ブルース・リーの師となる以前、警察官として法を守り、正義を貫いてきたイップ・マン（デニス・トー）。しかし、マフィアのボス殺害の濡れ衣を着せられ、その娘に復讐のため狙われることになる。そこに、中国侵略に備え、日本軍までもが広東省佛山に進出。妻と生まれたばかりの息子の命も狙われる中、日中武術交流会で空手の達人である日本軍将校徳川と対決する。
同作の主人公で香港の中国武術家、イップ・マン役を務めるのはイップ・マンの実の長男である葉準（イップ・チュン）も認めるデニス・トー。実際に詠春拳を心得ているデニス・トーは、前作『イップ・マン 葉問』の演技が評価され、香港電影金像奨で新人賞部門にダブルノミネートされた実績を持つ。
解禁されたのは、デニス・トーが詠春拳を使って戦うシーン。今作について、デニス・トーは、「イップ・マンを演じるのは2回目だったので、今回の撮影は更に楽しみでした。脚本を受け取り、何度も何度も作品について考えました。今回のイップ・マンでは、より高度な詠春拳の技術だけでなく、より深い解釈を役にもたらせたと思います」と満足げ。さらに、解禁された場面写真では、デニス・トー演じるイップ・マンが一斉に銃口を向けられ、危機的状況に陥っている様子が見て取れる。
映画『イップ・マン 宗師』は、10月9日より、シネマート新宿・シネマート心斎橋で開催される「のむコレ2020」内にて上映される。
