横領容疑で物議を醸している女優ファン・ジョンウムが、MCを務めるバラエティ番組『ソロだから』(原題)の最終回から“姿を消す”可能性が浮上している。
5月16日、SBS PlusおよびEチャンネルで放送中の恋愛観察バラエティ『ソロだから』制作チームが、ファン・ジョンウムの出演シーンを最小限に抑える方向で検討しているとの報道が出た。
しかし番組関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』に対し「現在も内部で協議中であり、これまでの立場に変わりはない」と慎重な姿勢を示している。

ファン・ジョンウムは2022年末、自身が代表を務める家族法人の名義で、会社資金43億4000万ウォン(約4億3400万円)を横領したとして在宅起訴された。そのうち約42億ウォン(約4億2000万円)が暗号資産(仮想通貨)に投資されていたことも明らかになっている。
被害を受けたとされる法人は、ファン・ジョンウムが100%の株式を保有する会社とされている。本人も起訴内容を認めたうえで損害賠償の意思を示しており、裁判所はこれを受け入れた。
5月15日、ファン・ジョンウムは所属事務所を通じてコメントを発表。「会社を大きくしたいという思いがあった中で、2021年頃、周囲から“コイン投資で資金を増やしてみては”と勧められ、よく理解しないまま投資に手を出してしまった」と釈明した。
続けて「会社名義の資金ではありましたが、自身の芸能活動で得た収益だったため、軽率な判断をしてしまったと思います。現在は別の事務所に移籍し、当該会社との取引関係はすべて清算しました。個人資産を処分して仮払い金として引き出した資金の大半を返済し、残りについても返済手続きを進めています」と説明。「改めて深くお詫び申し上げ、必要な責任はすべて果たしていく所存です」と頭を下げた。
(記事提供=OSEN)
◇ファン・ジョンウム プロフィール
1984年12月25日生まれ。2001年にK-POPガールズグループ「Sugar(シュガー)」でデビュー。2004年に脱退し、翌年にドラマ『ルル姫』で演技を開始。『明日に向かってハイキック』で大きな注目を集め、『ジャイアント』『私の心が聞こえる?』『ゴールデンタイム』『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』など多くの作品で演技力と人気を証明。2020年には『サンガプ屋台』『あいつがそいつだ』で主演を務めた。2016年に元プロゴルファーと結婚し、2児の母となるが、2024年2月に離婚訴訟中と発表した。
■【写真】ファン・ジョンウム、真っ赤なスイムウェアから見えたボリューム感