憧れはBTS先輩　オーディション番組発「AHOF」がファンと目指すK-POP界の頂点「僕らの強みは“誠実さ”」

『UNIVERSE LEAGUE』から誕生したボーイズグループ「AHOF（アホプ）」が、ファンとともにK-POP界の頂点を目指す。

AHOFは7月1日に1stミニアルバム『WHO WE ARE』をリリースし、K-POPデビューを果たした。

SBSのグローバルオーディション番組『UNIVERSE LEAGUE』を通じて結成した彼らは、スティーブン、ソ・ジョンウ、チャ・ウンギ、ジャン・シュアイボ、パク・ハン、ジェイエル、パク・ジュウォン、ズオン、ダイスケの9人組で構成。グループ名の「AHOF」は“All-time Hall Of Famer”の略であると同時に、“A Hope（希望）”という意味も重ねられている。

また、「アホプ（韓国語で9の意味）」には“完成直前の状態”を意味するニュアンスも込められており、「残り一つの席はファンと一緒に埋めていく」という願いがグループ名に反映されている。

AHOFの強みは「誠実さ」

デビューアルバム『WHO WE ARE』は、このようなAHOFのアイデンティティと方向性を明確に打ち出す作品となった。タイトル曲『Rendezvous』はギターとドラムを軸としたバンドサウンドに、不安と希望が交錯する感情を織り込んだ楽曲。爽やかなメロディに湧き上がるような感情線が重なり、グループの音楽的カラーを際立たせている。

注目すべきは、メンバーのチャ・ウンギがタイトル曲の作詞に携わり、自らの経験を投影した点だ。

チャ・ウンギはかつてボーイズグループ「TO1」のメンバーとして活動したが脱退を経験。今回、AHOFとして2度目のデビューを迎えた。7月1日に行われたリリース記念ショーケースで、チャ・ウンギは「5年前にこの場所で初めてデビューした。そこからまた同じ場所でAHOFとしてデビューするまで、大変な時間が多かった。それでも再びステージに立ちたかった理由は、ファンの方々のためだ」と告白した。

チャ・ウンギが示した“誠実さ”はAHOFのメンバー全員に共通している。ショーケースでは、これまでの道のりを振り返り思わず感極まる場面もあった。スティーブンは「デビューまで長い時間がかかった。9人全員で一緒にデビューし、ステージに立つことができて幸せだ」と涙ながらに語った。

長い間デビューを夢見た9人の思いは、パフォーマンスにも色濃く表れていた。『Rendezvous』のステージはメンバーたちが互いに目を合わせ、笑い合いながら歌う姿が印象的で、全員の真摯な思いが伝わってきた。チャ・ウンギは「AHOFの大きな強みはメンバーたちの誠実さ。オーディション番組もステージにかける思いだけで準備してきた。今回の活動でもそれを感じることができるだろう」と力を込めた。

AHOFのまっすぐな魅力は早くも結果に表れた。タイトル曲『Rendezvous』は音源公開直後、音楽配信サイト「Bugs」のリアルタイムチャートで1位を獲得。『The Little Star』『The Universe』『Incompleted』『Cosmic Underdog』『AHOF』といった収録曲も次々とチャート上位にランクインし、世間の期待の高さを裏づけている。

そんなAHOFは遠大な抱負を掲げている。K-POPの歴史に“AHOF”の名を刻むまで止まらないという覚悟だ。

メンバーたちはロールモデルにBTSを挙げ、「常に新しいコンセプトと音楽に挑戦する姿に似たい」と語った。それとともに、「K-POPの“名誉の殿堂”を考えたときに、真っ先に思い浮かぶグループがBTS先輩たち。自分たちの目標も、やはり名誉の殿堂に上がること」と強調した。