『ラン・オールナイト』は、リーアムが主演、ジャウム・コレット＝セラが監督を務める、ニューヨークを舞台にアクションとヒューマンドラマを同時に描く作品。殺し屋のジミー（リーアム）は、仕事のために家族を捨て、一人息子とも疎遠。しかし、ある日、殺息子を救うため、マフィアのボスの息子を射殺してしまう。復讐に燃えるマフィア。ニューヨークで最も追われる身となったジミー親子の運命は……、という物語。
今回公開された映像の冒頭からは、主人公ジミーとマフィアのボス、ショーン（エド・ハリス）の間に存在した友情がうかがえる。しかし、ジミーは自身の息子を守るためにショーンの息子を殺さざるを得ない状況に陥り、追われることに。未公開シーンを含む本編映像からは切迫感と緊張感がにじみ出ている。
また、目が離せない激しいアクションの一方で、確執のあったジミー親子に隠された父親から息子への深い愛情や、ジミーを殺すと決めても30年来の友情故に葛藤するショーンの姿も緻密に描かれている。映像の最後で、息子を守るためにジミーが“ある決意”をするシーンの行く末も非常に気になるところだ。
リーアムは、映画に関して、「アクション満載な一方で、兄弟のように付き合ってきたふたりの男の関係が壊れていく様子、そして何年も前に起きた出来事に対して、息子との関係を修復しようとする父親の姿が描かれているところが、私はとても気に入った」と語る。続けて、映画のストーリーについて、「ハラハラドキドキさせられる要素、そして『もしそうだったら？』と思わずにはいられない状況がたくさんある。複雑で豊かなストーリー。『ジミーがあの道ではなくこの道を選んでいたらどうだったのだろう？』とも考えさせられる。それは私たちの誰もが人生で経験することだと思う」ともコメントしている。
『ラン・オールナイト』は、5月16日から全国で公開される。
