東洋経済新報社は、企業情報ハンドブックの『会社四季報』を、業種別に再構成して分冊化した電子書籍『会社四季報 業界版』の販売を開始した。 会社四季報 業界版では、株式投資のバイブルとなっている『会社四季報』に掲載している全上場企業約3600社を業界別に9分冊化。各社の掲載情報を業界別の時価総額順への並び替えや、各業界の概要を俯瞰できる“業界地図”も収録、電子書籍の特性を生かした索引機能や長期間の株価チャートなどにも対応し、冊子の『会社四季報』を単に電子書籍化しただけではない特徴を与えた。 各社の掲載順を証券コード順ではなく、冊子版で採用している業界ごとの時価総額順に並べなおすことで、同業他社の比較が容易。また、冊子版よりも長い約10年分のチャートを収録しているので、2008年秋に発生したリーマンショック前後の株価推移なども確認することができる。関連業界マップを収録することで、業界全体の把握も可能となる。 2014年12月発売の「会社四季報 2015年1集新春号」をベースにした電子書籍「会社四季報 業界版」は、現在主要電子書籍ストアで発売中。2015年3月発売の「2015年2集春号」をベースにした業界版は2015年4月上旬に発売予定。本体価格は378円となっている。