【インタビュー】“あの世”へも「早割」で……葬儀のトレンド 2ページ目 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【インタビュー】“あの世”へも「早割」で……葬儀のトレンド

エンタープライズ その他
ユニクエスト・オンライン取締役の八田知巳氏(Photo:大野雅人)
  • ユニクエスト・オンライン取締役の八田知巳氏(Photo:大野雅人)
  • ユニクエスト・オンライン「小さなお葬式」トップページ
  • 小さな火葬式
  • 小さな一日葬
  • 小さな家族葬
  • ユニクエスト・オンライン取締役の八田知巳氏(Photo:大野雅人)
 葬儀・葬式にかかる価格や、サービスの中身が“見える化”されたことで着実にユーザー数を増やし、「『小さなお葬式』を利用するユーザーは年間1万4000件を超え、“日本一選ばれている定額葬儀ブランド”に成長しつつある」と八田さんはいう。年間1万4000件というと、1日に40件弱の受注があるという計算だ。

 八田さんは「今後も葬儀・葬式はコンパクト化する」と見込む。その3つの理由をこう話していた。

 「まず、亡くなる人の高齢化がすすみ、寿命が延びている。そうなると死んだとき、同僚や友人が葬儀に参列しなくなる。次に近所付き合いや地域コミュニケーションが希薄になっているという流れで参列数が減る。さらに、価値観の多様化。葬式は安くていい。生きているうちに金を使いたいという人が増えている」(八田さん)。

 さらに八田さんは、デバイスの変化にも注目している。「インターネットを不自由なく使える人たちが高齢化しはじめ、『小さなお葬式』サイトにアクセスするユーザーのデバイスはPCよりもスマートフォンのほうが上回った。つらい話だが、余命宣告を受けた人が、病院のベッドでスマホを手にサイトへアクセスしているというシーンもある」と八田さん。

 インターネットによる葬儀ビジネスを確立したユニクエスト・オンラインだが、今後も需要を喚起していくという。その強力な担い手が、「早割」というサービスだ。

 「葬儀の準備は早ければ早いほどいい。この記事をきっかけに、葬儀や葬式を“準備する”という意識を持ってもらえるといい。『手遅れか』と思ったときでも、サポートできる態勢を整えているので、ぜひアクセスしてみてほしい」(八田さん)。

 同社は、そうした想いを動画にし、YouTube上で公開している。タイトルはズバリ「備えあれば、憂いなし 小さなお葬式の早割」。コンパクト葬儀のトレンドか、再生回数は30万回に達しようとしている。

 備えあれば憂いなし。海外旅行も、“あの世”へ行く旅も、準備が大事ということか。

《大野雅人》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top