2014-15冬春モデル……ドコモ加藤社長一問一答 | RBB TODAY

2014-15冬春モデル……ドコモ加藤社長一問一答

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NTTドコモ代表取締役社長 加藤薫氏
  • NTTドコモ代表取締役社長 加藤薫氏
  • NTTドコモ代表取締役社長 加藤薫氏
  • NTTドコモ代表取締役社長 加藤薫氏
 NTTドコモは9月30日、2014-2015冬春モデルほ16機種を発表、同日都内で新製品・新サービス発表会を開催した。

 発表会後の質疑応答、囲み取材に応じた加藤氏は、iPhone 6に関してもコメントした。回答者には同社プロダクト部長の丸山誠治氏も加わっている。以下にその詳細を一問一答形式で紹介する。

――iPhone/Androidともに冬春商戦のラインナップが出そろったが、改めてau、ソフトバンクに対してドコモの優位性をどこに置いて闘っていくのか。勝算をどうみている。

加藤氏:ベース中のベースであるネットワークの部分では、できるだけ早く225Mbpsを入れていく。サービスの面でも磨き上げていきながら、取捨選択してニーズのあるところに寄せていくことが我々の強みにつながるだろう。

――iPhone 6の発売から10日が経ったが、ここまでのキャリアによる顧客争奪戦をどう評価している。家電量販店には比較的潤沢にドコモの端末があるようだがなぜか。
加藤氏:私の中に争奪戦という考え方はないのだが、当社のiPhone 6/ 6 Plusはともに好評をいただいていて、順調に伸びている。端末の在庫については、昨年ご迷惑をおかけしたこともあったので、今年は一定の在庫をきちんと確保しているということ。品切れになっていないというのは良いこと。沢山余っているのではない。

――今回一押しの端末はどれか。

加藤氏:全部だ。それぞれに個性が豊かな端末だ。

――発表された新製品にはauと同じ端末もあるが、ドコモとしてどう差別化を図るのか。LTE-Advanced対応の端末がルーターだけなのはなぜか。

加藤氏:ドコモの端末は全てVoLTEに対応しており、下り最大150Mbpsの通信スピードにも対応している。225Mbps対応ははじめはルーターだけだが、安定してご提供できる環境を整えながら、徐々にスマートフォンなどにも広げていきたい。

――ハイレゾオーディオに対応したが、dミュージックやdヒッツはいつ頃対応するのか。

加藤氏:これから順次対応していきたいが、コンテンツメーカーさんの都合もあるだろう。できるだけ早くとは思っている。年内は難しいかもしれない。

――Gear Sは音声通話もできる端末だが料金プランはどうなる。

丸山氏:FOMAの音声プランで通話できる。特殊な端末なので、当初はFOMAのプランを提供しながら、よりユースケースにあったプランも平行して検討を進めたい。音声は使わないので、データ通信だけ利用できれば良いというユーザーの方には「デバイスプラス 500」のご利用をおすすめしたい。

――ウェアラブルの取り組みも発表したが、ドコモヘルスケア扱いでない理由は何か。

加藤氏:健康管理であるヘルスケアと、運動系など健康増進のカテゴリをトータルで提供していきたいと考えた。

――これまでもヘルスケア事業に取り組んできたが、なぜさらに注力するのか。今後のITヘルスケアの市場性をどう見るか、あるいは他キャリアとの差別化戦略についてうかがいたい。

加藤氏:ドコモではユーザーの皆様にとっての、少し先の未来を豊かにしていけるサービスに力を入れていきたいと考えている。そうなると最大の関心事は「健康」だろう。様々なレベルがあるとは思うが、健康を「管理」するだけでなく、「増進」するためのランニングやサイクリングなどのアクティビティを支援しながら、スマートライフの実現に貢献するために今回「Runtastic for docomo」を発表した。大きな目標なので、1社でできることではない。パートナー企業に力を貸していただき、ドコモ研究所の成果も採り入れながら、ユーザーに寄り添ったかたちのサービスを提供していきたい。他社との差別化については、ウェアラブル周り心拍センサーの技術などが進んでいると思う。もちろんこれから競争が激しくなる分野なので、切磋琢磨していきたい。

――端末の販売価格帯はどれくらいになるのか。iPhone 6の人気が高いが、Androidとどう売り分けていく。

加藤氏:その時の条件にもよるがキャンペーンなどが加われば、端末によっては実質0円も実現できると思う。iPhoneはお客様の母数や属性が異なるため、他のAndroid系の端末とは売り方を変えているのは事実だ。

――iコンシェルのようなリコメンドサービスは他社も手がけているが、iコンシェルならではの強みはどこにあるのか。グーグルの場合はアクセス履歴やカレンダー、メールの解析も行いながらリコメンドの精度を高める工夫も行っている。通信内容の解析による精度向上にはどう取り組んでいくのか。

加藤氏:ドコモはフィーチャーフォンの時代からリコメンドサービスを提供しているのが強みだ。色いろな機能が進化している。通信内容の解析をベースにしたサービスは、それを便利に感じる方と、嫌がられる方がいる。どこまでやるべきかを今後検討していきたい。技術的には可能だが、あまり一直線に押し進める考えはない。

――消費税の引き上げから約半年が経ったが、通信端末の消費動向をどうみている。

加藤氏:全体の雰囲気としては、まずまずだと思う。フィーチャーフォンからスマートフォンへという勢いが少し鈍っているが、タブレットが順調に伸びている。そこに消費税が効いているかはわからない。

――iPhoneの発売時に「おもてなし」が大事であると強調されていたが、具体的な施策はあるのか。実行した結果、どう継続していくのか。

加藤氏:これは当社のショップが「おもてなし度」ナンバーワンという評価を外部調査機関からいただいたことにようるもので、ショップで一所懸命に取り組んできたことが受け止められたのだと再認識した次第だ。仰るとおり、おもてなしとは継続していくことに難しさがあり、定量的に何かできるかという類のものではない。説明をきちっとしたり、お客様の疑問に答えてながら、提案も含めてコミュニケーションの密度を上げて、サービスの質を高めることには長年取り組んできた。一方では一人あたりの待ち時間を減らすこととのバランスを図るのが難しいところもあるが、お客様の満足度が高まるよう引き続き努めていく。
《山本 敦》

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