元THE BOYZのチュ・ハンニョンが、グループからの脱退と専属契約の解除について「不当だ」と再度主張した。
チュ・ハンニョンは6月22日、自身のインスタグラムに「『週刊文春』からの問い合わせが所属事務所に届く前に、写真が撮られたという事実を僕自身が先に知り、すぐに事務所にありのままの状況を説明し、助けを求めました。自分の過ちを認め、メンバーへの被害を最小限に抑えたいという思いで、活動休止を選びました。その後、会社と対応について協議しました」と当時の経緯をつづった。
明日花キララも反論

チュ・ハンニョンは最近、5月末に六本木の個室バーで元AV女優・明日花キララと私的に会っていたと報じられた。報道の2日前に、理由を明かさないまま活動休止を発表していたが、その後「チュ・ハンニョンが金銭を渡して性行為をした」との報道が出たことで、“AV女優との性接待疑惑”が一気に拡散した。
これについてチュ・ハンニョンと明日花キララは、性売買の事実をきっぱりと否定。チュ・ハンニョンは謝罪文の中で「2025年5月30日未明、知人との飲み会の場に同席していました。そこにいたのは事実ですが、報道や噂にあるような性売買やその他違法行為は一切していません。自らの軽率な行動について深く反省しており、ご心配をおかけした皆様に心からお詫び申し上げます」と述べた。
明日花キララも「私は人生で一度たりとも、金銭を受け取って性行為をしたことはありません。今回も同様です。その場にいた女性がチュ・ハンニョンさんを好いていたようで、写真が撮られ、文春に売られたのだと思います」と説明している。
事務所は「契約解除は正当」
当事者たちが疑惑を真っ向から否定する一方で、THE BOYZの所属事務所・OneHundredは「契約解除は正当な措置」との立場を堅持。チュ・ハンニョンが「脱退に同意しておらず、専属契約の解消も不当」と主張し、違約金として20億ウォン(約2億円)を請求されたと明かしたことに対しては、「当社は契約書に基づき、正当かつ合理的に専属契約を解除した。今回の件の本質は、チュ・ハンニョン氏による責任回避と繰り返される歪曲された主張にある」と反論している。
さらに「こうした主張が続く場合、当社および所属アーティストの被害を防ぐため、法的手段を講じる。必要な証拠はすべて司法機関に提出する」と強調した。
これに対しチュ・ハンニョンも再度声明を出し、「事務所は突然、契約解除とともに20億ウォン以上を支払う内容の合意書への署名を求めてきました。契約上、請求できない高額な違約金まで提示され、協議の余地は一切ないと通告された。こうした理不尽な要求を受け入れることはできなかった。6月17日に合意書への署名を拒否した翌日、突然、事務所が僕の脱退を公式発表しました」と明かした。
「人格を否定されて」
続けて「『週刊文春』の報道が出る前にもかかわらず、“AV女優と会っていた”という記事が一斉に出回り、すぐに“性接待を受けた”という単独報道まで出た。それらを根拠に、他のメディアやブロガー、ユーチューバーが拡散し、一夜にして僕は“性犯罪者”のように扱われた」として、「その翌日、ある人物が虚偽の記事を根拠に僕を性売買容疑で捜査機関に告発した。この一連の流れがあまりにも不自然で、誰かが契約解除の口実を作っているようにしか思えなかった」と疑念を示した。
また「このままでは、一生“性犯罪者”の烙印を押されてしまうという恐怖がありました。だからこそ黙っていられなかった。僕は立場を表明し、虚偽報道をした記者を告訴しました。今後は当該記者と報道機関に対して民事訴訟も提起する予定です。また、その報道直後に僕を告発した人物についても、虚偽告訴の罪で告訴します」と述べ、法的対応の意思を示した。
契約解除が不当だとする理由についても説明。「契約書の条項には『品位を損なう行為(飲酒運転、薬物、賭博、性売買、暴行、性的暴行、詐欺など)』と明記されていますが、僕はこのいずれにも該当する行為をしていません。にもかかわらず、事務所は契約第15条第1項の手続きを踏まず、一方的に僕を追い出しました」と主張した。
「自分の行動が正しかったと主張するつもりはありません。アイドルとして信じて応援してくださったファンの皆様に、軽率な行動で深く失望させてしまったことを、心からお詫びします。深く反省し、これからも一生忘れずに生きていきます」と述べつつも、「理由もないまま突然“性犯罪者”にされ、人格を否定されて殺されたような感覚でした。どこに行っても見られている、指をさされているように感じ、人生で初めて“消えたい”という気持ちが込み上げました」と苦しい胸の内を明かした。
最後に、「何の根拠もなく、僕を“性犯罪者”として報じた記者と報道機関に、最後まで責任を追及します。背後で糸を引いている者がいるなら、その正体も明らかにしたい。個人で大きな会社と闘うのは怖くて不安ですが、それでも今も僕を信じ、応援してくれる人たちのために、最後まで耐え抜く覚悟です。長文を読んでくださり、ありがとうございました」と締めくくった。

なお、両者の主張が真っ向から対立するなか、『週刊文春』は6月21日、六本木でチュ・ハンニョンと明日花キララが“熱烈なバックハグ”をしていた場面を捉えたとする写真を公開。「通行人に見られても抱き合い続けていた」と報じている。
(記事提供=OSEN)
◇チュ・ハンニョン プロフィール
1999年3月9日生まれ。2017年に放送されたMnetオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン2に出演して注目を集め、同年12月に12人組ボーイズグループ「THE BOYZ(ザ・ボーイズ)」のメンバーとしてデビューした。乗馬が得意で、「アイドルスター陸上選手権大会」に2度出場し、銀メダルと金メダルを獲得した実績がある。2025年6月18日、所属事務所ONE HUNDREDが専属契約解除と、THE BOYZからの脱退を発表した。
■【写真】THE BOYZメンバー、お菓子と“避妊具”間違える