俳優・豊川悦司の“めい”であるセリナが所属していることでも知られるガールズグループMADEIN(メイディン)のメンバーが、活動を中断する。
5月14日、所属事務所143エンターテインメントは「スヘは最近、個人的な事情により当分の間、休養を取ることにした」と発表した。
続けて「より良い姿でファンの皆さまと再会するための決断であるため、温かいご理解をお願いしたい。当社としても、スヘが十分な時間をかけてゆっくりと休めるよう最善を尽くしてサポートする」と伝えた。

スヘの「個人的な事情」についての詳細な説明はないが、気になるのは、すでに脱退した元メンバーのガウンの騒動だ。
脱退メンバーは事務所代表からの性被害を主張
ガウンは2024年9月にMADEINのメンバーとしてデビューしたが、わずか2カ月後の同年11月11日に健康上の問題で活動休止を知らせた。
すると、11月22日に韓国で放送された時事調査番組『事件班長』(原題、JTBC)を通じて、MADEINのメンバーに対して143エンターテインメントの代表が強制わいせつを行ったとの疑惑が浮上した。
所属事務所は疑惑について否定したが、その1週間後の11月29日、ガウンが脱退。その際、所属事務所は「個人的な事情が重なりグループ活動の遂行が難しい状況に至り、脱退を決めることになった」と説明した。

真相が定かではないなか、今年4月29日には、ガウンの母親、法的代理人、143エンターテインメントの元A&Rチーム長が同席する記者会見が開かれ、143エンターテインメントの代表A氏を告訴したと明らかにした。
記者会見では、「昨年10月、143エンタの創業者であり代表プロデューサーであるA代表は、所属アイドルメンバーを代表室に呼び出し、3時間にわたり暴言と脅迫を加えた後、強制わいせつおよび性的屈辱を与えるセクハラ行為を行った」と主張された。
また、ガウンの母親も「(娘は)友人や知人との連絡も絶たれていた。軽いスキンシップと受け取っていた身体的接触も、高校を卒業するとより大きな負担に感じるようになった。娘は、もう私の身体に触らないでほしいとはっきり伝えたが、A代表は業務上の持続的な不利益や不当な待遇を続けた」と涙ながらに訴えた。
記者会見後も143エンターテインメント側は「マネジメント会社の代表がこのような議論に巻き込まれたことを申し訳なく思う」とし、「現在、当該メンバー側の主張には事実と異なる部分が多いが、警察の捜査が進行中であるため、捜査に積極的に協力し、その過程で客観的な資料をもとに歪曲された部分を正していきたい」と、一貫して疑惑を否定している。
そんな渦中で、再びMADEINのメンバーが「個人的な事情」で活動中断となり、注目が集まっている。
◇MADEIN プロフィール
マシロ、ミユ、セリナ、ナゴミの日本人メンバー4人と、イェソ、スヘ、ガウンの韓国人メンバー3人で結成されたガールズグループ。Kep1er出身のマシロとイェソをはじめ、LIMELIGHTとしてデビューしたミユ、スヘ、ガウン、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加していたセリナとナゴミなど、デビュー前から知名度のあるメンバーで構成された。グループ名には、ファンの愛で作られたという意味が込められており、「WE MADE IN U」から。2024年9月3日、EPアルバム『サンスン(SANG SEUNG)』でデビューした。同年11月、ガウンが健康上の理由で脱退すると発表された。
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