大海原、血しぶき、天候もCG……ロケは一切無し 『300 - 帝国の進撃 -』 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

大海原、血しぶき、天候もCG……ロケは一切無し 『300 - 帝国の進撃 -』

エンタメ 映画・ドラマ
(c) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
  • (c) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
  • (c) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
 アクション・エンターテイメント大作『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』。この映画は原作者フランク・ミラーのグラフィック・ノベルの世界観を踏襲するため、ロケは行なわず全てスタジオ屋内で撮影、VHXを使って創り上げられたという。

 数多くの視覚効果を全編にわたって採用。大部分のセットとすべての背景、戦闘シーンで流れる血、そして天候までもCGによって制作した。セットは、ブルガリアの首都ソフィア近くのヌ・ボヤーナ・スタジオに建設され、すべてブルー・スクリーンかグリーン・スクリーンに囲まれて撮影された。

 本作最大の見せ場でもある大海原の映像を創り上げる際には、視覚効果によって、おだやかなさざ波、オールが巻き上げる水しぶき、船体や岩に当たって砕ける波など、“たえず形を変える水”を、リアルでありながら実物とは微妙に違う様式化された水に仕上げた。一部には俳優を潜水させて撮影した実写もあり、撮影はロンドンにあるリーブスデン・スタジオに大型の水槽が設置された。

 ノーム・ムーロ監督は、「撮影から戻ってすぐに、自宅にあった緑色のものは全部かたづけた(笑)。実際には海上で起きている大作を、サウンドステージで作っていたわけだから、かなりの想像力を要する。キャラクターたちに、どのようにして命を吹き込んでいくかという複雑さもあった。素晴らしいキャスト陣が命を吹き込んでくれたよ。小さなステージだったのに、海のど真ん中にいると想像しなくてはならないんだからね。精神的にも、肉体的にも、実際にそれを演じてくれていた」と、撮影の苦労を振り返る。

《高木啓》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top