離婚する夫の許可なしに第2子を妊娠した女優イ・シヨン。彼女が妊娠を発表する前に、ドラマ制作発表会で見せた「怪しいファッション」が再注目されている。
先立ってイ・シヨンは7月8日、自身のSNSを通じて第2子の妊娠を遅れて明らかにした。
イ・シヨンは2017年に9歳年上の実業家と結婚し、翌年に長男を出産して幸せな家庭を築いていたが、今年3月、双方の合意のもとで離婚手続きを進めていると発表し、世間を驚かせた。
離婚発表からわずか4カ月で第2子妊娠を発表したことで、その背景に関心が集まった。
これについてイ・シヨンは「結婚生活中に体外受精で第2子を準備していた。しかし実際には受精卵を移植しないまま時間が経ち、自然と離婚の話が出るようになった。すべての法的関係が整理される頃、偶然にも受精卵の冷凍保存期限である5年の満了時期が迫り、選択を迫られる状況になった。廃棄する直前に、自らの意思で移植を決断した」と説明した。
元夫は受精卵の移植に同意しなかったが、イ・シヨン自身の意思で移植を決めたという。
彼女は「私はずっと子どもを望んでいたし、ジョンユン（長男）を通じて感じた後悔を二度と繰り返したくなかった。私自身の手で保管期限が迫った受精卵をどうしても廃棄できなかった。決して楽ではなかった結婚生活を耐えられたのは、私に満ち溢れる幸福と希望、感動を与えてくれる天使のような子どもがいたから」と語った。
続けて「振り返ると、私の人生で最も大切なのはいつも子どもだった。不完全な私の人生を満たし、力すら湧かせてくれる奇跡のような時間を通じて、少しずつ人生が満ちていく感覚がある。今は私のもとに来てくれた新しい命に感謝しかなく、これまでで一番平穏で幸せな時間を過ごしている」と明かした。
イ・シヨンは現在、息子と共にアメリカで1カ月滞在している。
元夫はメディアとのインタビューで、当初は受精卵の移植に反対していたが、イ・シヨンが確固たる意志を見せ、一人で病院に行き移植を受け、第2子の妊娠に成功したと述べた。それでも「せっかく第2子ができたので、父親としての責任を果たしたい。妊娠、出産、養育に必要なことがあれば、何でも協議して進めるつもりだ」という意向を示した。
偶然にも、イ・シヨンは第2子妊娠を発表するわずか3週間前に、ドラマ『サロン・ド・ホームズ』（原題）の制作発表会に出席し、公の場に姿を見せていた。当時は注目されなかったイ・シヨンのファッションが、いま再び話題となっている。
実際に『サロン・ド・ホームズ』で共演した女優チョン・ヨンジュは、7月15日に行われたドラマ終了インタビューで、制作発表会当時のイ・シヨンの様子について言及した。
彼女は「顔がとても痩せていて『大変なんだな』と思った。『どうしてお腹が出ているんだろう？』と思った」と述べた。ただし、すでに離婚報道が出ていたため、妊娠だとは思わなかったという。
当時、イ・シヨンは、濃いネイビーのゆったりとしたジャケットで体型を隠して登場した。これまで健康的なスタイルで知られ、公の場ではスリムな脚線美やくびれを強調してきた彼女にとって、異例の選択だった。また、ワンボタンのジャケットをしっかり留めることで、わずかに出たお腹が目立たないよう視覚効果を利用していた。
このイ・シヨンのファッションは、2024年12月に女優コン・ミンジョンが、妊娠を隠してドラマ『結婚はしていませんがバツイチです』の制作発表会に出席した際のスタイルと似ていると指摘されている。
当時、同い年の俳優チャン・ジェホと結婚3カ月目だったコン・ミンジョンは、大きめのネイビージャケットでお腹を隠して登場し、記者会見中に妊娠を電撃告白して話題を集めた。
ただし、イ・シヨンの場合、元夫の同意なしに受精卵を移植した点で一部から否定的な反応も出ている。
これに対しイ・シヨンは「今後、私に対する叱責や助言は謙虚に受け止め感謝する。そして、まだまだ未熟な私のもとに再び来てくれた赤ちゃんに感謝し、一人でも子どもに不足がないよう、深い責任感を持ってこれからの人生を誠実に生きていく」と説明した。
それでもイ・シヨンの妊娠をめぐる議論が続くと、彼女は該当の投稿を削除した。
（記事提供＝OSEN）
◇イ・シヨン プロフィール
1982年4月17日生まれ。モデルを経て芸能界デビュー。ドラマ韓国版『花より男子』や『風の国』に出演して注目される。『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年にはアマチュア大会で優勝し、“ボクサー女優”としても有名に。近年は『Sweet Home－俺と世界の絶望－』や『グリッド』に出演。2017年に9歳年上の事業家と結婚し、長男をもうけるも、2025年3月に離婚を発表。同年7月に元夫との受精卵を独断で移植し、第2子を妊娠したと明らかにした。
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