少女の愛憎劇描いた芥川賞作家・綿矢りさ『ひらいて』が主演・山田杏奈で映画化 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

少女の愛憎劇描いた芥川賞作家・綿矢りさ『ひらいて』が主演・山田杏奈で映画化

エンタメ 映画・ドラマ
山田杏奈
  • 山田杏奈
【PICK UP】
※【連載】はるなのテレワーク環境構築※YouTuber・クリエイター達の秀逸環境をチェック※芸能・エンタメ最新ニュース

 芥川賞作家・綿矢りさによる『ひらいて』の映画化が決定した。


 原作小説『ひらいて』は、恐れを知らない女子高生の熱い恋心が、勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられる、少女の愛憎エンターテイメント。主人公の女子高生・木村愛役を演じるのは、女優・山田杏奈。脚本・監督を務めるのは、『また一緒に寝ようね』でぴあフィルムフェスティバル2016映画ファン賞・審査員特別賞を受賞したほか、オムニバス映画『21世紀の女の子』でも注目を集めた若干26歳の若手監督・首藤凜。

 高校3年生の主人公・愛(山田)は、成績優秀で、明るくて校内では人気者。そんな彼女は、同じクラスのたとえに片思いをしている。彼はクラスでも目立たず、教室でもひっそりと過ごす地味なタイプの男子。だが寡黙さの中にある聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえに、愛は高1の時からずっと惹かれていた。しかし、どこか人と関わりを持つことを避けているようなたとえに、愛はなかなか近づけずにいた。自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた。

 しかし、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまった事で事態は一変する。愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える陰気な少女・美雪。その時、愛は、初めてふたりが密かに交際していることを知るのだった。学校内でも目立たない彼女の存在が突如たとえの彼女だと知り、熱い恋心が乱反射する。そして自らの気持ちを隠して美雪に近づいていく愛。そこから愛と美雪、たとえの絡み合った三角関係が始まる。

 主演の山田は、「愛が自分と他人を壊しながら、もがきながら生きる姿が皆さんにどう映るかとても楽しみです」とコメント。「普段役と共に泣いて、共に喜ぶことを目標にしていますが、今回は愛という人とひたすら戦った撮影期間でした。 私は彼女が嫌いですが、彼女を愛さずにはいられませんでした。 素晴らしいキャストの皆さん、スタッフの皆さんと紡いだ作品をどうぞ楽しみにしていてください」と呼びかけている。

 映画『ひらいて』は、2021年秋公開。
《KT》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

page top