ディズニー『アナと雪の女王』、プロデューサーが制作の裏側を明かす | RBB TODAY
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ディズニー『アナと雪の女王』、プロデューサーが制作の裏側を明かす

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『アナと雪の女王』 (c) Disney
  • 『アナと雪の女王』 (c) Disney
  • ピーター・デル・ヴェッコ。アップルストア銀座でのイベント
  • 『アナと雪の女王』 (c) Disney
  • 『アナと雪の女王』 (c) Disney
 ディズニー創立90周年記念作品として制作されたアニメーション映画『アナと雪の女王』が、3月14日から2D・3Dともに全国公開される。アンデルセン童話の『雪の女王』を原案にした同作は、運命に引き裂かれた王家の姉妹・エルサとアナを主人公に、凍った世界を救う“真実の愛”を描いたファンタジー作品だ。

 ディズニー史上初のダブルヒロインで美しい雪と氷の世界を描き、ブロードウェイのキャストによるミュージカルナンバーも見どころとなっている同作。ディズニーでは、作品を制作にするにあたって、「共感できるストーリー」、「魅力的なキャラクター」、「現実味のある世界観」の3つの柱を念頭に置いており、この度、同作プロデューサーのピーター・デル・ヴェッコが、その制作の裏側を明かした。

 雪のシーンが多い同作だが、制作陣は雪と人物が接触したときの様子を細かく研究。雪の中を人が歩く反応を描くにあたっての技術がなかったため、新たなソフトウェア“マッタンホルン”を開発し、自然な雪を表現することが可能となった。新技術を開発した後も、リアルさを追及するために、実際に雪を転がしてみたり、カナダのアイスホテルで氷の表面の光の反射や屈折を観察したりと、研究に研究を重ねて、息をのむほど美しい雪と氷の世界に仕上がっている。

 また、キャラクターの魅力を表現するために、ボイスキャストはリアルなパフォーマンスを追求。アナを担当したクリステン・ベルは、実際にアナの動きを演じてアニメーションを制作した。そのほか、ボイスキャストは体を動かして演じる演技をするために、話す時の息継ぎではなく歌う時の息継ぎのタイミングを研究。呼吸の際のお腹の動きとシンクロするような呼吸のタイミングを細かく実践した結果、ディズニー作品の醍醐味とも言えるリアルなキャラクターが完成した。

 全米で昨年11月に公開され、「第71回ゴールデン・グローブ賞」でアニメーション映画賞を受賞したほか、アニメ界のアカデミー賞とも言われる「第41回アニー賞」においても作品賞をはじめ最多5部門を受賞している同作。3月1日に発表される「第86回アカデミー賞」の長編アニメーション賞と主題歌賞にもノミネートされている。

《渡邊晃子》
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