新名称「危険ドラッグ」、反応冷ややか……「ヌルい」「そもそも浸透しない」 | RBB TODAY
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新名称「危険ドラッグ」、反応冷ややか……「ヌルい」「そもそも浸透しない」

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 「脱法ドラッグ」の新名称として、警察庁と厚生労働省は22日、「危険ドラッグ」に決めたことを発表した。しかしこの新名称に、ネット上の反応は冷ややかだ。

 そもそも一度定着した呼称がその後に改名されても定着しないケースは多い。「暴走族」を「珍走団」、「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」を「母さん助けて詐欺」としたこれまでの改名例を見ても、新名称を巷で耳にすることは少ないと言えるだろう。

 厚生労働省によれば、今回の新名称を「危険ドラッグ」に決めた理由は、募集した意見中、危険ドラッグや危険薬物など「危険」を冠した呼称名が多かったことや、「危険ドラッグ」「有害ドラッグ」など語尾に「ドラッグ」を用いた呼称名が多かったことから、双方の組み合わせである「危険ドラッグ」としたとのことだ。

 しかし、この新名称、脱法ドラッグをより危険なものだと思わせるほどのインパクトがない、わざわざ呼称を変更するほどのメリットが感じられない、とする意見があがっている。

 タレントでスポーツキャスターの川平慈英は、「え?『危険ドラッグ』!? ヌルい。  他に『準麻薬』『廃人ドラッグ』『破滅ドラッグ』などの応募があったのに」と、ほかの候補に比べて弱い新名称を残念がり、漫画家の吉田戦車氏も、「危険ドラッグ、たとえば『危険パンチ、危険キック』みたいな言葉があるとして、そんな感じに近い。かわいい。かわいいのってどうなんだ」と、新名称が違法薬物の恐ろしさを感じせないことに疑問を呈し、「まじめに撲滅を考えると『悪性ドラッグ』とかどうでしょう」と、代替案を提示。また、お笑いタレントの有吉弘行も「危険ドラッグなんていう名前より、殺虫剤入りのお薬とかの方がいいけどなぁ。。。」と、自身の案を披露している。

 そのほか、呼称を変更することでの効果を疑問視する声も。ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は、「そんなんで変わるかな?」とツイート。タレントのフィフィも、「脱法ドラッグを危険ドラックに変更してどんな効果を期待してんのかな。てか『お母さん助けて詐欺』で学んだでしょ?新名称って、そもそも浸透しないんだよ」と、バッサリと切り捨てた。

 なお、今回の新名称の応募作にはほかに「準麻薬」「廃人ドラッグ」「危険薬物」「破滅ドラッグ」などがあった。
《花》
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