俳優キム・スヒョンが保有していたマンション3戸のうち、1戸を売却したことがわかった。
韓国メディア『ウーマンセンス』の報道によると、キム・スヒョンはソウル城東(ソンドン)区・聖水洞(ソンスドン)に位置する高級マンション「ギャラリアフォレ」を3戸保有していた。
2013年10月に40億2000万ウォン(約4億200万円)、2014年10月に30億2000万ウォン(約3億200万円)、そして2024年1月に88億ウォン(約8億8000万円)を全額現金で購入したという。
このうちキム・スヒョンが売却した1戸は、2014年10月に30億2000万ウォンで購入した1戸(専有面積170.98平方メートル、供給面積232.59平方メートル)で、7月3日にA氏に80億ウォン(約8億円)で売却し、49億8000万ウォン(約4億9800万円)の差益を得た。
今回のキム・スヒョンによる不動産売却は、故キム・セロンさんとの未成年交際疑惑により、広告主に支払う違約金が推定200億ウォン(約20億円)に達するなど、損害賠償請求訴訟に備えるためのものと見られている。

キム・スヒョンが保有する残りの2戸については、現在、仮差押えの状態となっている。
先立ってYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」は3月、キム・セロンさんの遺族との通話内容を引用し、「キム・スヒョンが2015年当時、15歳だったキム・セロンと6年間交際していた」と主張した。
これに対してキム・スヒョン側は「キム・セロンと交際していたのは事実だが、キム・セロンが未成年ではなく成人した後のことだ」と説明し、「カロセロ研究所」とキム・セロンさんの遺族に対して法的対応に乗り出した。
「カロセロ研究所」によって、キム・スヒョンは未成年交際疑惑に巻き込まれ、広告や番組活動などを中断する事態に陥った。
キム・スヒョン側は、「カロセロ研究所」を「性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等を利用した撮影物の配布など)」および恐喝の疑いなどで告発すると同時に、多額の損害賠償訴訟も提起している。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
■広告主に7億円超えの損害賠償を請求されたキム・スヒョン、どうする?