政難に直面するクラブ事情を優先。契約満了前に100万ドルという大金を得られるのであれば、例え成績をある程度犠牲にしたとしても、アサニを放出する方が妥当だと判断した。

光州の事情に詳しい関係者も、「仮にイ・ジョンヒョ監督が(アサニ移籍に)同意しなければ、光州も(今夏で)アサニを放出することはなかっただろう。結果が求められる監督ととしては当然反対することもできたが、イ・ジョンヒョ監督はクラブのために譲歩した」と語った。光州に対するイ・ジョンヒョ監督の“チーム愛”が伺える。

結果的に、17日の試合がアサニの光州での“ラストマッチ”となった。アサニのリーグ通算記録は68試合出場18ゴール5アシストだった。

光州は現在、Kリーグ1第26節終了時点で9勝8分9敗の勝ち点35で12チーム中6位に位置しており、コリアカップでは準決勝にまで進出している。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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