トヨタ、バーチャル人体モデルをバージョンアップ
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事故時には、ドライバーが急ブレーキなどで身構えるため、事故前後で脱力した状態とは乗員の姿勢変化の大きさが異なるという。筋肉モデルを追加したTHUMS Version 5では、衝突前の身構え状態も含めた乗員の姿勢変化を模擬することが可能となった。
これにより、より現実の事故に近い条件でシートベルトやエアバッグなどの安全装備の効果を検証できるほか、PCS(衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ)など予防安全技術の効果をより高い精度で予測可能。乗員保護効果をさらに向上させた予防安全技術の開発促進が期待できる。
THUMSはこれまで、国内外の自動車メーカー、部品メーカーなど数十社が採用。衝突事故における乗員や歩行者の傷害の解析に使われており、トヨタだけでなく、世界中のクルマの安全技術研究に貢献している。
トヨタは、「交通死傷者ゼロ」に貢献するため、今後もTHUMSを用いて、車両衝突時の乗員姿勢や傷害を解析し、シートベルトやPCSなどの安全技術の開発・改良に活用していく。
トヨタ、バーチャル人体モデルをバージョンアップ…衝突前の身構え状態を模擬可能
《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》