山本由伸の初回5失点などでロサンゼルス・ドジャースが大敗を喫したなか、韓国人野手キム・ヘソンも沈黙に終わった。
キム・ヘソンは7月8日(日本時間)、敵地アメリカンファミリー・フィールドで行われたミルウォーキー・ブルワーズ戦に「7番・二塁手」で先発出場し、4打数無安打の2三振に終わった。試合もドジャースが1-9で敗れた。
前日7日のヒューストン・アストロズ戦では4試合ぶりに先発出場し、4打数1安打を記録していたキム・ヘソン。同日も再び先発に名を連ねたが、ヒットは生まれなかった。これで今季の打率は「0.337」、OPS(出塁率+長打率)は「0.850」となった。
キム・ヘソンは2回表、二死二塁のチャンスで1打席目を迎えたが、内角高め155kmのストレートを打ち上げて中飛に倒れた。以降、5回表は空振り三振、7回表は見逃し三振に終わり、9回表も2球目のカーブを打ち損じて二ゴロに沈んだ。

キム・ヘソンと同様にドジャース打線も沈黙し、9失点の大敗となった。最大の誤算は先発登板した山本由伸の乱調で、前日にオールスターゲーム初選出が発表されたばかりの日本人エースは0.2回で4被安打、2四球5失点と初回もたずにKOとなった。
打線もブルワーズの先発フレディ・ペラルタの前に6回まで無得点に封じ込まれた。唯一の得点は8回、代打エステリー・ルイーズのタイムリーヒットによる1点のみ。「1番・指名打者」で出場した大谷翔平は4打数2安打だった。
◇キム・ヘソン プロフィール
1999年1月27日生まれ。韓国・京畿道出身。身長178cm。韓国のプロ野球選手。ロサンゼルス・ドジャース所属。高校卒業後の2017年にネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)でプロデビューし、2021~2024年の4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。2025年1月3日、ドジャースと3年総額1250万ドルで契約した。韓国代表では2021年東京五輪、2023年WBC、2023年杭州アジア大会、2023年アジアプロ野球チャンピオンシップなどに出場。登場曲は自身の名前「ヘソン」にちなんで、アニメ『BLEACH』のエンディング曲で知られる歌手ユンナの人気曲『ほうき星』韓国語版の『ヘソン(彗星)』。